今回は『スマッシュ2』のサムライ中継を観た感想を書きましょうかね。

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※スポナビより
これを読む皆さんもそうでしょうし僕の中でも

『3が終わって、4に向けての煽りが絶賛進行中なのに、今更2の感想ってど〜なん!?』

という思いはあるので、2に関してはさらさらっと行きましょう。

とりあえずはサムライには、興行と放送までの間隔をできるだけ短くしてくれ、とは書いておきます。

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●セバスチャンvsTAJIRI

セバスチャンは不合格も止む無しというレベルでしたね。

手足が長くタッパはあるけど、今はその体格の生かし方を考える頭が無い感じ。二十歳じゃしゃーないか。

でも、新日本なり全日本なりの合宿所で住み込ませて、練習生からやり直させたら結構な選手に化ける素材なんちゃうか?という気はしました。

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●大原vs児玉(デビュー戦)

セバスチャンがアレだった反動もありますが、児玉くんは新人らしくて好感を持ちました。

児玉くんは何でも岡山出身だそうで。

田村潔司

松井塩二郎

佐藤ひかるん

ミツボシ・猪熊店長

ドリーマーズ・守部

…大王カルトが生まれ育った香川県に住む僕が言う資格は無いっちゃあ無いけど、

岡山県出身としては、片山明さん以来のまともなキャラのプロレスラーとして成長してほしいものです。

ただ、若いうちは憧れの対象として、エディゲレロさんの名前はあまり出さない方がいい。

あの雰囲気をオマージュして観客を納得させるには、ある程度の人生経験が要る様に思うんですよね。

守部は…

いや、話が関係ない方向に行くので書きません。

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●メンタロvs田中将斗vs小路

事前に期待していなかったのもあり、いい意味で裏切られたというか。

この日のベストバウトだったかも知れない。

あれだけの乱戦になりながらも、フェイスの壁を破壊する事なく、メンタロが軸になって他の二人の良いところを引き出す展開を意識していた様に見えました。

しかし、高値安定を続ける田中はともかく、メンタロはやっぱり良い選手ですね。

器用なのに加えて空気の読み方がいい。

この調子を維持して、来年の新日本のスーパーJrに参戦してほしいです。

小路は、流血がサマになり打たれ強いのは十分アピールできたでしょう。

今度機会があればスーパーヘビーの選手とぶつかり合って玉砕してほしいなぁ。

●TAJIRIvsユージン

3WAY戦とこの試合は試合順が逆だった方が…と思いました。

スマッシュ1のトミードリーマーの仕事っぷりが完璧だった事もあり、

観る側の元WWE勢に求めるハードルの高さが一気に上がっていた事を差し引いても、ユージンが緩過ぎた様に思いました。

あれがユージンのキャラだから、と言ってしまえばそれまでですが、あのノリをセミというのは僕には合わなかった。

こじつけみたいになりますが、ターニングポイントっぽい重さもなかったですしね。

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●KUSHIDA&リン・バイロンvs大原&朱里

まずは長めのひとりごとを。

僕やドス・ケベスさんの中では、大原&近藤ってある意味“夢のタッグ”だったんですよね。

昨夏からバッチンバッチンやりあって後楽園をヒートさせて、最終的にはお互い認めて握手をして、

新しい展開が始まる筈だったのに、

初めて同じコーナーに立つ事が決まっていたハッスル後楽園がドタキャン騒ぎで中止になり、

『ジェッ!ジェッ!ジェッ!ジェッ!う〜ジェッ!』

じゃない方のジェット(僕の中では、素顔ではこれぐらいの認識しか無い)主催の忘年会プロレスで、

仕切り直しで初タッグ結成が発表されながらも、諸般の事情で流れて、

結果的には寝かされるだけ寝かせて、熟成した?末に遂に実現する、初タッグ!だったのですが…

まさか、KUSHIDAも含めて3人がリン・バイロンを引き立てるポジションにまわるとはなぁ。

結果的にはよく盛り上がっていたから否定はしませんが、ありゃびっくりですよ。

KUSHIDAなんかは、次回メインを張るんだからもっと自己主張しといてくれよって(苦笑)

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そりゃ、現時点ではTAJIRIやヤマモさんがあそこまで絶賛!する程ではないにしても、

リン・バイロンは非常に面白い存在だとは思いますよ。えぇ。

昔のサブゥーの様なイレギュラーな試合運びと、オリジナリティー溢れるムーブ、

昔のケンドーの様な、絵になる打たれ弱さ、

この二つを足して中国何千年かの歴史を混ぜてグッチャグチャにしてヤッターマンみたいなコスチュームを着せて、

クレイジーケンバンドの曲をトッピングしたやたら妖しいキャラ!っていうんかなぁ。

今回は、大原&近藤に念入りにかわいがられたので早めにスタミナが切れたっぽいけど、

試合を重ねて片言の日本語を喋れる様に進化させていけば、

実験的にスマッシュの興行の目玉に据えれるぐらいの素材に思いました。

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それにしても…

試合後のバックステージでの涙は、リン・バイロンとしての涙か?

中の人としての涙か?

フィクションとノンフィクションがごちゃ混ぜになっていた印象が残るあの表情を見て、

初めてスマッシュ側があーいうオープニングVTRを作成した意図がわかったというか…

こーいう流れの作り方、うん、僕は大好きですね。いいもん見ました。

でも、大原&近藤のタッグ結成はもうちょっとだけ大事にしてプレミアタッグにしてね、

もうNEOに貸し出したりしないでね、という事で(爆)

あと、折角こーいう形で近藤とリン・バイロンのライバルストーリーが始まったと思わせながらも、

スマッシュ3では、華名が流れに割り込む展開になるとは(以下自粛)

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最後に。

華名vs近藤について思う事を書いておきます。

TAJIRIがプロデュースした二人の一騎打ちへの煽りに対して、今はどーこうは言いません。

でも、華名と近藤にとってこのシングルでの最大の敵は、

決してお互いではなく、

かといって、プロレスファンが抱くこれまでの女子プロレスに対するイメージでもなく、

つい最近、里村とシングルで闘った時の自分自身なんじゃないですか?

そこを誤解したら、二人が共通してリスペクトする里村に対して失礼かも知れませんよ、と敢えて言っておきましょう。

あーだこーだと舌戦を繰り広げるのは(ぎりぎりで)大いに結構。

でも、きっとお互いが一番頭にくる・むかつく挑発の言葉って

『勝って、再び里村と闘います』

の筈なのに、

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二人ともがそこに触れないのは、かえって女性ならではのエゴ・嫌な部分が出ている様で実は出ていない様に見えて、

僕の中では違和感があるんですよね。そこまでノリきれない。もちろんスルーはしませんが。

極端な話、このままじゃ点から線にならず点のままで終わりますよ。

このカードが、メインという扱いでTAJIRIにお膳立てをしてもらって、

それでも点で終わったら、プロレスの神様からバチが当たりますよ。

僕は、このシングルよりもむしろ、このシングルの向こう側の方が興味深い。

まぁ、シングルをやったら比較的あっさりと二人でタッグ結成!

みたいな流れが生まれるのかも知れませんが、そーなったらその時また改めて考えましょうかね。

しかし、できる事なら里村には、この試合を立合人として見届けてほしいなぁ。

この試合が終わったら、確実に二人のどちらかの視線が里村に向く筈。

そしてそうなった時の、里村のコメントを是非聞きたいですね。

できる事なら、植松のコメントも聞きたいですけどね…

今回は、こんな感じで。

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