『感動だよ、人生は』JCBホール大会の向こう側・スマッシュ11のサムライ中継を観ました。
※PC版スポナビより
※鈴木健ちゃんのブログより
※PC版スポナビより
※鈴木健ちゃんのブログより
第2章の中心人物となるコバックが、手の内を全ては見せないまま終わった事もあって、
この日は、メインのジプシー・ジョーさんの試合に尽きるものがあった…というべきですかね。
いわゆるスタバを筆頭にする『まだ見ぬ強豪』が活躍する世界と対極の感もありますが、
ある程度プロレスを観てきたファンなら誰もが知っているレベルのレジェンドに対するこーいうリスペクトの表現の仕方は、現時点では『スマッシュでしか見れないだろう』と思いました。
ただし、今回ここまで心に染みるものを見せてしまうと、レジェンド企画自体あまり頻繁にはやれなくなったんでしょうけどね…
ここからは、ジプシー・ジョーさんについて。
今年で77歳と言われたら確かにそう見える、それ相応のコンディションでしたが、
表情の怖さといい醸し出す雰囲気といい、どう見ても『これはただ者ではない』というのが伝わってきた。
レジェンドとは、こうあるべきなのか、と感心。
この試合展開としては、TAJIRIにリードしてもらってましたし、
TAJIRIに乗られてフォールされても跳ね返すのもシンドかったからか、フィニッシュシーン以外フォールに入る場面も無かった。
しかし、ヒザが動かないなら動かないなりに、TAJIRIが至近距離まできたらチョップであるとかパンチであるとか、
あと間が空きそうになったらサミングを入れたりと、手の使い方が絶妙といっていいぐらいに巧かった。
場外戦にしてもあれだけ引きずり回されてヒザには堪えていた筈なのに、
そこから更に、頭から出血しながらもTAJIRIのイス攻撃に耐えきったんやから、頭が下がりますよ。
また、ジョーさんがあまり力無くイスを振りかぶった時点で、
即座にTAJIRIにイスをパスした遠藤さんの仕事っぷりも、評価しなきゃいけないでしょう。
あの感じだと、ジョーさんがTAJIRIをイスで攻撃!というよりも、ジョーさんがイスに使われてしまう様な見映えになっていた筈。
アドリブかどうかまではわかりませんが、遠藤さんも久々のリング登場ながらもまたレジェンドだった…
てか、遠藤さんもあの雰囲気だけで十分その片鱗は伝わってきましたけどね(笑)
また、イスに対する頑丈さをアピールした直後のジョーさんに、バズソーキックを『使わず』に、
ミスト→押さえ込む事で、ジョーさんの頑丈さ幻想を何ら傷付ける事なく、試合を終わらせたTAJIRIの介錯の仕方も素晴らしい。
フィニッシュムーブに対しては尋常でないこだわりがある筈なのに、
ジョーさんの為に、敢えて違うパターンを考えてきたTAJIRI。
TAJIRIもまた、現在進行形の世界のトップレスラーの片鱗を見せてくれたと思いますね…
慌ただしい年の瀬に心が暖まる良いものが観れて、良かったです。
次に書いておきたいのが、自らリクエストした(という設定の)鈴木みのるを相手に、見事なぐらい観客の心に何も残せなかった小路。
『小路ならばこんなもんだろう』
という、低めに設定されたハードルすら越えなかった感じで、はっきりいってかなり不快でした。
折角、昔からUWFに思い入れがあってどーこうであるとか、
モーリスの元で特訓してどーこうであるとかのストーリーを準備してくれていたのに、
そもそもプロレスラー・鈴木みのるのシングルマッチを観た事があったのか?すら怪しくなった。
そりゃ、大晦日の古木の試合の準備でプロレスどころじゃなかったであろう点は考慮しますが、もっとこう…ねぇ。
とにかく、みのるを相手に何かを残してやろう!という素振りぐらいは見せてくれよって話で。
また、試合前後のみのるのコメントで勝手に判断するに、小路の心構えが事前に見抜かれていたのは、プロレスラーとしては相当恥ずかしい筈なのに、
小路は観客の前で自らの不甲斐なさに怒りを見せたり、悔し泣きをしたり、
また、DEEP参戦に向けて、プロレスラーとしての一時休業を決断する事もなく…
あれなら、みのるをブッキングできたならば素直に児玉くんをぶつけて『ションベンちびるぐらい怖い思い』という名の、若い時しかできない経験をさせてほしかったなぁ。
幾らTAJIRIのプロレス頭があっても良い作品にならない、典型的な例を見せられた感じで残念でした。
これでメインが良い試合にならなかったらと思うと…?
