内藤大助vs亀田大毅のフライ級世界戦を観ました。


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内藤、良かったですね。ホッとしました。

僕、内藤と同年代なんですけど、干支ひと回り分以上年下の鼻タレ坊主&その保護者に、

何ヵ月間もあれだけ好き勝手な事をマスコミを通して言われりゃ、そら試合前からムキにもなりますよ。気持ちはよくわかる。

ヒーローインタビュー時に、先日の前田日明ばりに

『ざまあみろ』

と吐き捨てていても、全然許されたぐらいやろーし。

少年時代いじめられていたから〜のくだりや、30代前後の男性ならほぼ誰でも知っている曲をチョイスする入場曲の選曲センス、更には試合後の感情の表現の仕方も含め、

内藤のボクシングスタイルは、距離をとるのが巧い事以外には難しくてよくわかりませんが、内藤は人間性は好きです(笑)

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ふりかえるに、内藤からしてみれば…

まともに試合をやったら絶対負けない

でも、相手は絶対まともに来る訳が無い

かと言って、どれぐらい反則を使いこなす技量があるのかわからない、

更に、事前に観る側は内藤は絶対負けない!と決め付けてかかっている、と。

それこそ内藤からすれば、何かのアクシデント絡みであっても『負けたら即切腹スペシャル!』状態だった訳で。

こりゃ相当嫌なシチュエーションですよね。

それで、実際試合になれば、案の定カメワーク次男はムチャクチャやってきたじゃないですか?

あんなねぇ、殴るよりも先に頭が前に出る・バッティングによる減点お構いなしの構えで、

時間帯関係なしで前に前に出続ける世界戦なんて、ひょっとしたら初めて観たかも(苦笑)

もしもカメワーク陣営に、クリンチ時に内藤のまぶたをセコくグローブでこすったり、ヒジ打ちを指示する以外に、

正確に内藤の古傷を狙うテクニックであるとか、

クリンチの状態から一撃必殺の投げを放つ特訓とか、

ファンが想像もできないぐらい…

例えば、内藤の耳の肉を咬みちぎる!みたいな大反則をやってでも絶対負けない的な、

世界的なヒールとして無期限出場停止も覚悟して、腹を括って試合に挑んできたならば、

内藤はもっともっと苦戦していたんやろーなぁ、と。

でも、相当カメワークの反則に頭には来ていたとはいえ“ポンサクレックに勝った”王者らしい、堂々たるボクシングを最後まで続けたのはやっぱり偉いと思います。内藤陣営のセコンドも冷静だったみたいだし。

次の防衛戦が、いつ・誰が相手になるのかはわかりませんが、

ポンサクレックからカメワーク次男と、実力的には非常に両極端、

されど、世間やボクシングファンの注目度は反比例するという何とも不思議な2連戦が終わり、取材に来るマスコミが減る事で、燃え尽き症候群にならない事を願うばかりです。

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あと、最後に書いておきたいのは…

致命傷が無いだけで、実質的には最強兄弟という名のメッキが剥がれている、現在のカメワーク絡みの試合であっても、

“あの”有明コロシアムが、大『内藤』コールで爆発的に盛り上がったという事実は、プロレスファンとしては凄く驚きました。

最近では、先日の魔裟斗の快進撃も場内一体になって非常に盛り上がってたんですけど、この試合ほど観る側が殺気立っていなかった。

これが、ボクシングにおける日本人対決という名の“麻薬”の効果なんかなぁ、としみじみさせられました…。

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