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JスポーツESPNで「ビッグマウスラウド」の7月大会をみた。


メインは柴田勝頼vs佐々木健介。

ラウドの会場ではお馴染みの花道に立ち並ぶノボリの行列を無視して別の方向から入場してきた柴田。

しょっぱなからヘソ曲がりなところ、もしくはマッチメークへの反発を表現したので『一体どーなる事やら』と思わせたのだが、いざゴングが鳴ると、見事なまでの打撃オンリーの試合を見せた…

が、見事なまでに健介の頑丈な肉体にはねかえされた。

手数の面では、決して健介の打撃に押されまくっていた訳ではないのだが、健介がやたら踏張る。これも受けの凄味なのだろう。

特に、柴田自らロープにって結構な勢いでビッグブーツを健介にぶちかましても倒れないシーンはびっくりした。

アクシデントではあるが、健介に大ケガをさせてしまった点も含めて、柴田にとっては完敗だったと言える。

しかしながら、柴田にとっては、他の若い選手があまりやりたがらない“健介との真っ向勝負”で今の自分の実力を知る事ができたのだから、無駄ではなかったと思う。

問題は、この健介戦での挫折を、次の試合でどう生かすかなのだが、これを書いている8日早朝の時点で、柴田のカードは交渉中の為に未定との事。

無事に交渉がまとまれば、ノア勢の誰かがラウドに再び乗り込んで来るのだろうが(多分)、今の柴田が、ラウドのリングでノア勢と絡むのがベストなのかは、怪しいと言わざるを得ない。

とりあえず、相手が誰であれ、入場時にノボリの行列の傍を歩いてくるかどうかで、柴田のその試合のモチベーションを垣間見る形になるだろうから、今から期待しておこう。