一昨日は、全日本プロレスの善通寺大会を観てきました。

今回はその感想を。

まずはメイン…

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※PC版全日本プロレスホームページ

ではなく、たぶん僕でしか書けないやろーし又書いておかなきゃ気が済まない、羽沙羅こと奥田朱理の故郷凱旋試合について思うところを。

なお下の画像は、この日の対戦カード。

奥田の試合は休憩前の第4試合でした。

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何と、瀬戸内海放送(地上波)のテレビカメラクルーが奥田の密着取材をしていて、まずそこにびっくり。

ボニー・タイラーの『HERO』のデーモン閣下がカヴァーしたっぽいバージョンをBGMに入場してきた奥田。

仙女時代と比べて、素人目で見てもわかるぐらいに腕と足が細くなっていたので、悪い意味でびっくり。思い切り不安を感じてしまいました。

その後選手紹介時には全女ばりに紙テープがリングを覆い尽くして、更にびっくり。

そんな前振りがあって、滞りなく行なわれた試合の展開を書けばですね、

見事なまでの乱丸スタイルのお笑いワールド!で、本当よく盛り上がってました。

乱丸が、自らの見せ場の内容を事前に大声で説明してくれたもんだから、

僕も含め、初めて乱丸の試合を観る観客がすんなり入り込めたのは非常に大きかった。

で、ほとんど全てのパフォーマンスを乱丸がリードして、奥田が戸惑いながらそれに乗っかって笑いに包まれる形。

奥田はこの試合で、背中から受け身を十回もとってたっけ?何かラクしとんなぁ〜、というのが率直な感想(爆)

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でも、乱丸のネタの数々おかげで本当よく盛り上がってましたし、

奥田本人も、ボロを見せなかったという意味もあってか、満足度は高かったみたい(推測)

でも…

奥田にとってこれでええのか?

大体ですね、瀬戸内海放送のスタッフがどこまでプロレスに詳しいかよくわかりませんが、

お笑いテイスト満載の試合をどういう具合に編集した後で、夕方のニュースの特集コーナーで放送された時に

『あぁ、香川県から上京して、この子よく頑張ってるなぁ』

って思わせるんや?って話で。

結構な人数居たっぽい、奥田目当てのお客さんと奥田の身内は良かったとは思うんですけど、

普段プロレスを観ない視聴者層が、

乱丸に続いてぎこちなく『シャキーン!シャキーン!パワ〜ア〜ップ』を見せる奥田であるとか、

金縛りの術で固まる奥田の姿を見てプロレスに対して誤った認識をしなきゃいいのですが…

という感じ。

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とりあえず今の奥田は、東京でも地元でもビジュアルを生かしてチヤホヤされて、

あんまり痛い思いをせずそこそこ儲けていきたい、というのが今の最大目標なんやろなぁ、とは思いました。

そんな、アポたんみたいなイージーな生き方も僕は否定はできませんが、

あの頑固者の里村明衣子のかつての愛弟子が一悶着…

いや、二悶着三悶着あった末ながらも、そーいうイージーな生き方を選んだのを目の当たりにしたのって、何かこう…切なかったなぁ。

ただ、何だかんだ言っても、香川県出身の従来のスタイルのプロレスラーなんて、男女を問わず今後デビューしないでしょうから、細く長く頑張ってほしいのは確かなんですよ。

ただ、他の常日頃から一生懸命練習をしているプロレスラーに絶対迷惑をかけない様に活動していってくれ、という事です。

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つづいて、メイン。

いや、面白かった!

試合のテーマは、みのると諏訪魔の前哨戦。

今シリーズの流れから考えれば大方の予想通り、最初からみのるから積極的に仕掛けていったんですけど、

諏訪魔にちょっかいを出しつつ(数日前にみのるにヘシ折られた)新世代軍の旗をまた折ろうとちょっかいを出しまくり、

実際にセコンドから旗を奪ったら凶器として使いまくるもんだから、

この日の助っ人のKAIも含めた新世代軍メンバーが、皆奪いかえそうと必死になってるのが面白くて面白くて。

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みのるが旗いじりに飽きた(?)中盤は、諏訪魔と絵に描いた様な真っ向勝負。

諏訪魔が立て続けにスープレックスでみのるをブン投げて優勢に見えた刹那、みのるがスリーパーで反撃。

敢えて逆落としには行かず、長時間絞って五分五分に見える様に持っていった感じ。

終盤は、光留とKAIが高速の(限りなく張り手に近い)掌底の打ち合いで場内が輪をかけてどっかんどっかん盛り上がり、

船木がセコンドのミルコ河野とシングルの前哨戦のノリでガンガンやり合ったり(両者のシングルはいかにもショッぱそうやけど)

みのると諏訪魔の攻防を見て、相乗効果で皆テンションが上がっていったんやろなぁ。うん、凄かった。

奥田もねぇ、こーいうハードな試合を直接目で観て勉強しなきゃ、どーしようもない筈なんやけどなぁ…

(補足説明・自らの試合を終えた奥田は、メインの15分を過ぎてからようやく会場隅の売店ブースに戻ってきました)

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言っちゃあ何ですが、ベビーしかできないコジが、仮に全日本に残っていたとしても、

諏訪魔にバトンを譲るまでの過程が、地方興行でもここまで面白くて盛り上がるとは到底思えないので、今回のコジの退団自体はしゃーないんでしょうね。

三冠戦がどうなるかはわかりません。

ガラガラ濃厚の両国が舞台じゃなけりゃあ、年間ベストバウト候補の死闘になる筈だったのですが…

さて。ここからは、今シリーズの主役の筈のジュニア勢について。

ジュニアリーグの公式戦が地味目なカードだったので、セミのTAKA…さん&カズのタッグの華やかさに思い切り喰われてましたね(苦笑)

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残念ながら、あまり動かないTARUさん&屁イトが相手だった関係で、

浜ちゃんを含めた両軍のセコンド総出の大乱戦のまま終わってしまったのは、面白かったのに正比例するぐらい勿体なかったけど、

この先TAKA…さんとカズ・二人きりのシングルなりタッグはそう何回もは観れないでしょうから、いいもんが観れた、と都合良く割り切ろうと思います(笑)

ちなみに。

今回の題名は、試合開始前場内BGMとして山口百恵さんのこの曲が流れていた時、

音響ブースで気持ち良さそうに歌っていた木原さんに

『すみません、mixiをやってる者ですが…』

と一声かけてから、両手で握手をしてもらいました。

木原さん、ありがとうございました(一礼)

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