昨夜は、MBSラジオでタイガースの悲愴感出まくりの壮絶な終戦&ジャイアンツの優勝を見届けてから、

地上波放送を録画していた『名探偵コナン 世紀末の魔術師』を観ました…

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《以下ネタバレ注意》
再放送だから仕方ないとはいえ、きょうび2008年にもなるのに世紀末って…

みたいな感じで鼻で笑いながら観はじめましたが、ストーリー的には、前半と後半でがらっと違っていたんですけど、

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後半は

ニコライ2世がどーたらこーたら、

ラスプーチンがどーたらこーたら、

ロマノフ王朝がどーたらこーたら、

曾祖父がどーたらこーたらという、

コナンのレギュラー放送をマメに観ているであろう小学生の客層はもちろん、

僕みたいな無駄に歳をとっている奴もまず馴染みがないであろうロシア方面の歴史を扱っているので(掘り下げていた訳ではなかったけど)、半ば

『ぽか〜ん』

状態になってしまいましたねぇ。

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でも、特番などでは定番になっている

『コナンの正体が蘭にバレたか?』

という裏テーマが思ったよりしっかり描かれていたから、

事件の解決後もエンドロールまではダレなかったので、半年前に観た『紺碧の棺』よりは面白かったと思います。

副題に、世紀末と魔術師という『いかにも』な単語が含まれていながらも、

どちらの要素もかなり希薄だったのも、面白かった理由のひとつかも知れません…

って、それはスルーしときます(オイオイ)

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一応補則までに、今作の中で怪盗キッドが何とかエッグを盗む為にやったを書いておきますとですね、

大阪城公園の敷地内で、打ち上げ花火をアポなしで大量に上げまくったり、

何とかエッグの隠し場所を見つける為に、無防備な変電所を爆破して大阪市内を一斉に停電させたりと、

こんなんを単独犯でやらかすなんて立派なテロリストやん。

99年当時はたぶん気にならなかったんでしょうけど、さすがに引いたなぁ(汗)

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更に書けば後半、古城が舞台になかってからのストーリーのキーパーソンになる、キッドが高木刑事に変装する展開もベタだったからはっきりいってインパクトはなく、

どちらかといえば、前半に犯人のスコーピオンが、

大阪の夜空をハングライダーで飛んでいる怪盗キッドの右目を、正確に狙撃するシーンの方がびっくりしたというか…

こんなん、ゴルゴ13級のスーパーショットやろって話で(困惑)

とにかく、劇場版でのキッドって、毎回こんな半端な扱いやったか?

という意味でちょっと引っ掛かりました。はい。

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あと、順番は逆になりますが、大阪を舞台にした前半で不満だったところを書けば、

『大阪ではあんまりロケハンしとらんのとちゃうか?』

とツッコんでしまう大阪市内の風景の描かれ方と、

バイクを運転してキッドを追っていた服部が、事故ってからはあっさりとストーリーからフェードアウトした点でしょうか…

まぁ、服部絡みは後に作られる京都での話があるから、この作品の段階ではしゃーないかな…とWikiの解説を鵜呑みしておきましょう。

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しかし、青山先生もよくもまぁこれだけ長期間に渡ってコナンの連載を継続させれますよね。

累積すればとんでもない数になりそうな事件のトリックのパターンなんて、

アシスタントらがどっから見つけてきてるのかは想像もつきませんが、偉いと思います。

ここまで到達して巨万の富を得たら、製作時のモチベーションもマンネリの域を飛び越えているのかなぁ…。


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