先日は、嵐・二宮くん主演バージョンの『大奥/男女逆転』を観てきました…

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《以下ネタバレ注意》

僕自身、ここ最近は地上波放送で観たカイジはともかく、それ以外は様々な方向に針を振り切っている作品を観る機会が続いてまして、

その反動も多大にあってか

『基本的な設定がムチャクチャだった割には、思ったよりもキチンとかつ無難な線にまとまり過ぎていたかなぁ』

というのが、率直な感想になりますね…

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とはいえ、男女の数が逆転していながらも大奥の持つ特殊な様式美や上下関係であるとか、大奥の侍のビジュアルを重視しようとしていたのは、伝わってはきました。

僕が求めるもの…

ってさすがにこれは大げさか。

こーいうのがあるんちゃうかなぁ、とイメージをしていた事を書きますとふわふわとした内容になりますが、

たとえば『800人いる』という説明があった大奥に、本当に何百人も侍がいる様に思える様なCGを駆使するとかですね(あれじゃ50人ぐらいしかいないですよ 苦笑)、

水野と同期入社したライバルがいて、出世に対するエゴが強烈だったり、

序盤で斬られそうになりながらも、それでも諦めきれずに何が何でも水野と肉体関係を結びたい奴があらわれたり…

こんな感じのくだりが、短い時間でも構わないから、サイドストーリーとして折り込まれているもんだと思っていました。

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ただ単に、僕のイメージと金子監督の意図が合致しなかっただけの話だから、

決して『残念』という評価に繋がる訳ではないのですが、物足りなさはありました。

よって、試写会で今作を観たと思われる平野先生がTwitterで高めの評価をしていたのですが、

涼しくなってきてから観た映画の順番がもし違う順番になっていたら、そこまで高い評価はしていなかったんじゃないでしょうか?とやんやりとツッコミを入れておきます。

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ここからはストーリーに関して。

テンポを重視したのか時間との兼ね合いなのか?

二宮くん演じる主人公の水野が、剣術のポテンシャルが非常に高いというきっかけがあったのはわかるのですが、

いわゆる上司との肉体関係も描かれなかったのに、驚くぐらいのトントン拍子で出世していったのも、

後半に藤波(笑)と松島の策略が背景にあったのが明らかになるとはいえ、あんまりノレなかった。

原作もあんなトントン拍子なんですかね?

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冒頭に伏線が描かれていたからぎりぎりOKなのですが、水野が剣術の達人だったならば木刀の時も真剣の時も、殺陣のシーンにできれば“もう一捻り”がほしかった。

これは『十三人の刺客』を観た後遺症かもしれないのですが、敢えて書いておきます。

木刀をがんがん打ち合ったり、水野が真剣でのやりとりを拒否して、

道場内を動き回る方が派手で映画向けだったのは確かなんですけど、あれじゃ緊張感が足りない。

出世のきっかけになった剣術に関する説得力が足りないのは、非常にあかんでしょう。

真剣での殺陣のフィニッシュだけは十分緊張感があったから好きですけどね。

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大体ですね、鶴岡を演じた大倉くんはよくわからないからアレですが、二宮くんって元々の演技力が高い筈なんやから、

もっとレベルの高い殺陣のシーンを求められたとしても、無難に魅せてくれた様に思うのですが…

えっ?

この大奥には、そんな時代劇でありがちな要素は求められていなかったんじゃないのかって?

だったら、柴咲コウに何ヵ月も本格的な乗馬をさせた上でわざわざ『暴れん坊将軍』のオマージュのシーンを演じさせるんじゃねーよって。

あれなんて、この映画にありがちな時代劇的世界を求めている人に対するメッセージでしかないやろって。

実際、殺陣のシーンよりも手間暇かかってるっぽいやん、という事で。

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ここからは嵐の二宮くんについて。

えぇ、江戸っ子っぽいキャラは普通にカッコ良かったですね。

秋からの二宮くんの連ドラもチェックしとけば良かったって思いました。

とりあえずは、若い内に本格的な…

そう、首チョンパされるぐらい憎まれるド悪役も、一度は演じといてほしいものです(多分無理)

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柴咲コウは…

水野と寝る前の言葉のやりとりはちょっとしんどかったけど、

吉宗という上から目線のキャラの堂々の演技はカッコ良かった。

いつまであーいうキャラを演じていくのかはわかりませんが、おめぇはそれでいいや(笑)

最後に。

シリアスモードの阿部サダヲさんが非常に良かったですね。

一悶着があった末に、自らのろくでもない生い立ちを喋った後、

水野に『大奥でしか生きれない者もいるのだ』と語りかけるシーンは心に染みました。あれこそが大奥の本質かもしれない。

ある意味、二宮くん以上に阿部サダヲさんのシリアスモードの演技が楽しみです…。

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