先日は、映画『漫才ギャング』を観てきました。今回はその感想を。

最初に総括みたいな事から書きますと…

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※公式ホームページ

≪以下ネタバレ注意≫
2時間越えの作品で、ストーリーも大風呂敷を広げていた訳ではないのに、

ケンカのシーンと漫才のシーンの時間的なバランスを(たぶん)取ろうともしていなかったのは、見終わった後に引っ掛かるものがありました。

最初からずっと“強そうな”オーラを出していた千鳥・大悟の出番が回ってくる終盤のケンカのシーンこそ、有りがちなものに終始していたのでスカされた感があったものの、

それ以外のケンカのシーンは、あれだけ頻繁にかつ派手にやっていたんやし、それも作品の個性として認めましょう。

でも、ケンカのシーンをあれだけ熱く描いてたんやから、肝心の漫才のシーンもドラゴンフライが舞台デビューするまでをピークにして後はダイジェスト扱いにするんじゃなく、

舞台で披露する漫才のシーンにも、もっと熱を込めて描いてほしかった。

漫才のシーンがもっとあったならば、あと10分ぐらい長くなっていても、全然OKでしょう!?

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品川監督自身が、劇中に使う漫才のネタも書いていたからこそ、作品のクオリティを下げない様にという思いを込めて…

または、漫才師のドラマは、舞台のシーンよりも舞台を降りた後の人間ドラマの方が面白い!的な思いがあったから、

確信犯で舞台での漫才のシーンを念入りには描かなかったのかも知れませんね。

でも、佐藤くんも(ナイナイの岡ちゃんがいうところの)少年ナイフ状態の売れない漫才師役と言われたら、違和感が無い様な役作りはきちんとできていた様に思うだけに、

銀行強盗と校長先生のネタぐらいしか見れなかったっちゅうのは、僕の中では勿体無さしか残らなかった。

だったらドラゴンフライやブラックストーンが劇中で披露するネタは、漫才の作家さんに作成を全面的に依頼しとけばよかったのに、みたいな。

オーラスの上地くんの相方が誰か?をぼやかしたまま終わった点も含めて、

品川監督にそーいうプライドの高さ(?)があるからこそ、この前南海キャンディーズの山ちゃんにバラされた様な、

同業者に敵が多そうな芸人ならではのエピソードも漏れてしもーたんやろーなぁ、とか考えたりして。

実際の品川監督がどーなんかは知らんけど…

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しかしながら、そこら辺も全部引っくるめて、映画業界での仕事が中心ではない品川監督の作品ならではの、計算された粗削り感なんかなぁ〜と、前向きに割りきれたのも事実。

漫才とケンカがテーマになっている映画ではありえないぐらいに、じ〜っくりと時間をとっていたもんだから

『誰かが二人の会話に乱入してくるんちゃうか?』

と常にドキドキさせられた佐藤くんと石原さとみ二人きりのシーン(笑)を除けば、作品のテンポ自体良かったと思いますしね。

結論。

『ドロップ』も、品庄のネタを全く観た事が無い僕からすれば、思ったよりは面白かったですね。

でも、この文章を書く前ににゃむばななさんのレビューを読んだのですが、お笑い好きの方からすれば、僕以上に違和感を感じる事も納得がいったりして…

お笑いというジャンルにはあまり詳しくない皆さんには、是非お薦めしたい!

そんな映画だった様に思います(汗)

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ところで。

個人的に印象に残ったのは、事前に予告編を観た時はどう見ても佐藤隆太くんと上地くんが主役なのに、

本編をみたら脇役のデブタクとシャア専用デブ、あとアゴにフランスパンを入れている宮川大輔のキャラがやたら立っており、

しかも脇役の枠を飛び越えて、確実にストーリーを左右する場面まであったもんだから、

『品川、上手い事関係者を口車に乗せて、携帯配信あたりでスピンオフドラマを作るつもりか?』

と思ってしまった点でしょうか。

雛壇芸人だからこそ、あーいう形で脇役に光を当てるのが上手いのは筋が通っているというか。

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あと、前記のにゃむばななさんやKLYさんがコメント欄で取り上げていた、石原さとみについてちょっとだけ書きますと、

あれだけ、びびるぐらいに登場人物が野郎ばかり、石原さとみ以外には宮崎マンゴーぐらいしか女性が出てこなければ、

そりゃムチャクチャかわいく見えて当たり前ですよって話で。

脚本を読んで、そーいう作品だからこそ出演を引き受けた(と思われる)石原さとみの女優ならではのしたたか…

もとい、プロ意識の高さには感心させられましたが。

それよりむしろ僕が言いたいのはですね、典型的な体育会系のお笑いの世界が舞台なのに、

金銭面では苦しんでいながらもあそこまで女っけが無いだなんて、リアリティーが無さ過ぎるんちゃうか?と思った次第で。

品川監督自身の女癖がどうかは知りませんが、周囲の芸人さんの女癖の悪さやらトラブルはいろいろ目にしてる筈なんやから、

もし次回作でもお笑いの世界を取り上げるならば、ケンカのシーンは少なくてもいいから、そーいう方向でのリアリティーを追及してほしいなぁ、と。無理か?(笑)

それじゃあ、ゆっくり鼻毛を抜きますかね…

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