先日は、映画『ハナミズキ』を観てきました。

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※PC版ホームページ

《以下ネタバレ注意》
予告編を観る限りサイキッカーorアシッドリスナーならば、真っ先にスルーしそうな類の映画ではありますがあまり迷わずに観てしまいましたよ。

ようやるわ、俺(笑)

まずは総括。

ガッキーの過去の主演作の『恋空』であるとか『フレフレ少女』であるとか。

これらが、根本的にダメなストーリーとガッキーのなかなかの大根っぷりによる相乗効果で、壮絶なレベルの完成度になっていましてですね、

既にこれらを観て免疫ができている方ならば、観といてまず損はしない・満足できるんじゃないかと思います。

特に。

製作者サイドが、一青窈さんの原曲の世界観を厚かましいまでに拡大解釈しており、

その風呂敷の広げ方は『涙そうそう』を遥かに上回っていて、半ば呆れつつも見事さを感じました。

ただし、まだ『恋空』や『フレフレ少女』を観ていなくて免疫が無い方には(以下自粛)

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ストーリーについて。

何といいますか、TBS制作ならではのデタラメなストーリーなのは確かなんですけど…

『お母さんにずっと無理を聞いてもらい英語をあれだけ勉強しながら、結局何をやりたかったんや?』

とツッコまざるを得ないぐらい国内外を転々とする 紗枝ことガッキーと、

家業の漁業を継ぐ事で北海道から離れられず、ガッキーの傍にいられないのは仕方ないとして、

家族や地元の仲間に見守られつつ家業を継いだら継いだで、

時間をかけて不幸に見舞われつづけ、最終的には自己破産&一家離散をして、独りぼっちになってしまう こーへーくんこと生田くんの、10年間の人生の対比が思ったよりも面白かった。

最後はもちろん二人が一緒になりますし(苦笑)、

一人一人で観たら、映画ならば別に『そこまでどうって事はない』レベルの話なんですけど、

途中でちょこちょこっと二人の人生がリンクしていくさじ加減が、僕の好みだったといいますか。

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そらまぁ、向井くん演じる北見先輩が非業の死を遂げたり、

紗枝のオカンがいっきなりニューヨークに現われたり、

カナダの港町でこーへーくんの作った船の模型を目撃して…

なんていう、古の大映テレビチックな下りはやり過ぎでしたけど(苦笑)、

それぐらいムチャな事を随所でやりながら…

むしろそれぐらいムチャだったからこそ、オーラスの二人の再会シーンのベタかつ直球勝負さが際立ち、

観る前では考えにくいぐらいに心に残ってしまったんですよねぇ。なーんか、良かったなぁ。

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こーへーくんの場合はですね、僕の家が漁業で生計を立てているもんで、

松重さん演じる親父さんのあーいうノリは『いつかどこかで観た風景』だった。

奮発して漁船を買ったら資金繰りが苦しくなって…

とかは、デタラメなストーリーには見えない&他人事に思えなかったなぁ。

実際、出演者達は撮影前に漁師の実習をやっていたそうで、

船の上での網を引っ張ったりとかの演技は、決して漁業を甘くはみていなかった…ように思う。

こーへーくんが、東京行きを断念して、地元の漁協のヤンキーのおねーちゃん(いけちゃんとぼくで、ヤンキーのおねーちゃんを演じたのと同じ女優さんやったし 笑)とあっさり結婚して離婚して、

そのヤンキーねーちゃんは懲りずに漁師と付き合うという流れは、

『お前ら、漁業をバカにしとるやろ?』

とはなりましたけど、あれならぎりぎり許容範囲かと(ホンマか?)

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さすがに庵治町の漁業は、あれだけ皆地元から離れまくる程無残な状況ではない筈だし、

何年もマグロ漁船に乗ってる人までは居ない筈なんですけど、

今年ぐらいの異常気象で赤潮が大量発生すれば、いつあれぐらいの状況になっても…

とシミジミ思いながら観てました(爆)

かたやガッキーは…

何なんでしょう?

ニューヨークにいる!と言われても、ガッキーのまわりの風景がニューヨークに見えない説得力の無さと存在感の軽さは?

ニューヨーク絡みのシーンは全部合成か?と思いましたよ。

ドラマでのガッキーも、あんなもんなのか?

あと、英語もぺらぺら喋ってはいたけど、カタカナ英語の発音っぽく見えて仕方がない表現力の薄さは?

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いやいや、北海道とかカナダとかの風景だと別に違和感が無かったし、英語のスピーチのシーンもガッキー本人がかなり努力をしたらしい。

よって英語のしゃべりが得意な方が観たら

『なかなかやるやん』

という発音だったのかも知れませんが、

あれだけやりながらも、結局は北海道に戻ってくる辺り、

本質的にはあの映画の中でのガッキーは田舎者のままやったって事なんかなぁ。

その設定に関しては一捻りがあってもよかったのに?とは思いましたが、

まぁ、そんなもんなんですかねぇ、という事で。

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最後に、主演の二人以外の役者さんについてちょっとだけ。

ベテランの役者さんの演技は皆良かった。ありゃあ見事だった。

薬師丸ひろ子さんの演技力は『三丁目の夕日』から輪をかけて“飛び道具”の域に達していた様に見えたし、

キムキム兄やんの真人兄ちゃんのキャラも半ば反則だったなぁ(笑)

う〜ん。

これを書き始める前はここまで長文にするつもりは無かったので、

読み返したら自分自身に引いてしまった部分はありますが、まぁええですかね。

以上、一青窈さんの曲だと『ハナミズキ』よりも『影踏み』に感じてしまう競馬好きのkajioがお送りしました…

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