昨日は映画『僕と妻の1778の物語』を観てきました。

今回は、その感想を書いていきましょう…

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※公式ホームページ

≪以下ネタバレ注意≫
当初は観る予定はなく、直前に予告編をチェックしたぐらいしか情報がなかったこの作品。

草なぎくんが演じる主人公がSF作家という設定で、

『妻が亡くなるまでに夫は何ができるのか?』

という真面目なテーマのもと、随所にSF作家らしい豊かな想像力がアピールされてましたが、

話が進んでいく内に草なぎくんが書くエッセイ…

ではなく小説の中の世界と、現実の世界とのボーダーラインが緩くなっていく(無くなる訳ではない)形で、

草なぎ君の職業だけではなくこの物語自体が、実は『SF=サイエンス・フィクションではなく、すこし・不思議』(by藤子不二雄F先生)であり、

何かようわからんけど随分ふわ〜っとした世界観やったなぁ、と思わされた。

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それに、見終わって振りかえれば物語の時代設定も曖昧なままだったし、

草なぎ&竹内結子の夫妻の年齢設定も原作よりも大分若かったらしい事を加味したら、確信犯でふわ〜っとさせていたっぽい。

でも、二人のキャラ設定と二人が最後の最後のまで仲睦まじいところ。

また周りの登場人物で悪い人がおらず、誰も嫉妬を抱く事もないまま二人を暖かく見守るところが、

そのふわ〜っとした世界に合っていた感じがして、心地良かった。

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よく考えてみれば、周りの世界をふわ〜っとさせないと肝心の北海道旅行のシーンの説得力が落ちていたでしょうし、

物語の中で二人の仲の良さが、かつての小柳ルミ子&ケンヤばりに、思いきり浮いていたかもしれない。

僕ごときがそんな事を考えてしまう、2011年の現実世界の世知辛さは問題があるんですけど…ね。

結論。

この映画には良い意味でやられました。はい。

草なぎくんも竹内結子、二人とも演技が上手いですよね。

特に竹内結子はびっくりするぐらいにきれいだった。

それだけでも観る価値は十分あったかと…

僕は1200円で観たのであまり偉そうには言えませんが、まぁええか(笑)

ただ、僕の中でかなり引っ掛かったところが二つありましてですね…

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まずは、草なぎくんが書く小説の中で、何故かタコが何回もプッシュされていて最後にもう一回タコが出てくるかと思ったら、スカされたところ(笑)

あと、竹内結子のガンが進行していき、痛み止めにより大半の時間で意識が戻らない状態になっていく訳ですが、

それでも、不眠不休で奥さんの為だけに短編小説を書き続ける草なぎくん。

また、そんな草なぎくんの姿を無言で見ていた、同じ病院に入院する患者さん達は心を動かされた…

筈なのに、それでも草なぎ君を無言で見守り、いろいろ差し入れたりもして行くところ。

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シュールな光景を見せられて背筋に冷たいものが流れた気がして、怖さまでもを感じた。

しかも、そんな過程を経て夜中に書き上げた小説を、竹内結子の元に届けて読み上げる生ける屍の様な草なぎくん…

そりゃ、途中で谷原章介から小説を書き続ける事に対して警告するシーンもありましたが、その時はこんなシーンは想像できなかったもんなぁ。

よって僕にはその時の小説が、奥さんの為ではなく、草なぎくんの寿命を縮める為のものにしか見えなかった。

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そう、それは小説ではなく実は『恐怖新聞』だったのではないか…?

これは、夫婦の愛を隠れ蓑にしたシュールなホラーなのか…?

と疑ってしまった。

正直、あのシーンは眉村先生も引いたと思うんやけどなぁ。

一度そんな事が頭によぎってしまった日にゃあ、もうまともな目では観れない(大袈裟)

最後の二人の口づけのシーンや、最終回のエア小説を書くシーンでは、

周りにいた女性客で泣いていた方も居ましたが、僕はそうはならなかったなぁ…

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あと引っ掛かったシーンは、谷原章介のキャラ設定でしょうか。

あれは、星監督なり演出家さんなりが誰をイメージしたかは知らんけど、

恋愛ものを中心に書いている小説家さんに対してよほど嫌な思い出があるか、偏見があるとしか思えない。

嫌な奴ではないけど、やり過ぎやでありゃ(爆)

…いかがでしたか?

長い間、ありがとうございました。

また一緒に暮らしましょう。

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