d016df25.jpg《ネタバレ注意》

ドラゴンズ優勝セールのBGMとして『燃えよドラゴンズ』が流れる中、

高松サティの電化製品コーナーで、日本ハムファイターズの劇的優勝&ホークス斎藤和の号泣という、やたら心に染みるシーンを見終えた直後に、邦画『涙そうそう』を観てきました。

長澤まさみ&妻夫木聡が主演だから、2006年に公開されても別に違和感はないんですけど、

ストーリー自体は、良く言えば懐かしのドラマを思い出させる、悪く言えば何とも古くさい…何せ、携帯電話は殆ど出てこないし、家にあるテレビのチャンネルはガチャガチャ回す旧型やったもんなぁ。

TBSが『3丁目の夕日』っぽいノスタルジー路線を狙っているのが伝わってきて、いやらしさを感じました(爆)

でも、心暖まるいい作品だったと思います。

そりゃまぁ、これ以上ないぐらいに、目ん玉が飛び出るぐらいにど真ん中の“お涙頂戴”の内容&脚本だったから、拒絶反応を示す人もいたかも知れない。

でも、沖縄の透き透る様な青い海、役者さん達の演技だけど自然に聞こえてしまう沖縄の訛りを目の当たりにしてしまうと、何か許せてしまう、というか。

今夏、ナイナイの岡ちゃんが『住民票を移すんちゃうか!?』と心配してしまうぐらいに石垣島に行きまくっていた気持ちも理解できてしまった(笑)

ただし『涙そうそう』の原曲が作られた背景として、森山さんの『若くして亡くなって兄への想いが〜』というエピソードが、既に公になっているもんだから、

にーにーが死んでしまうところがクライマックスになっているのが、凄く容易に想像できてしまうので、個人的には

『そこぐらいはもうちょっと捻っても良かったんちゃうのん?』

と思った。

あと、映画本編とは関係ないけど、どーしても納得できない点があるから書きますが…

劇場で売られているパンフレットの付録に、実際に映画の中で読まれたのと同じ文面の、にーにーとカオルの手紙のレプリカが封筒に入った状態でついてるんですけどねぇ、

この手紙、映画の中では手書きなのに、付録になったら思い切り活字になってんでやんの。

電子メールが主流の時代に、敢えて手書きの手紙のやりとりをするところがこの映画の世界らしく味わい深いのに、活字はあんまりやろ(呆)

何か、暖まった心にTARU水…いや、冷や水をぶっ掛けられた様な感じです(悲)
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