今回はプロレスの話を。

昨夜は、仕事終わりに地元で開催されていたドラゴンゲート高松大会のメインとセミだけを、フロアの一番後ろのでっかいスピーカーの横に立てって観てきました。

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※ドラゴンゲートPC版ホームページ

プロレス会場に行ったのはですね、確かおととしの夏のレッスルJAM以来ですよ。

現在はドラゴンゲートとは絶縁しているROH勢が目玉のツアーだったのに、

ROH勢が東京での興行とバッティングしていたから誰もこなくて、代わりにPACが光を放っていた時以来ですよ(苦笑)

まず試合よりも印象に残ったのは、若いおねーちゃんの観客の多さでしょうか。

僕が、セミ前の休憩中に到着した時には、コラボイベントの名目でアマチュアダンスユニットが何組か続けてリングでダンスを披露してまして、

そのダンサーの友達や知り合いやらが結構な数来ていたらしい。


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よって、もっちぃvsKAGETORAというなかなかの好カードだったセミでは皆試合を見入っていたのに、

メインのワールドワンvsリアルハザードのイリミネーションマッチでは、世間ではイケ面に属される選手達に対して黄色い声援が飛ぶ飛ぶ(笑)

まぁ、メインに出場していたヨコススに低い声で

『ススムさん!』

という声も何回か飛んではいましたが、それは横に置いといて(笑)

会場の狭さもあって、非常によく盛り上がってましたよ、えぇ。

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ここからは試合について。

セミは、いわゆるロックアップとぶつかり合いの攻防から、

もっちぃが鉄柱に蹴りを誤爆してダメージを負って以降は、お互いの足を攻め合うという試合展開。

でも、もっちぃがテレビで観る限りはあまり記憶にないサソリ固めでじっくりとダメージを奪っていったのに対して、

KAGEはもうちょっとしつこくいってほしかったなぁ、と。

実際、終盤一騎当戦の体勢に行こうともっちぃを担ぎあげた瞬間に、もっちぃのヒザ蹴りを下から食らって、そこからKAGEは反撃はできなかったし。

ヒザ蹴りを放ったもっちぃが、足の痛みで動けなくなるというセールの場面があって、もう一度盛り上がりがあるシーンはあってほしかったです。

しかしながら、そのヒザ以降のもっちぃの畳みかけは見事。

自らロープに走って、スライディングDっぽいタイミングでマグの絶縁を食らわせて場内をどよめかせて、その直後に客席の一番後ろまで見えるツイスターでとどめやもんなぁ。

比較的短い試合だったけど、もっちいのコンディションは良さはよくわかった。

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かたやKAGE。

終始声は出てましたが、普通にウォリアーズ5としてアナウンスされていたところからして、かなり微妙なポジションなのは間違いない訳で…

トザワが、天下一ジュニアに出た時ゼロワンファンからの評価を大幅に下げたし、サイコンも消えたんだから、

代わりに新世代軍にKAGEを加入させてあげりゃあええのに、とは思いますが、折り合いをつけるのが難しいのか?

もったいないですね…。

メイン。

ドラゴンゲートの多人数タッグならではのしっちゃかめっちゃかの展開で、

ワールドワン軍のメンバーは皆見せ場があったし、KZYは浮いていたけどハザード軍のアクの強さは良かったと思います。

『こんな田舎でオーバーザトップロープのルールをやっても、エプロンでの攻防は緊張感が伝わるのか?』

と疑ってましたが、別にそんな事もなかった。

エプロンの攻防があった方向が、明らかに限られていたのは違和感があったけど。

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オーラスは吉野とクネスの一騎打ちになったんですけど、

ソルナシエンテを巡る攻防の後に、何の前触れもなくDKがリングサイドにあらわれて、

ボックスをつかんで、振りかぶってワンテンポ間を置いて期待通りに吉野に誤爆→

直後にクネスが勝ち、ワールドワンとDKの溝が絵に描いた様に深まり、吉野が文句を言い、DKがマイクで言い訳をしていたら、クネスに

『そんな事は裏でやれ!負けたんだから帰れ!』

風のマイクをされて渋々退場していき、

画面の隅に『つづく』マークという展開のバッドエンドながらも、とにかく面白かったのは面白かったですね。

勝敗には何ら繋がらなかったものの、ブレーンバスターの数珠つなぎのシーンが観れたのは、結構嬉しかったなぁ(笑)

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なお、この日興行を締めたのはついこの前ハザード軍に加入したクネス。

Tシャツを着たままだったので、体調の復調度合いは正直よくわかりませんでしたが、ただただ見事なマイクで拍手をするばかりでした。

以下、うる覚えですが(オイオイ)マイクの内容を書いておきます。

『見たか?あいつら一回誤爆したぐらいであんなにモメやがって。見苦しい。

俺達リアルハザードは奴らと違って信頼関係がある。絆がある。

わかるだろう、みんな?

今日だってススムに誤爆をしたけど気にしてないよなぁ、ススム?

(横にいたヨコススは無言でOKポーズ)

今は世代闘争をやってるけど、新世代?旧世代?そんなもん関係ない。

絆の強さは俺たちが一番なんだよ。

第二世代の俺たち、リアルハザードがドラゴンゲートを引っ張っていく!付いてこい!』

いやいやいや、あまりにクネスがカッコ良かったから、帰りに思わずリアルハザードのTシャツを買いそうになりましたよ。

財布からお金を出そうとした時、僕の中のもう一人の自分が

『ちょっと待て!

ドラゴンゲートの事だから、Tシャツを着れるぐらい暖かくなる時期にはまたまたまたまたユニット再編があって、ハザード軍自体なくなってるかも知れんぞ!?』

と呼び掛けたので、買うのは思いとどまりましたが…

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ここからは簡単な総括を。

帰宅してからは、僕が観れなかった他の試合の結果もチェックしましたが『ベテラン』Tシャツを販売するところからして、世代闘争を団体のメインテーマにしている割に、

ガッちゃん等のゲストがいない興行では、ハザード軍とそれ以外のユニットのエンドレスな抗争が中心のまま・そして第2試合はお笑いマッチ、というわかりやすい図式は良くも悪くも

『あぁ、これこそがドラゴンゲートの世界なんやなぁ』

とは思いました。

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田舎でも、鉄板の域に達するぐらいにわかりやすいプロレスを提供するドラゴンゲートが、

猿虐待事件の対処であるとか所属選手の退団の発表の仕方であるとかは、何故あそこまでわかりにくい霧におおわれた事をやってしまうのか?

というのは更に心の中で引っ掛かってしまうのは事実ですが、今回は横に置いておきましょう(爆)

最後に。

たった2試合のみの観戦記を最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

下の画像は、帰りにやった在庫処理ガラガラくじでゲットした、DKのリアルフィギュア。

この日のくじ担当が『ついさっき誤爆をしていた』DKだったので、反射的にこれを選んで握手もしてもらいました。

(映画・空気人形の中のセリフより)

握手した時のDKの手はかなり冷たかったので、DKの心はきっと暖かいと思います、という事で。

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