昨夜はですね、僕の中のインターネットの歴史を語る上で避けては通れない存在である『魔法のiらんど』に恩返しをする意味合いで、いろいろ話題の映画『恋空』を観てきたのですが…

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いや〜、マイミクさんの評判通り、武田鉄矢の人情並みに薄っぺらい内容やったなぁ(苦笑)

個人的に今年のワースト映画は、長澤まさみの『そのときは彼によろしく』だったんですけど、強力なライバル登場!という感じ。

さすがにカップル客がメインだったんですけど、こんな後半の薄っぺらい話で、

何で女性客はこんなにすすり泣けるんやろ?と不思議に思いました。

さて、あらすじはといいますと、新垣結衣演じる高一の田原ミカが、夏休みの直前に携帯を図書室に落として、

その携帯を三浦春馬という兄ちゃん演じるHi69…もとい桜井ヒロキが拾って、というエピソードを出会いのキッカケにして、

『ドキュメント・女ののど自慢』で紹介されそうな、重めの波瀾万丈の恋物語(かなり波瀾万丈なのに、恋と言い切るのはシュールだ)が、ジェットコースターの様にびゅんびゅん進んでいくんですよね。

具体的に書きますと…

《以下ネタバレ注意》
前記の様な、変な流れがあってミカとヒロが出会う→

ヒロの元カノが黒幕になってミカを暴行→

暴行した犯人達を、ヒロが復讐という名のリンチでボコボコにする→

図書室で何やかんやあった後でミカが妊娠→

ヒロは退学をして働くと宣言して、二人は結婚を決意→

しかしすぐに流産→

突然ヒロが別れを切り出す→

ミカは泣く泣く別れて、大学生ユウと付き合う→

高橋ジョージ演じる父親の歌手業が挫折して…もとい、事業が失敗した事をキッカケにして両親が離婚しそうになる→

ユウとミカと二人で、破られたアルバムの写真をセロテープで貼ったら、何故か両親は復縁→

何やかんやあって、ミカはヒロが末期ガンで入院している事を知る→

ミカは、わざわざ婚約指輪をプレゼントしてくれた『いい人』のユウを見事に見捨てて、ヒロの看病をする事を決意→

結局何やかんやあって、ミカはヒロの最期には立ち合えず、

ミカからFOMAのテレビ電話を通じて、メッセージを送られた後ヒロは涙を流してから亡くなる(補則・ヒロの病室にFOMAが持ち込まれていた事を医者は完全スルー)→

ミカの事ばかり書いてあった、ヒロの遺品の日記を読み人生に失望したミカは、二人と縁のある橋の上から、入水飛び降り自殺をしようとする→

跨ごうとした瞬間、川から何故か白い鳩が飛び立ち、生きていく事を決意する→

数年後、何かわからん旅先から、実家に戻ってくるミカ→

駅で出迎えたミカの家族。母親は、夕飯のおかずが唐揚げである事をミカに告げる→

どうやら、これがハッピーエンドらしく、ミスチルの『旅立ちの歌』が流れてきてエンドロール


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………いやねぇ、まだ観られてない皆さん、ホントにこんな話なんですよ、この映画(爆)

これらのどれもが、本来ならば重い出来事にも関わらず、台詞の言い回しや役者さんの感情表現、更にはBGM等が物凄くあっさりとしてるんですよね(悲)

しかも、それをごまかす目的(に違いない)で、要所要所でミカがヒロに語り掛けるスタイルの独り言風ナレーションが流れる訳ですが、これがどれも失笑もので…

ホンマねぇ、製作者側はねぇ、携帯小説の内容をとことんまで膨らませてを映画化するのは全然いいけど、

大映テレビを見習うぐらいの勢いで作り込んで、もっともっと重みのある作品にしてほしかったですよ。

新垣ちゃんを筆頭に、役者さん達はこんなムチャクチャな話でも真面目に演技をしていたっぽいだけに…ね。

まぁ、大映テレビ云々はギャグ含みですが、序盤新垣ちゃんが服を破られながら暴行を受けた後は、

もっと悲愴感を見せる演出をする必要はあった筈だし、

終盤、ヒロが末期ガンで入院していた、という場面なんかは、

わざわざニット帽をかぶっているのに、薬の後遺症で髪の毛が全て抜けた、という映像が無いなんて、どーしようもないですよ。

大体、長澤まさみなんて、セカチュウで白血病になる役柄で坊主どころかリアルでスキンヘッドになったのに、何で男の三浦くんは自らすすんで坊主にならんのや!っちゅう話で。

はっきりいって覚悟が足りないですよ(怒)

マスコミもねぇ、新垣ちゃんのこんな程度の演技で

『長澤まさみにつづく〜』

とか煽っちゃいかんですし、

新垣ちゃんの女優としての潜在能力がどれぐらいあるかは、正直わかりませんが、

万が一、新垣ちゃん本人や事務所の偉いさんが、この映画で満足をしていたら、レベルが低すぎますよ。

これでグレードが上がった、彼女の次回作はどうなる事やら…

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最後に一言。

この映画で泣いていた皆さんは、来月の小橋建太の復帰戦を観て、もっと尊い涙を流せ!という事です。以上。

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