本当にいろいろあったノアの2009年。
年内最後のビッグショー・武道館大会のG+中継を観ました。
今回はその中の二つの感想を…
※スポナビより
年内最後のビッグショー・武道館大会のG+中継を観ました。
今回はその中の二つの感想を…
※スポナビより
★丸藤vs青木
丸藤らしい…と言ってしまえばそれまでですが、長いブランクを感じさせない、観る側がヒヤヒヤしない復帰戦でしたね。
相当な時間のスパーリングはやっとったんかなぁ。
赤のコスチュームが似合っていたのはやっぱり嬉しかったし…全体的に良かったと思います。
でも、あれだけ落ち着いた試合運びをした上でフィニッシュに新技・タイガーフロウジョンを使うのはいいけど、
どうせなら、あの体勢で持ち上げて落とす直前に、一瞬でもいいから溜めというか間を空けてほしかったですね。
失敗したのか?とまでは言いませんが、あそこまで流れる様に新技を決められたら、観客がどよめく暇もない(苦笑)
あと思ったのは、丸藤は長期欠場からの復帰戦で、負けても価値は落ちないシチュエーションなのに、
今年よく頑張っていた青木に対して星を譲らなかったのは違和感がありました。
VIP扱いされそうな丸藤のスーパーJカップの参戦が発表される前に、
同じJカップに参戦する青木に負けるのは、トーナメントを主催する新日本的にもノア的にもよろしく無いからあーなったのかも知れないのですが…ねぇ。
ぶっちゃけた話、ここで丸藤が負けていた方がJカップの優勝予想が多少は難しくなっていた気がしますし、
二人がタッグを組む・組まないとは別のストーリーでの、テレビマッチでの丸藤vs青木の決着戦!というカードを来年に向けて温存する手も、あったと思うのですが…
かたや青木。
以前セムで青木と中嶋が抗争をして、最終的にはシングルで当たった時に、僕は
『誰がどう見ても蹴りが攻めの中心になる中嶋を相手にしても、足を一点集中攻撃をしないのは如何なものか?』
的な事をここに書いた事があったもので、
今回の青木はどう試合を組み立てるのか?は密かに気になってましたが、
もちろん腕は攻めてましたが、丸藤のヒザを要所要所で攻撃をしてましたね。
何や、無難にやれるんやんけ(苦笑)
あれなら、今度中嶋とシングルでやる時は期待してもいいのでしょう。
本音を言えば、折角の新技である何とかポセイドンを出すタイミングがアレでしたし、
丸藤に対して序盤から上から目線の試合をやる、みたいな形でもいいから、
もう少しギラギラした面を出して丸藤に立ち向かってほしかったけど、
エプロンに垂直落下で頭から叩き付けられてから、リズムが狂ったのか?
青木のJカップ、一回戦は大抵の試合で見方が厳しいドス・ケベスさんでも高評価をするデヴィットが相手なので、
本来ならば初日のベストバウト候補なんでしょうけど、ちょっと心配…ですかね。
★潮崎vs杉浦
最初にぶっちゃけた事を書けばですね…
二人ともコンディションが良いからこそ生まれた、お互いの良いところがよく出た非常にハードな試合ではありました。
しかしなぁ。
これが今年のノアのヘビー級のベストバウト!と言われたら、僕の中では違うねんなぁ。
短期決戦だった高山vs杉浦の方が、観る側の集中力が途切れず燃えれたのもありますし、
この試合では、フィニッシュになった雪崩色スラムを筆頭にして、
中盤の断崖式サイドスープレックスや、潮崎が流れで繰り出した雪崩式ファルコンアローという大技が、
(悪い意味で)派手に乱れ飛んだという点が変に印象に残ったんですよね。
何というか。
三沢選手が亡くなってからは自然消滅してほしかった、(棚橋っぽく言えば)四天王プロレスのスタイルという名の亡霊…
いや、亡霊という言い方はまずいか。失礼しました。
四天王プロレスのスタイルという名の負の遺産が、今のノアで露呈された、という感じがしてですね…。
潮崎は全体的にラリアットの無駄使いが改善されないのはアレですが(爆)、
中腰になった杉浦の首をねらい、潮崎がローリングの逆水平チョップの連発を放ったシーンは、
小橋のスタイルを潮崎なりにアレンジする様にプロレス頭を使っていると思いました。
それに、終盤杉浦が見事に打ち勝ったスタンドでの打撃の応酬で、両者が見せたあの熱気は武道館がどよめくのに十分値すると思うのですが、
フィニッシュはまぁ仕方ないとしても、
そのシーンよりも断崖式とかの方が観る側の印象に残ったんじゃないか?と。
そーいう大技の使われ方って、僕はおかしいと思うので…
僕は園長さんみたいな論客ではないのでディベートでの叩き潰しはできませんが、
この僕の見解に反論のあるノアファンの方は、くれぐれも優しい言い回しでお願いします、という事で。
最後に…
ノアの生え抜きながらもポリスマンだった男が、一年がかりでピープルズチャンピオンになり、
堂々と激動の一年を締めるという粋なサクセスストーリーを見せてくれた杉浦。
ベルト奪取おめでとう!
