昨夜は、レイトショーで『少林少女』を観てきました。

《以下ネタバレ注意》

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僕自身は、香港映画をあまりチェックしていなかった関係で、

ある意味最大のポイントだったかも知れないチャウ・シンチーの本気度はよくわからなかった。

よって、あくまでフジテレビ邦画の延長という感覚で観たのですが…

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柴咲コウ、本当頑張ってましたね。

以前ワイヤーアクションを経験していただけあって、CGフル稼働の格闘シーンは様になっていましたし、

いわゆる型や構えるシーンも、体を鍛えていたから説得力があった。

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ただ、昨年の舞妓はんの映画でだいぶ弾けたキャラを演じていたのに、

今回はギャグ要素なしの真面目一辺倒路線・かといってスポ根物という程ラクロスのシーンが重要視されていなかったのは、正直物足りないというかですね…

結果論になりますが、今作に関してはハードなアクションでいっぱいいっぱいになっていた感じ。

各役者さんとの台詞のやりとりの時も、アドリブは無かった様に見えるし。

かなりの準備期間はあったみたいですが、今作を観ただけでは

『柴咲コウはアクション映画でも問題なく主役を演じきれる』

という印象しか与えられなかったんちゃうかなぁ、と。

まぁ、海外進出も視野に入れた上で、観る側にその様な印象を与えて、

彼女の振り幅の広さを証明できればそれで十分、という見方もできるので、贅沢なツッコミなのかも知れませんが…

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次に頑張ってたと思ったのは、やっぱりナイナイの岡ちゃんでしょうか。

リスナー注目の、頭頂部に“お粉をおかけした”シーンがカットされていたのは残念ですけど、

前半の演技では、岡ちゃんがこれまで出演した映画の中では一番『素の状態』と『お笑いモード』の中間を表現できていた様に思います。

やや低めのテンションで淡々とツッコミを入れ続けるシーンは新鮮だった(笑)

そんな演技を観た上で、終盤にコメディアンモードのテンションで、柴咲コウに対戦を挑み、

体格が近いからこそ実現した、説得力のある真っ向勝負のアクションシーンを見せられたもんだから、

あ〜、岡ちゃんってやっぱり、やる時はやる子やねんなぁ、と思いました。

あれなら、矢部や極楽のカトさんに自慢してもいいでしょう。

クレーマーに近いノリがある『踊る大捜査線3』へのゲスト出演アピールが、成就される可能性は極めて低いとしても、

『少林ちっちゃいオッサン』をはじめとして、踊る以外の亀山&本広コンビの作品には確実に出演できそう。期待したいですね。

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他には…

誉めるところを思い出すのは、ちょっと時間が要るっちゅうかですね(爆)

いわゆるメジャー系の香港映画と比べて、少林少女はどうなのか?はさっぱりわかりませんが、

邦画としてみれば、テンポを重視し過ぎたのか、ストーリー展開はデタラメでしたよね。

観おわった直後は

『香港映画をリスペクトした作品だから、デタラメなストーリーでも許される』

的な、作り手にとって都合が良い勘違いをしとるんちゃうか?と思いましたもん(爆)

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変な話、主要の役者さん達のアクションシーンが良かったからまだ救われましたが、

もしそれがしょっぱかったならば、それこそ『デビルマン』『幻の湖』級という最大級の賛美を送れていたかも知れません。

ところで、個人的にはそのストーリー展開よりも、更にがっかりさせられたのは、

ストーリーでは大きな軸になっている、ラクロスのシーンでのCGが想像していたよりも地味だった点。

そりゃ、CG自体は沢山使われていましたが、CGがあの程度の効果しかあげれていないのに、

『少林サッカー』の流れを汲む作品、みたいな宣伝をしたらイカンですよ。

その割に、クライマックスの柴咲コウと仲村トオルの対決シーンでは、

あくまで屋内の対戦なのに“モーゼの十戒”みたいに海が割れる映像があったり、

その直後には、一瞬『これはエヴァの人類補完のシーンを意識しているのか?』と目を疑う様なCGの使い方をしてるし。

どーせハナからムチャクチャな話なんだから、別に両チームともCG映像が連発される様な、

燃えろプロ野球チックなラクロスの試合になっていたとしても、全く無問題だった様に思います。

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他には…そうですねぇ。何回か

『心をコントロールできないと、ダークサイドに陥り自らを滅ぼす事になる』

という台詞がありながら、結果的にはダークサイドに陥らなかったのは後味悪すぎ。

きっかけは複数あったのに。

真面目一辺倒のキャラだったからこそ、一瞬でもええから、柴咲コウの精神面がスターウォーズ風なダークサイドに乗っ取られそうになる葛藤を描くシーンはあっても良かった…

というか、目付きが更に鋭くなる、ドSの権化みたいな表情を見せるシーンは入れとくべきでしょ(苦笑)

それがスターダスト的に差し支えがあるならば、スターウォーズ〜とは正反対に、

スパイダーマン3の主人公の精神面がダークサイドに乗っ取られて“チョイ悪”レベルの悪党の顔を見せた時のノリ(詳細は各自調査)で、

柴咲コウが軽く壊れかける様なシーンぐらいは入れて観る側を楽しませてくれよって。

バカ映画ならば、それに相応しいきちんとした作品を作ってくれるイメージがある(買いかぶりか?)亀山+本広コンビの作品だからこそ、

余計にそこらへんの作り込みが甘い印象が残りました…


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