dce5e691.jpg2007年の映画鑑賞の一発目として、昨夜『どろろ』をみてきました。

例によって原作をチェックしていなかったのが幸いしたか、思ったよりも話の流れがわかりやすくて、楽しめましたね。

その要因を考えるに…

大前提として、原作『どろろ』の世界観が面白いのと、

アクションシーンが、これまでの邦画の基準で考えれば驚いてしまうぐらいに気合を入れて撮影していた点と、

原作と違って、物語の舞台や時代の設定をぼやかしたままにしていたから、完全なファンタジーとして割り切ってみれた点。ロケ地も良かった。

特に、ファンタジーっぽくする為に、要所要所で琵琶法師による琵琶の音がBGMで流れて怪しい空気を作り出していたのは、妙に印象に残りました。

とりあえず、これらの点は大きかったですね。

ただ、アシッド映画館の平野先生は、おそらく今週の放送で

『付き合うてる妻夫木と柴咲コウの二人が、ツーショットで出ずっぱりでいちゃついてる映画なんて、観てるこっちが恥ずかしくなるっちゅうねん!』

みたいな感じでツッコんだ上で、熱く評論をするんでしょうけど、

その点さえ我慢できれば(困難か?)他の方も満足できる作品だと思いますね…。


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さて、ここからは不満な点を書きますか。

個人的に一番引っ掛かったのは、醍醐景光役の中井喜一さんの起用。

クレジットカードのCMで、のんきにカッパ&タヌキと共演していたり、

ドラマ『AGE35』で、部下と不倫をしながらも女々しい旦那を演じている中井さんが、よりによって

『戦乱の世を治める野望を実現する“力”を手に入れる為、魔物に子供の肉体を捧げる』

という、これ以上無いぐらいのエゴイスト武将を演じさせるのは、やっぱり無理がありますよ。

大体、魔物から力を貰ったって言うても、額にハリーポッターチックな傷が入ったぐらいで、妖術や妖怪を操って戦乱の世をまとめようとしてる訳でもない。

『息子の体を売りながら正攻法って何じゃそりゃ?』

ってなりますよね。

それと、松本美香も言ってたらしいけど、百鬼丸の体を奪った妖怪達のデザインがエヴァのシトっぽく見えて、中途半端だったというか…

妖怪のデザイナーさんが日本の妖怪を意識するなら、日本本来の妖怪のまんまでもえーやんけ、と思うし、

原作に出てきた妖怪をCGで描くならば、もっと恐いデザインにもできた筈。

ストーリー自体は、妖怪を倒して百鬼丸が体のパーツを取り戻すところから、ゆるやかに醍醐景光打倒に切り替わっていくので、

製作者側が『妖怪はチョイ役』と割り切っていたのかも知れませんが、

だったらチョイ役の妖怪で映画の記念グッズを作るのはまずいやろって。実際グッズは売れてないと思うし…。

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あと、小ネタとして書き記しておきたいのが、

先先週のナイナイのオールナイトニッポンでブレイクした“ネイチャー”ジモンさんのバッドネイチャーな演技と(苦笑)

どこに出ていたかはっきりわからないぐらい(飯屋での乱闘シーンと思われるが)のチョイ役で、マッスル坂井をはじめとするメジャーなプロレスラーの皆さんが出演していた点。

特に後者は、人選が不可解だったので今も心に引っ掛かっています(誤爆)

こんな感じですね。

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