※ユー何とかより
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丸藤らしい…と言ってしまえばそれまでですが、長いブランクを感じさせない、観る側がヒヤヒヤしない復帰戦でしたね。
相当な時間のスパーリングはやっとったんかなぁ。
赤のコスチュームが似合っていたのはやっぱり嬉しかったし…全体的に良かったと思います。
でも、あれだけ落ち着いた試合運びをした上でフィニッシュに新技・タイガーフロウジョンを使うのはいいけど、
どうせなら、あの体勢で持ち上げて落とす直前に、一瞬でもいいから溜めというか間を空けてほしかったですね。
失敗したのか?とまでは言いませんが、あそこまで流れる様に新技を決められたら、観客がどよめく暇もない(苦笑)
あと思ったのは、丸藤は長期欠場からの復帰戦で、負けても価値は落ちないシチュエーションなのに、
今年よく頑張っていた青木に対して星を譲らなかったのは違和感がありました。
VIP扱いされそうな丸藤のスーパーJカップの参戦が発表される前に、
同じJカップに参戦する青木に負けるのは、トーナメントを主催する新日本的にもノア的にもよろしく無いからあーなったのかも知れないのですが…ねぇ。
ぶっちゃけた話、ここで丸藤が負けていた方がJカップの優勝予想が多少は難しくなっていた気がしますし、
二人がタッグを組む・組まないとは別のストーリーでの、テレビマッチでの丸藤vs青木の決着戦!というカードを来年に向けて温存する手も、あったと思うのですが…
かたや青木。
以前セムで青木と中嶋が抗争をして、最終的にはシングルで当たった時に、僕は
『誰がどう見ても蹴りが攻めの中心になる中嶋を相手にしても、足を一点集中攻撃をしないのは如何なものか?』
的な事をここに書いた事があったもので、
今回の青木はどう試合を組み立てるのか?は密かに気になってましたが、
もちろん腕は攻めてましたが、丸藤のヒザを要所要所で攻撃をしてましたね。
何や、無難にやれるんやんけ(苦笑)
あれなら、今度中嶋とシングルでやる時は期待してもいいのでしょう。
本音を言えば、折角の新技である何とかポセイドンを出すタイミングがアレでしたし、
丸藤に対して序盤から上から目線の試合をやる、みたいな形でもいいから、
もう少しギラギラした面を出して丸藤に立ち向かってほしかったけど、
エプロンに垂直落下で頭から叩き付けられてから、リズムが狂ったのか?
青木のJカップ、一回戦は大抵の試合で見方が厳しいドス・ケベスさんでも高評価をするデヴィットが相手なので、
本来ならば初日のベストバウト候補なんでしょうけど、ちょっと心配…ですかね。
★潮崎vs杉浦
最初にぶっちゃけた事を書けばですね…
二人ともコンディションが良いからこそ生まれた、お互いの良いところがよく出た非常にハードな試合ではありました。
しかしなぁ。
これが今年のノアのヘビー級のベストバウト!と言われたら、僕の中では違うねんなぁ。
短期決戦だった高山vs杉浦の方が、観る側の集中力が途切れず燃えれたのもありますし、
この試合では、フィニッシュになった雪崩色スラムを筆頭にして、
中盤の断崖式サイドスープレックスや、潮崎が流れで繰り出した雪崩式ファルコンアローという大技が、
(悪い意味で)派手に乱れ飛んだという点が変に印象に残ったんですよね。
何というか。
三沢選手が亡くなってからは自然消滅してほしかった、(棚橋っぽく言えば)四天王プロレスのスタイルという名の亡霊…
いや、亡霊という言い方はまずいか。失礼しました。
四天王プロレスのスタイルという名の負の遺産が、今のノアで露呈された、という感じがしてですね…。
潮崎は全体的にラリアットの無駄使いが改善されないのはアレですが(爆)、
中腰になった杉浦の首をねらい、潮崎がローリングの逆水平チョップの連発を放ったシーンは、
小橋のスタイルを潮崎なりにアレンジする様にプロレス頭を使っていると思いました。
それに、終盤杉浦が見事に打ち勝ったスタンドでの打撃の応酬で、両者が見せたあの熱気は武道館がどよめくのに十分値すると思うのですが、
フィニッシュはまぁ仕方ないとしても、
そのシーンよりも断崖式とかの方が観る側の印象に残ったんじゃないか?と。
そーいう大技の使われ方って、僕はおかしいと思うので…
僕は園長さんみたいな論客ではないのでディベートでの叩き潰しはできませんが、
この僕の見解に反論のあるノアファンの方は、くれぐれも優しい言い回しでお願いします、という事で。
最後に…
ノアの生え抜きながらもポリスマンだった男が、一年がかりでピープルズチャンピオンになり、
堂々と激動の一年を締めるという粋なサクセスストーリーを見せてくれた杉浦。
ベルト奪取おめでとう!
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コメント
コメント一覧 (4)
来年は、デビちゃんに技能賞をあげたいですね
KENTAの長期欠場という流れもあって、Jr中心になるのも仕方ないのかなとちょっと残念だったりしてます。
今の杉浦や潮崎とのシングル戦をやっても試合内容のクオリティが落ちない数少ないNOAHレスラーなので。
個人的に今回の武道館で気になったのはJrタッグ戦での技の軽さというか、
技が通過するだけの試合展開が見ていてイライラしましたねぇ。
スピーディな試合をするというのはわかるのですが、ただそれだけで技に重みが無いというか、1つの技をしっかりと見せようとしない内容にがっかりでした。
4選手誰も輝かない、成長過程すらわからないタイトル戦は今後いっさい止めて欲しいですよぉ。
潮崎vs杉浦については試合内容自体に満足度はそんなに無かったですが、歓声が徐々に杉浦コールに変わってくる過程は面白かったですよ。
ああいう盛り上がりがメインとして出来れば、結果どちらが勝っても良かったのではと(その場だけでも)思えますし。