昨夜は『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を観てきました。

ac538b5b.jpg

前作は、三丁目の春夏秋冬を通して、主要登場人物それぞれに均等に見せ場(観る側にとっては泣きどころ)が与えられていて、

その緻密に作られた見せ場が、ことごとく観る側の涙腺に響くという素晴らしい作品だったのですが、続編は…

《以下ネタバレ含む》
続編は、びっくりさせられるぐらいに、茶川さんとヒロミさんと淳之介の関係を中心にしていた人情劇でしたね。

これぐらいの完成度の高い脚本が作られなければ、出演者・スタッフが再び集まる形での続編は絶対生まれなかったのか!という感じです。

三丁目の面々が、何度も何度も『世の中は金だけじゃない』とアピールしていたり、

吉岡さんがあの口調で自作の小説を朗読していたシーンは、ムチャクチャベタな展開ながらも泣けました。

まぁ、CG製作に莫大な経費がかかっているのは、ここではスルーしておくとして(苦笑)

21cc259c.jpg


『アシッド映画館』の平野先生なんかは、中心人物を絞った状況を『寂しかった』と言い切っていましたが、

大作の続編だからといって作り手側が調子に乗って、安易に登場人物を増やす形でストーリーの幅を広げ過ぎるよりは、

今作の様に、中心人物を絞って掘り下げたのは大正解じゃないでしょうか。

無理矢理ツッコミを入れるらば、前作よりも伏線のはり方がわかりやすかったが故に、比較的早い段階でオチが読めたのは不満だったかなぁ。

個人的には、前作一番好きなエピソードだった、タヌキに化かされた話とサンタの話を演じていた、

三浦友和さんの影がかなり薄めだったのも残念やったけど、これは贅沢な話か(爆)

とにもかくにも、年齢層が高めの客層を満足させる為、という前提ならば、話のテーマを絞ったのは良かったと思います。


5b8f24ad.jpg


ところで、鈴木オートの面々も話の中心には据えられていないだけで、

親父さんの寺内貫太郎路線は健在だし、ロクちゃんも相変わらずかわいかったから、物足りなさは無いんですけど、

どうせだったら堤真一さんが戦友の幽霊(?)と酒を飲み明かすシーンは、もっと後半に持ってきてほしかった。

あれは、扱い方次第では茶川さんとヒロミが再会するシーンよりも、観る側の記憶に残るシーンだと思うんですけど…

5407f789.jpg


あっ、そーいやこの映画、オープニングにゴジラが出てましたね(笑)

前出の平野先生は

『前作を通して東京タワーが建設される過程を見せたのに対して、今作はまずその東京タワーをブッ壊す事で新たなストーリーが始まる』

と解説してくれてましたし、

パンフを読むと山崎監督もゴジラに対する尋常でない思い入れをアピールしていましたが、

基本的にゴジラが東京タワーを破壊するシーンは、そんなに有名じゃないだし(誤解ならすみません)

どうせ東京タワーをネタとしていじくるなら、モスラの幼虫を出せや!ってなる次第ですよ。

で、モスラの幼虫が東京タワーに作った繭から、成虫ヴァージョンのモスラがはばたいたところで茶川さんの妄想が終わり、

エンディングの、茶川さん達が橋で夕日を眺めている後ろで、モスラが飛んでいる影が小さく映っている、みたいなシャレの効いたシーンがあれば、特撮ファンも泣けたのに、みたいな(嘘)

長くなりましたが、この映画はもう一度みたら、また違う感想やツッコミどころが生まれる筈なので、また観ておきたいですね…。

7024bc73.jpg


人気ブログランキングへ
こちらの人気ブログランキングにエントリーしております。よろしければクリックをお願いします…