すみません、最初にお断わりを。

ドラゴマニアと、ブエナビスタ&札幌記念と、DDTの両国大会の感想は、明日以降順々に書いていきます。

もしかしたらヱヴァンゲリヲンの話を間に挟むかも知れませんが、ご了承下さい。

さてさて。

先日はですね、笑福亭鶴瓶師匠主演の『ディア・ドクター』を観てきました。

今回はその感想を。

※PC版公式ホームページ

0ee58995.jpg

《以下ネタバレ注意》
率直な感想を書けば…

あそこまで鶴瓶師匠の存在感が突き抜けた映画だとは思わなかったなぁ。

極端な話、瑛太くんや余さんやいちご姫の香川さんらが別の役者さんだったとしても、違和感はなかったんじゃないでしょうか。

話のキモになるべき、何故伊野があんな嘘をついて村に紛れ込んだのか?や、

かづ子の嘘と心中していくまでの本心については触れないままで終わっていたもんだから、よく考えてみたら相当なもやもや感が残る筈。

でも、目は笑わないのに喜怒哀楽+葛藤の表現の仕方が完璧だった様に思える鶴瓶師匠の演技力と、

オーラスの何とも言えないあの笑顔(?)を見てしまったら、

『まぁ、これはこれでええんやろなぁ』

と納得できてしまいました。

d136ca75.jpg


その為、どーしても『凄いな、このオッサン』の一言が出てきてしまいます(苦笑)

僕は、西川監督の作品は初めて観たんですけど、捻ったストーリーと場面毎のメリハリがついた構成は、凄く良くできてましたよね。

観おわった後の余韻が悪くなり過ぎない様に、綿密に計算されたバッドエンドはもちろん、

村の老人が、伊野の嘘がばれてからは平気でキツい事を言う的な、田舎者の嫌な面がよく出ていた脚本も評価しなきゃいけない。

それでもやっぱり鶴瓶師匠が…という感じでしょうか。

02600d73.jpg


ちなみに僕の地元は一応無医村ではなくて(笑)長年同じ開業医の方がいて、我が家も長年お世話になっているんですけど、

僕が小学校の頃から、今で言う都市伝説で

『あの開業医はどんな大怪我をした患者でも、自分では傷を縫う事ができない』

という、シャレになっていないものがありまして、

この映画を観て

『もしかしたら…』

と思ってしまいました!?

庵治町の開業医も、普段目ぇがあんまり笑ろうてないですし(爆)

db75b202.jpg


それはさておき。

この映画で僕が不満を感じたところを挙げておきますと、

井川遥の女医役が…

ではなく、

鶴瓶師匠と八千草さんによる

『BGMもない、限りなく一発撮りに近い二人芝居』

の味わい深さ(?)があそこまで素晴らしかったのに、

鶴瓶師匠と他の役者さんとのマンツーマンでの台詞と間合いのやりとりが、思ったより心に響かなかったんですよね。

本編途中からながらも、期待をし過ぎたんかなぁ。

b7190dbb.jpg


余さんが鶴瓶師匠に針を刺す事を指示するシーンであるとか、

瑛太が村に残る事を決意して打ち明けるシーンなんかは、

確実に劇中のクライマックスになる様にと、念入りに演出されていた様に思うんですけど、

余さんに関しては鶴瓶師匠のビビリ方に圧倒されていたのか?

『おくりびと』でモッくんに父の葬式に出る様に、泣きながら頼むシーンみたいに鬼気迫るものがなかったし、

瑛太くんに関しても、鶴瓶師匠のあの感情表現を見せられたら、圧倒されたのはわかるんですけど、アドリブがないまま終わってしまった(?)のはあまりにも…ねぇ。

7a21328e.jpg


そりゃ、全編『スジナシ』的雰囲気で進行する必要はなかった訳ですが、

やり方次第ではもっと(良い意味で)とんでもない映画になっていた筈なので、勿体なかった様に思いました。

ただですねぇ、西川監督なりアスミックなりは、鶴瓶師匠の底無し沼の演技に満足していない限りは、

鶴瓶師匠に再度主演映画のオファーを出すと思うんですよ。

どんな役かは見当もつきませんが、善と悪のグレーゾーンのキャラなのは間違いない(妄想)

そして鶴瓶師匠なら、きっとそのオファーを引き受けてくれるやろーと…?

96018716.jpg


ランキング・エントリー中!

↑livedoorのブログランキングにエントリーしています。よろしくお願いします。