c9544a30.jpgさて、今回のHERO'Sの目玉だった二つの階級のトーナメント決勝戦ですが、

秋山も宇野も、どちらも素晴らしい試合を見せてくれたんじゃないすかね。十分満足できました。

そら、PRIDE無差別級GPの大熱狂ドラマと比べたらアレなんでしょうけど…ね。

かたや、宇野薫。

UFCでのBJペンとのタイトル戦であるとか、HERO'S旗揚げ戦のハンセン戦など、区切りの大一番では勝ちきれない面があったり、

この日も『もしワンマッチだったらなぁ〜』とボヤいてしまう試合展開だったのは否定しませんが、

あのシチュエーションでやれる事はやれたやろーと素人目には見えたのですが、宇野の胸中やいかに?

船木誠勝もブログで『悔しさが残っているならばもう一度挑戦すべき』と語っていたように、もし悔しいならば、またカルバンとやってほしい。

そりゃまぁ、修斗→UFC→HERO'Sと違うスタイルのリングで長年トップとして渡り歩いているから、モチベーションをあげるのも、肉体的のダメージを回復させるのもムチャクチャしんどいと思いますが、

一度でいいからベルトを巻かせて・勝利の美酒に酔わせてあげたいなぁ。

なんというか、ステイゴールドと被って見えてきちゃいますよ…


かたや、秋山成勲。

総合格闘技というよりも、U−STYLE的な芸術点数の高い試合でしたね(注・言い回しに悪意はありません)

全ては、マヌーフの後先考えない高速ラッシュがキッカケになっている訳ですが、秋山の打撃のガードはきちんとしていたし、フィニッシュまでの流れも美しかった。

2試合を通じて顔はほぼノーダメージなのも説得力抜群。

まだ桜庭のコンディションがアレだから過剰な期待はできませんが、もし秋山vs桜庭が実現すれば、この試合以上に芸術的な試合がみてみたいなぁと思いました…。
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