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《ネタバレ注意》

東宝が困ったときは長澤まさみによろしく…ではなく、長澤まさみだけが目当てで東宝の『そのときは彼によろしく』を観てきました。

何というか…

何だかなぁ〜、という一言しか出てこないですね、感想としては。

歪んだ期待を裏切らないぐらいのトンデモ映画でした(苦笑)

パンフレットを読む限りは、主要な役者さんや監督さん等が皆、ファンタジーファンタジーと言うてたから、

映画のストーリーとしては、原作以上にファンタジー性を重視しているのはわかったんですけど、

お前ら、ファンタジーという言葉を免罪札にすれば、どんな雑な作り方をしても無問題やと勘違いしてるやろ!

と終始心の中でツッコミを入れながら観てました(爆)

具体的に雑過ぎると思えた箇所の代表的なところを挙げますと…

長澤まさみ…さんの演じる元スーパーモデルの主人公が患っている

『眠ったら、目が覚めなくなり最終的には植物人間状態になってしまう』

という奇病。

相当きつい薬を飲んでいたらしいけど、副作用に痛がるシーンも苦しがるシーンなし。

こんな病気、幾らファンタジーでもありえんでしょって。

そうでなくても、長澤まさみ…さんの見た目は健康丸出しやし(笑)

つい数年前までは、劇場版セカチュウの中で、白血病で亡くなる子を演じて、

髪の毛を切って頭をまるめてしまうという、女優としてのプロ根性を見せ付けられただけに、

『ぬるい!』

と思ってしまいました。

極め付けはエンディング。

何年も眠り続けていたのに、いきなり三途の川から現世に舞い戻り、目覚めてすぐに歩き回れてしまう始末。

もしかしたら、眠り続けていた間に、テレポーテーションを習得したのか!?みたいな、シュールなエンディングでした(汗)

かつて、日本人の物差しではとうてい理解できないぐらいのデタラメかつハチャメチャな映画『キル・ビル』の1でさえ、主人公のブライトが長年の昏睡状態から復活しても、歩く為に多少はリハビリをやるシーンがあったというのに…

そりゃ、長澤まさみ…さんがあれだけCMに出ていたら、そう簡単にイメージを崩せないのはわかるけど、もうちょっと何とかしてほしかったです。

あと書きたいのは、主人公扱いはされなかったけど、画面に映る時間は長澤まさみ…さんよりも長かったかもしれない・そんな、実質主人公だった“リアル白夜行”の山田くんが演じるサトシが店長を務めるのはなんと水草専門店!

劇中何度も話の舞台になるのですが、やたら暗いんだこれが。なんか地下室みたいやもん。

仮に水草が欲しいお客さんが居てもあれは中に入っても、買い物をするのは躊躇しますね。

そうでなくても、水槽と魚もセットで売るならまだしも、水草だけを売ってたって、単価が安いのに現実問題商売成り立たんやろって。

劇中は、店のタニマチやお得意様は居ないみたいなのに、これで何年も店が続くなんて『竿竹屋は何故潰れないか?』的な本が書けますよ、という事で。


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ただまぁ、救いの要素を感じたところを無理矢理(?)に書きますと、

長澤まさみ…さんを、敢えて細かい素性を設定しないままの“影を持つ孤独な謎のヒロイン”にしたのは面白い演出をするなぁ、と思いました。

彼女の素のトークは不思議ちゃんテイストが強い、という特徴を逆手にとった工夫(?)が見えたって言うんかなぁ。

また機会があれば、こーいう役を演じてみてほしいですね…

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