03e4a548.jpgG+で、昨年12月30日に開催された『UFC66』をみました。

ヒューズvsホイスが爆発的な盛り上がりを見せた2006年のUFCを締め括ったのは、王者“ジ・アイスマン”リデルに元王者ティト・オーティズが挑んだライトヘビー級タイトル戦。

何せ最近、遅ればせながら『ぬるぬる事件』を観てしまって、必要以上に気持ちがモヤモヤとしていたところだったので、

ティトのマブタがカットされるアクシデントこそあったものの、

二人が小細工なしでスタンドを中心にしてガンガンやり合って、両陣営と観る側が十分納得できる結末になってくれたから、妙にすっきりしました。

プロレスも格闘技も、やっぱり興行のメインはキチンと締めなきゃいかんですよ、マジで(苦笑)

もっとも、スタンドで押されていたティトが、何度か一発逆転を狙って這いつくばりながらリデルの足を掴んで倒そうとするものの、一度しかテイクダウンを奪えなかったのは

『もしかして、リデルの足もぬるぬるしていたのか!?』

な〜んて要らん事を考えそうにはなりました(嘘)


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それにしてもこの二人って、どちらもUFCで何度か敗北&挫折を味わってるんですよね。

かたやリデルはタイトル戦やUFCの代表として参戦したPRIDEグランプリで負けてるし、

かたやティトはリデルに負けたあとに

『総合格闘技から撤退して、WWEとプロレスラーとして契約する?』

という噂が向こうで流れた事があった。

挫折をものともせず説得力のある勝ち方で頂点に就いたリデルはともかくとして、

よもやティトが連勝街道を突き進んで(幾ら対戦相手のレベルは低かったとしても)タイトルに挑戦する日が来ようとは。

結果的には今回もリデルに負けちゃいましたけど、あれだけ観客から支持されていれば、もしかしたらまたまたライト級のベルトに挑戦する日が来るかも知れない。

そう考えれば、格闘技は格闘技で流れはやたら早いものの、プロレス同様見続けていればこーいう味わい深いドラマが観れるんやろーなぁ、と感心してしまいました。

さて、今年のUFCですが、

レジェンドのホイスやケンシャムに頼るのではなく、現役バリバリの(ですよね?)ミルコと“ランペイジ”が参戦してくるは、やっぱり楽しみですよね。

どっちも、おそらくあっさりとオクタゴンに順応するんでしょうけど、どうせならこの二人も早い段階でリデルら同様に挫折を味わってほしいですね、という事で(オイオイ)
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