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ザ・グラジエーターことマイク・アッサム選手の死去について。

旧FMWに初来日してから、ハヤブサ・田中将斗との伝説的な死闘を経て、小橋建太と巡り合い、結果的に最後の大舞台になった一昨年の『ECWワンナイトスタンド』に到るまでの間、彼をずっと観てきた(殆ど雑誌媒体ですが)者としては、

本来ならばこーいうニュースを聞けば、先日のビガロ選手の時の様な思い出話が漠然と頭に浮かんでくるのが筋なんでしょうけど、

いかんせん死因が自殺と聞いてしまうと、グラジ選手を惜しむ前に、憤り・やるせない思いで頭の中が支配されるというか。

復帰を諦めずにリハビリに励んでいるハヤブサや田中の胸中を察すると、本当やってられないですよ(悲)

グラジ選手がここ数年、どれぐらい苦しい思いをしてきたかはわかりませんし、フミサイトーさんのコラムでも、自殺に到るまでの苦悩はスルーしてほしい、と勝手に考えている次第です。

理由はどうあれ、あれだけ“強さ”を売りにしてきたグラジ選手が、よりによって自ら命を絶ったらいけませんよ。

須山さんのブログに掲載された金の字の言葉じゃありませんが、FMWで苦労をしてきて、成り上がった事を誇りに思ってきたならば、どれだけ苦しくても“生き抜いて”欲しかった。とにかく残念です。

かつての船木誠勝じゃないけど、そもそも『人は、いつ死ぬかわかりません』な面がある事も否定しにくい訳ですが、プロレスラーが自ら命を絶つケースは、今回が最後になる事を願うばかりです…合掌。
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話は前後しますが、グラジ選手の訃報を聞く前に、どらげ〜の特別興行『武勇伝』のメイン・もっちぃ組vs日高&ミノルを観ました。

リング上での早いテンポでの試合と相反するが如く、スタジオ収録で解説を担当するマッチョ記者さん&もっちぃは、ディープな昔話に花が咲く。

かたや、試合実現までのストーリーをはじめとして、セミまでの“お祭り騒ぎ”とは明らかに違うシチュエーションながらも、お客さんはその感慨には全くふけらずに、他の試合同様大盛り上がり。

いい試合ではありましたし、もし会場で観ていれば、昔の事を忘れるぐらいの熱闘だったと思うので、

テレビ観戦をした後は何とも不思議な気持ちになってしまったなぁ、と(笑)

あと、メイン後のもっちぃと稔の、スポ魂ドラマチックなエールの交換は印象に残りました。

マッスル軍が登場して以降のどらげ〜としては、異例なぐらいに爽やかなエンディングだったと思うんですけど、

現時点の、どらげ〜ともっちぃの流れをみるに、この武勇伝で生まれた“点”の数々が、とてもじゃないけど“線”には繋がりそうない感じがしてならないのは(以下略)

こんな感じですね。