キムタク主演の、劇場版『ＨＥＲＯ』を観てきました。

フジテレビ制作だけあって、劇場版だからといって背伸びをする事なくテレビドラマ版の世界の再現を意識していた感じで、単純に面白かったですね。良かったと思います。

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《以下、ネタバレ注意》
本来ならば、司法の世界が舞台になっているんやから、肝心の裁判のシーンは阿蘇山大噴火をアドバイザーに加える等して、出てくる用語＆やりとりを、もっとちょっとだけ小難しくしてほしかったんですけどね。

ただでさえ事件のスケールが話が進むにつれて、国家を揺るがすレベルまで大きくなるのに、質疑の緊張感が最初の公判の時と変わらないままのは…ねぇ。

犯罪絡みのシーンもそうですが裁判のシーンは緊張感が足りないと、冤罪の可能性があるかも？という重みが伝わらない筈なのに、

そんな事お構いなしで、老若男女を問わないわかりやすいストーリー作りに撤していた様に見えました。

迷わずその方向性に撤したのが良いか悪いかは別の話になりますが。

まぁ、韓国出張のシーンは観おわって振りかえってみれば、必要性がそんなに無くて意味不明でしたが、この場では横に置いておきます(苦笑)

それにしても…

ドラマから６年ぶりですか？

６年前なんて、早くもＪｐｎ�犠，素呂鯒攴个垢訶�、種牡馬として活躍中のアグネスタキオンやジャングルポケットがまだ現役だったし。

そう考えれば、それなりに昔のドラマになるんですよね。

肝心のキムタクは、主演のポジションならば、あーいうキャラでしか存在価値がない(偏見？)からともかく、

他の主要出演者達のビジュアルやキャラクターの作り方が、当時のまんまだったのは凄く印象に残りました。

皆プロ意識が高いんですかねぇ。

どちらかと言えば、６年の間に知名度が一気に上がった、トリビアの八嶋さんと名脇役としての地位を確立した小日向さんは、むしろ大物感の片鱗を出す演技を見せてほしかったぐらいですよ(苦笑)

ただし、唯一の例外は、髪型のせいか当時より随分老けた様に見えた松たか子(爆)

彼女の演技を観たのは劇場版『東京タワー』以来なんですけど、それからあまり空白期間は無いのにおばちゃん臭かったのは何なんやろ。６年前の事にこだわる台詞が多かったからか？


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ところで、この映画はテレビドラマ版では実現が難しいぐらいの豪華ゲスト勢が目玉のひとつだった訳ですが、僕の心がざわめく様な役者さんが何故か多く出ていました。

『びっくりして、馬みたいな顔になる』松本幸四郎さん。

『現役屈指の怪優』古田新太。

『シローの兄』岸辺一徳。

『タノムサク鳥羽似？』波岡一喜。

『華丸・大吉のネタでお馴染み』児玉清。

『いちご娘』香川照之。

最初に幸四郎さんがアップになったシーンなんて吹き出しそうになったし、

香川さんが『キサラギ』でのトレードマークの(嘘)カチューシャを着用していない姿は違和感がありました(笑)

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ここからは、今後の『ＨＥＲＯ』について書きますか。

フジテレビが設定した、やたらハイレベルな収益目標をクリアしたら間違いなく続編が作られるのでしょう。

できる事ならば、舞台挨拶での因縁アングルが生まれたキムタクと西田局長が、法廷でアドリブ込みで対決するシーンが観てみたいところではあります。

しかし、今作のエンディングでキムタクと松たか子の関係が『付かず・離れず』ではなくなった(？)以上は続編は二人の恋愛関係の比重が更に大きくなる筈。

そうなると更に軽いノリになりそうで…

ならば無理に続編は作らない方がええんちゃうのん？という気はしますが、どうなる事やら。
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