原作を読んでもないし、つい先日までは存在をスルーしていた、

『20世紀少年 第1章』の日テレ放送版とDVD版を続けて観てしまいました。

いやー、まいったまいった…

《以下ネタバレ注意、および原作のネタバレはご遠慮下さいませ》

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※公式ホームページ

※ウィキペディアより
…いやね、つまらなかったという訳ではないんですよ。

面白かったか?と聞かれたら、五秒ぐらい葛藤はありますが、面白かったとは答えれますよ。

『本格科学冒険映画』と言いながら、サイエンスの要素もアドベンチャーの要素もないストーリーだったのは予想外でしたけどね(爆)

とりあえず、日テレ版も劇場版も、観る側に続編に興味を持たせる事に神経を集中させていた構成は認めましょう。

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でも、僕はこの原作は未見ながらも、製作費・60億円でも足りんやろーと思えてしまう、

強烈なバブリーな規模で、尚且つ作者の浦沢先生でさえ原作ではまとめきれなかった(と推測できる)ところまで、豪快に風呂敷を広げた物語を真面目に映像化しようとしているのはわかったから、

とてもじゃないけど『面白かった』という言葉だけでは片付けられない。

いわゆる『ともだち』が誰であっても、ケンヂがどうなろうと、カンナの救世主としての出生の秘密がどうであろうと、

どっちにしても第3章では破滅し尽くされて収集がつかなさそうな世界が描かれそうだから、

今作の段階で、話が進むに連れてどーしても

『大丈夫か?』

という心配の感情が強くなってしまう、不思議な映画でしたね…。

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どれぐらいニーズがあるかわからないのに『原作を忠実に映像化する事』にこだわっていたのはまだ許せるんですけど、

幾らCG技術が進化した現代であっても、エンターテイメントとしてまとめきれる範囲には、限度があるやろって話ですよ。

今回出演した役者さんがアフレコを担当するアニメ版なら、安心して楽しめたんでしょうけど…。

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さすがに、日テレ55周年記念作品ですから『デビルマン』の二の舞という、日テレの面子丸潰れな最悪の事態になる事だけはないと信じたいのですが、

第3章はこの調子だと、日本映画史に燦然と輝く駄作…

もとい、底抜け超大作としておなじみの『幻の湖』『ノストラダムスの大予言』、あと、それらに並ぶ完成度であろう『ドラゴンボールエボリューション』『ヤッターマン』、はたまた旧『エヴァンゲリオン』ぐらいに、シュールとしか言い様がないか、または訳がわからんラストになりそう。

幾ら記念作品とはいえ、今春は相当厳しい改編を迎える事になる日テレの業績赤字の最大の原因って、実はこの映画でとんでもない額の使途不明金が出ているからちゃうか?という事で。

あんなんじゃ、なんぼでも制作費の水増し申請はできまっせ!

子役は全員、主要キャストに似る雰囲気を見せる為に整形してまっせ!と竹内義和先生ばりに決めうちをしときます(誤解)

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あ、そうそう。

僕の場合は、先に日テレ版をみたんですけど、後で劇場版のクライマックスである巨大ロボットとケンヂと仲間達の戦闘シーンの完全版を観たら、

マルオの運転する普通のトラックが、ロボットに突撃して、ケンヂが内部から爆破しようとするシーンは、

これまた底抜け超大作である『首都消失』のクライマックスシーンを思い出しましたが、これは僕だけなのでしょうか(汗)

それでは僕は、近い内に第2章を観に行ける様に、時間の都合を付けますか。

完結しないとわかっている映画に1800円を払うのはちょっと嫌なので、何とかレイトショーでみときたいのですが…

※ユー何とかチューブより

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