最後に、コバックについて。
試合中声を出し過ぎたのか?40歳だと言われたら納得できるスタミナは、
今後スマッシュのレギュラーとしては正直どうかな?とは思いましたが、
パワー重視の荒っぽさと、ねちっこいレスリング技術を兼ね備えている、独自のスタイルは構築していそうな選手でしたね。
でもどーせなら、オリジナルムーブを出す事に躍起にならず、ヨーロッパ式の下からアゴにカチあげるエルボー辺りをもっと大事に使えばいいのに…
あと、フィニッシュへの組み立てはあれはあれでいいんじゃないすかね。
スマッシュの初期ならともかく今の僕は基本、大原が日本初戦の相手を担当した選手を、あまり誉めない様にしてますから、
皆さんも今回のコバックの試合は参考記録程度の評価にとどめておくのがベターかも知れません(爆)
今回は、こんな感じですかね…
※ユー何とかより
こちらの人気ブログランキングにエントリーしております。よろしければクリックをお願いします…
この日は、メインのジプシー・ジョーさんの試合に尽きるものがあった…というべきですかね。
いわゆるスタバを筆頭にする『まだ見ぬ強豪』が活躍する世界と対極の感もありますが、
ある程度プロレスを観てきたファンなら誰もが知っているレベルのレジェンドに対するこーいうリスペクトの表現の仕方は、現時点では『スマッシュでしか見れないだろう』と思いました。
ただし、今回ここまで心に染みるものを見せてしまうと、レジェンド企画自体あまり頻繁にはやれなくなったんでしょうけどね…
ここからは、ジプシー・ジョーさんについて。
今年で77歳と言われたら確かにそう見える、それ相応のコンディションでしたが、
表情の怖さといい醸し出す雰囲気といい、どう見ても『これはただ者ではない』というのが伝わってきた。
レジェンドとは、こうあるべきなのか、と感心。
この試合展開としては、TAJIRIにリードしてもらってましたし、
TAJIRIに乗られてフォールされても跳ね返すのもシンドかったからか、フィニッシュシーン以外フォールに入る場面も無かった。
しかし、ヒザが動かないなら動かないなりに、TAJIRIが至近距離まできたらチョップであるとかパンチであるとか、
あと間が空きそうになったらサミングを入れたりと、手の使い方が絶妙といっていいぐらいに巧かった。
場外戦にしてもあれだけ引きずり回されてヒザには堪えていた筈なのに、
そこから更に、頭から出血しながらもTAJIRIのイス攻撃に耐えきったんやから、頭が下がりますよ。
また、ジョーさんがあまり力無くイスを振りかぶった時点で、
即座にTAJIRIにイスをパスした遠藤さんの仕事っぷりも、評価しなきゃいけないでしょう。
あの感じだと、ジョーさんがTAJIRIをイスで攻撃!というよりも、ジョーさんがイスに使われてしまう様な見映えになっていた筈。
アドリブかどうかまではわかりませんが、遠藤さんも久々のリング登場ながらもまたレジェンドだった…
てか、遠藤さんもあの雰囲気だけで十分その片鱗は伝わってきましたけどね(笑)
また、イスに対する頑丈さをアピールした直後のジョーさんに、バズソーキックを『使わず』に、
ミスト→押さえ込む事で、ジョーさんの頑丈さ幻想を何ら傷付ける事なく、試合を終わらせたTAJIRIの介錯の仕方も素晴らしい。
フィニッシュムーブに対しては尋常でないこだわりがある筈なのに、
ジョーさんの為に、敢えて違うパターンを考えてきたTAJIRI。
TAJIRIもまた、現在進行形の世界のトップレスラーの片鱗を見せてくれたと思いますね…
慌ただしい年の瀬に心が暖まる良いものが観れて、良かったです。
次に書いておきたいのが、自らリクエストした(という設定の)鈴木みのるを相手に、見事なぐらい観客の心に何も残せなかった小路。
『小路ならばこんなもんだろう』
という、低めに設定されたハードルすら越えなかった感じで、はっきりいってかなり不快でした。
折角、昔からUWFに思い入れがあってどーこうであるとか、
モーリスの元で特訓してどーこうであるとかのストーリーを準備してくれていたのに、
そもそもプロレスラー・鈴木みのるのシングルマッチを観た事があったのか?すら怪しくなった。
そりゃ、大晦日の古木の試合の準備でプロレスどころじゃなかったであろう点は考慮しますが、もっとこう…ねぇ。
とにかく、みのるを相手に何かを残してやろう!という素振りぐらいは見せてくれよって話で。
また、試合前後のみのるのコメントで勝手に判断するに、小路の心構えが事前に見抜かれていたのは、プロレスラーとしては相当恥ずかしい筈なのに、
小路は観客の前で自らの不甲斐なさに怒りを見せたり、悔し泣きをしたり、
また、DEEP参戦に向けて、プロレスラーとしての一時休業を決断する事もなく…
あれなら、みのるをブッキングできたならば素直に児玉くんをぶつけて『ションベンちびるぐらい怖い思い』という名の、若い時しかできない経験をさせてほしかったなぁ。
幾らTAJIRIのプロレス頭があっても良い作品にならない、典型的な例を見せられた感じで残念でした。
これでメインが良い試合にならなかったらと思うと…?
最後に、コバックについて。
試合中声を出し過ぎたのか?40歳だと言われたら納得できるスタミナは、
今後スマッシュのレギュラーとしては正直どうかな?とは思いましたが、
パワー重視の荒っぽさと、ねちっこいレスリング技術を兼ね備えている、独自のスタイルは構築していそうな選手でしたね。
でもどーせなら、オリジナルムーブを出す事に躍起にならず、ヨーロッパ式の下からアゴにカチあげるエルボー辺りをもっと大事に使えばいいのに…
あと、フィニッシュへの組み立てはあれはあれでいいんじゃないすかね。
スマッシュの初期ならともかく今の僕は基本、大原が日本初戦の相手を担当した選手を、あまり誉めない様にしてますから、
皆さんも今回のコバックの試合は参考記録程度の評価にとどめておくのがベターかも知れません(爆)
今回は、こんな感じですかね…
※ユー何とかより
こちらの人気ブログランキングにエントリーしております。よろしければクリックをお願いします…
コメント
コメント一覧 (2)
もしくは単に団体のカラーと適性が合っていないのか。
基礎から学ぶ機会があまり無いまま重要人物として駆り出されている点については少しだけ同情します。
少〜しだけ。