『大晦日年越しプロレス』後楽園大会の、サムライ中継を観ました。

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※PC版スポナビより
大晦日に、ここに期待していると書いた『来年点から線に繋がる様な流れ』があまり無かった…

強いてあげれば、ケニオメと稔のハイレベルな絡みと、蕨の大仏様と真霜のパツキン抗争ぐらいか?

そこは非常に残念でしたが“点”としてのイベントで評価するならば十二分に面白かったし楽しかった(笑)

総括として、過去の大晦日のプロレスと比べて特筆すべき点を挙げれば、

どちらかと言えばインディーに分類される団体の“鉄板”レベルで場内を湧かせれるトップ選手で、

今回の主要カードに名前を連ねていなかった選手が多く、オールスター戦という訳ではなかったのに出し惜しみ感が無かったところになりますかね。

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関本こそランブル戦に顔を出してましたが、飯伏であるとかサッちゃんであるとか。エトセトラ、エトセトラ…

それだけメインのマッチメークの捻り方が良かったり、企画の完成度が高かったと言い切って良いでしょうし、

こーいう面子でこれだけ盛り上がったとなると、これ以上を求めるならば、興行の総括で大社長と登坂さんが『次の大晦日は若い世代に丸投げする』と予告するのも理解できる。

実際、腹を抱えて笑わせてもらったGENTAROプロデュース・レフェリー7人(+京平さん)制マッチみたいなハチャメチャな企画の再現は、若い世代の選手・裏方からの発想になると思いますし…ね。

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ここからは、目についた試合についてちょこちょこと。

★蛍光灯マッチ

実況の村田さんも言っていた『同じ後楽園でも、蛍光灯が破裂した時のリアクションが大日本と全然違う』という点はさすがに印象に残りましたが、

まずマッチメーク的に微妙で、試合内容も蛍光灯マッチにそこそこ免疫ある三郎やタケシが微妙やったなぁ、と。

二人とも、ここで竹田に噛みついたりして自己主張をしないでど〜するんだって?もったいない。

あれなら、かつての沼ちゃんなりサッちゃんみたいに蛍光灯マッチ初挑戦の選手を混ぜてほしかった。

こんな調子なら、今年の大晦日には蕨の大仏様に蛍光灯マッチをやってもらう方が(以下略)

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★30団体ランブル

外部の選手のブッキングを担当した方の悪意が込められていたのか?

思った以上にイロモノが多くて面白かったけど、

ロイヤルランブルでは必要不可欠な掃除担当の人がいなかった…

いや、もしかしたら番付的に小笠原先生がそうだったのかも知れないけど、

見事にその役割をど忘れ…

もとい、自ら放棄していたもんだから、かなりグダグダになってしたね。

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米ちゃんの斬られっぷりが変に気合いが入っていたり、

マッドマックス都宮ちいが派手なやられっぷりを見せたり、

折角フナキを潜り込ませる事に成功したのに(大社長の、誰がブッキングしたんでしょうか…には笑った)

フナキもあれなら出落ちの方がまだ割りきれたのに、免疫がないフナキからすれば相当異様な雰囲気で、

男色先生と向かい合ってキスまで交わすのは嫌やったやろーなぁ。同情します(苦笑)

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★火野組vs森嶋組

ノアの選手をこの手の興行に呼ぶ時は多分避けられないジレンマなんでしょうけど…

と前置きをして書けばですね、

主催者側が、つい先日ほぼチョップのみでK−DOJO後楽園大会のメインを作った火野を立ててきたんだから、

ノア側は、男色先生風ビジュアルとチョップが売りの潮崎を出してほしかった。

大体、火野があれだけ中指を立ててきたんだから、森嶋もトップ選手なんだしもうちょい良い不快感をあらわすリアクションをしてほしかったなぁ。もったいない。

中邑とのシングルが組まれてなけりゃあなぁ…

あっ、でも火野と森嶋の絡みは迫力があって良かったと思うから、悪いマッチメークではなかったんですけどね。

少なくとも森嶋には、ROH王者時代にカズマを相手に愛想無く勝った時と違って、

火野と入江の力量を試してやろうか的な懐の深さの片鱗は見れたし。

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ただ、森嶋&谷口からはシンプルな技しか仕掛けられなかったのに、

終始ペースを握られていた入江は残念だったけど、これも長い目でみれば良い経験になったでしょう。

惜しむらくは、かつては入江みたいな選手を呼ぶのがテーマのひとつだったセムが、完全な不定期開催になってしまった事になのですが…

あと、えーと谷口でしたか。何かしましたっけ!?

ここまでアウェー感の強いリングに上がる機会は、今の谷口のポジションだと滅多にない筈なんだから、

何らかのテーマを抱いてリングに上がっている素振りは最低限見せてほしかったなぁ…。

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★メイン

ランブル戦で、オーバーザトップロープによる退場を飽きるぐらいに見せられたんだから、

メインはオーバーザトップロープは採用しないでほしかった。

ロープ際の攻防になる度に『またかよ…』的な気持ち空気になって、僕自身の緊張感がかなり薄れましたもん(実際はどうだったんやろ?)。

せめて三本勝負にしておけばなぁ…

大体、この手のお祭りであっても興行バランスってもんは重視すべきやろーに…とか試合をみながら思いました。

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FMWのプチ同窓会が成立しそうな面子しかり、

前記の蕨の大仏様vs真霜の異次元感のある絡みなり、

接点がありそうであまりなかったハヤトと澤、真霜、ちっちゃい田村とのバチバチの攻防なり、

最後を締めたマンモス佐々木の暴れっぷりなり、見所は沢山あったけど…

という感じですかね。

いい加減長くなりましたが、時期的な関係できっとペラッペラの扱いであろう週刊プロレスよりは僕は評価してますよ、と書いて締めさせていただきます。

それでは最後に…

ふぁいと、ふぁいと、ぷろれすぅー!

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