昨夜、GK金沢氏による復活版・週刊ゴング『Gリング』の発売が、サムライのSアリーナの中で発表された訳ですが…

いやー、プロレスを扱うマスコミである週刊ゴングでさえ、GK氏派の『Gリング』とドクトルルチャ・清水氏派の『Gスピリッツ』の二つに分裂してしまったんですねぇ。

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ゴングの実質的な廃刊は事前にある程度予想ができましたが、

個人的には、ゴング廃刊と同時にプロレスマスコミから足を洗う人が複数居るやろーと考えていた手前、編集部のスタッフが分裂してしまうのは読めなかった…

出版社側が、どーいう客層の購入を見込んで清水氏とGK氏をそれぞれ口説いたのかは、現時点では見えてきませんが、

とりあえず『プロレス』というジャンルは、やり方次第では出版業界で商売になる、という事が確認できたのは、ファンとしてはちょっとは救われたのかなぁ、とは思いました。

買うかどうかは別にして、内容はチェックしておきたいです。

※下のURLは、GK派の詳細です↓

http://www.g-ring.jp/


…という事で、週刊ゴングに関わっていたスタッフの多くや、レジェンド級のプロレスライターの皆さんと“落武者”ターザン山本氏はGK派に参加するみたいで。

この参加者の並びを見ての率直な感想としては

『新雑誌!とうたう割りには、作り手の平均年齢は高そうやなぁ。あと、Gスピリットに対する嫌がらせで、わざわざ魂の文字をロゴの中に入れるなんて、やる事がガキ臭いよなぁ』

という感じです(爆)

GK氏も含めて、今は亡き週刊ファイトのOBが複数参加する事から

『あの○チガイ動物園状態のファイト編集部が現代に蘇る!』

的ワクワク感は少なからずありますが(オイオイ 汗)、

それが商売に結び付くか限りなく未知数なのも事実。

そう考えれば結局、プロレス業界におけるベテラン選手が必要以上に元気で、後進に現場を譲る意志が無い影響が、

プロレスマスコミ業界にもモロに来てる、という形になるんですかね。

何というか、週プロみたいに一旦週プロ編集部から離れた記者はよほどの事が無い限りプロレス業界に誰も戻ってこないのも、やるせないものがあるにはありますが、

団体側の努力の甲斐もあって、メイン級のプロレスラーやプロレスファンでさえ、ゆっくりながらも新陳代謝が行なわれているのに、プロレスマスコミの新陳代謝が無いに近い状態なのは違和感を感じてしまうというか…。

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ちなみに、ここからはGK氏の声明文について思う事を書きますかね。

この声明文を読んで、GK氏が週刊ゴングの出版元と決別して、雑誌の臨終に敢えて立ち合わなかった心境は伝わりましたが、

リハビリ中の竹内さんの金銭的な面倒をみているならばまだしも、そうじゃないなら竹内さんの後継者面はしない方がいいのに。

あと、清水氏はもちろんの事、GK派には参加をしないと思われる、小佐野氏や木幡氏に対して、もうちょっと配慮がある言い回しはできんかったんかい、と。

それこそ、かつての長州力ばりに、あんな調子の挑発的な文章を書いてたら、

時が経てば長州みたいにいろんな人から絶縁されて、ファンからも見下されてしまいますよ、と思う次第で。

もっとも、プロレスマスコミという世界は、プロレスについての文章を何十年も書くうちに、自らもプロレスラーである!と、自分にとって都合のいい事この上無い錯覚をしてしまう、麻薬的な部分があるのか?謎だ…。