公開初日に『スパイダーマン3』を観てきました!さすがにお客さんがいっぱいでした!

以下は、ネタバレ込みの感想を…

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結論から書きますと、これぞ、究極のアメコミ!みたいな感じで、非常に良かったですね。十分満足できました(笑)

対決シーンのCG映像は、やっぱり凄いしムチャクチャカッコいい。

でも、ドラマのシーンは、それと反比例する様にあんまり大した事ない。

具体的に書くと、主要登場人物のエゴの面の描き方と、復讐の行動を起こしはじめるキッカケの描き方が浅いんですよね。本当、マンガみたいや。

このギャップは、考えようによっては『スパイダーマン』シリーズ名物!とも言える訳ですが、3ともなるとちょっと違ってくる次第で。

過去二作から引きずる、ピーターとMJとハリーの三角関係のエピソードはもちろん継続されているのに加えて、

当然の如く、新登場人物も出てくるんですけど、これによってピーターを巡る人間関係が無駄に広くなるし、クライマックスに向けていろいろ伏線も増えて、

『おいおい、この話をどうやってまとめるんや!?』

と心配になるんですけど、

エディと“黒い液体生命体”が合体してから始まり、疾風怒濤のクライマックスを経て訪れる、あのハリーがピーターと和解しながらも亡くなってしまるという、若干大映テレビチックなオチは、

巧く…と受け取るか、または無理矢理…と受け取るかは、人によって分かれると思いますが、とりあえず『まとまってはいる』と。これは感心しましたねぇ。

逆に考えれば、中盤ダレないストーリーにしようと思ったら、これぐらいいろいろな流れを同時進行させる必要がある、とサムライミ監督が判断したかも知れない訳で、だとしたらサムライミ監督は大したもんですよ、うん。

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さて、ここからは、万が一何かの間違いでこの映画を観る前にこの文章を読んでしまい、それでもこの映画を観に行く予定だという方に、この映画の裏の見所を書きますか(爆)

それは、中盤“黒い液体生命体”にピーターが心までもを乗っ取られそうになる過程で、

スパイダーマンに変身していない日常生活までもがヒール化してしまうシーンでの、ピーターの悪っぽい演技が凄く間抜けなところ。

先週の『ABCアシッド映画館』の中では、あの場面でのピーターは、わざとあーいう演出をしたんだろう、と解説をしていましたが、僕はサムライミ監督が天然でヒールを描いたらあーなってしまったんやろーと観ています。

今後これらのシーンでは、映画館は失笑の嵐に包まれる筈だ、という事で…。

最後に、サムライミ監督にリクエストを。

次回作でも、あのインチキ臭いフランス料理屋でのシーンを入れて下さい(誤爆)

あのおっちゃんは『スターウォーズ・エピソード』シリーズでの、ジャージャービングスばりに、無駄に存在感があるから、是非また観たいなぁ〜。

もしアレなら、ハリーの執事のおじいさんと、あのフレンチのおっちゃんの二人ともが、極めて言い掛かりに近い形でピーターに怨念を抱いてモンスター化してもいいんじゃないか、みたいな感じでプッシュしておきます!?

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