昨日の関テレ版『DREAM競馬』を観ました。


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三週前に放送された、佐藤藍子が現地取材を敢行した『カジノドライヴ密着ドキュメント』、

先週放送された、アサクサキングスの斜行については完全スルーしていた『四位洋文ロングインタビュー@函館』につづく、今週の特別企画は、

間寛平師匠による、サイレンススズカの産まれた稲原牧場への墓参り+関係者インタビューでした。

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VTRを観るまでは

『何で敢えてこの企画を夏に放送するんやろ?』

とは思いましたが、牧場長の稲原さんにとっては、ワキアともども相当な思い入れがあったサイレンススズカについて、

命日に近い秋の時期にインタビューをするというのは、幾ら聞き手側に悪意がないのをアピールしたとしても、気がひけるもんなのだろうか…

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ただ、VTRの内容は本当に素晴らしかった。観てて泣きそうになりました。

競馬へのリスペクトが皆無な、アホ丸出しな番組作りをしているらしいフジテレビの競馬班は関テレのスタッフの爪の垢を(以下略)

何が素晴らしかったって、稲原さん自身が穏やかな口調で

『あの馬を越える馬を育てなきゃいけない。越えなくてもいいから、近付ける馬を作らなきゃいけない。そうでなきゃ、あの馬は何の為にあそこまで強かったのかわからないままに終わる』

と語っていたところから、前向きに過去と向き合っているのが伝わってきたんですよね。

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稲原さん自身が語った、ワキアを購入するまでの流れを聞いて、どれだけ悲しい思いをしても10年経てば表向きだけでも、何とか吹っ切れるものなんかなぁ、と思いました。

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ちなみにワキアの購入については

『あれは結婚して2、3年目だったんですけど、うちの親から頭金を出してやるから家を建てろ、と言われまして。

でも家を建てないで、その頭金でワキアを買ってしまった』

という事でした。

本当にその時家を買っていれば、競馬は今よりも数倍つまんないものになってたんやろーなぁ(苦笑)

なお、稲原牧場には今秋デビュー予定の↓の写真の血統の、サイレンススズカの近親がいるそうです。

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快速馬だったワキアの血を色濃く持ちながらもステイヤーだった、ラスカルスズカの初年度産句がほとんど話題にならなかったところから考えるに、

ワキアスズカに対して、ファンが過剰に期待するのも気の毒なのかも知れませんが、普通に考えればPOGの指名数やデビュー戦の単勝人気は過剰傾向がみられる事でしょう。

…いや、もしかしたら競馬ファンの客層も10年経てばある程度入れ替わっていて、実力はともかく、注目度に関しては並みの良血馬レベルに終わるのか?

どっちにしても、やっぱり複雑な気持ちになるよなぁ…

とりあえず、今度機会を見つけて、サイレンススズカの過去のレース映像を見なおして外はクソ暑いけど鳥肌を立ててみますかね(笑)

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