先週末は映画『奇跡』を観てきました。

今回はその感想を。

まずは、幸知先生の自転車のベルを返しに行きますか…

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≪以下ネタバレ注意≫
ガキっぽさと、したたかな面を思いきり同居させた子供は複数居ながらも、大人にも子供にも悪い人は居なかったり、

JR九州が全面的に協力している割には電車のシーンは少な目だったり。

旅に出るまでの流れをじ〜っくりと描いた前半も、子供達が結集してからの後半も、

想像以上に ふわ〜っとしていて くるりの音楽がよく似合う…

いや、この映画で言うところの“ぼんやり”としている雰囲気の映画って、僕は好きなんですけど、これに関しては、正直もうひとつ乗り切れなかった。

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僕の中では是枝監督は『誰も知らない』を観ていなくて、その後の『空気人形』のイメージが強いもので、

もっと観た後に余韻が残るんやろーと期待をしていたのもありますが、なんかこう…違うかな、と。

僕が一番違和感を感じたのは、九州新幹線の始発電車がすれ違う瞬間にどーこうの前夜の段階で、

ぼんやりとしたやりとりのみで、見ず知らずの家団体で泊まれてしまうという“奇跡”が起きてしまったのに、

その後は、必死で奇跡を願った子供たちが報われる事なく…

強いてあげれば、オダジョーバンドのRKBの音楽番組出演決定!は奇跡の前振りにはなってたかな?(苦笑)

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とりあえず、オダジョーと大塚寧々は、キャラでも実生活でも、一度離婚したら無理によりを戻さない方がええんじゃないすかね、という事で。

また、福岡組と鹿児島組のその後の交流もおそらく無いであろうまま、淡々と日常に戻っていったところになりますかね。

僕は、奇跡と同じく子供がアレするスタンド・バイ・ミーも観ていないのですが、これぐらい淡々としたオチだったのかなぁ…

そら、犬を甦らせろ!とまでは無茶は言いませんが、いわゆる原作の無いオリジナルものなんやから、

(個人的には好きやないけど)エンドロールが終わった後、『○○年後』的な一昔前のフォントを使ったでっかい白文字のテロップが出た後に、

一個ぐらいは“奇跡”が実現した事を匂わせる映像ぐらいは入れてもらって、

観客の心を多少はほっこりとさせてから席を立たせてほしかったというか。

百歩譲って、この子供達の五年後なり十年後とその再開を描く映画が作られる可能性があるならば、そーいう締め方もまだわからん事もないけど…

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そこら辺の、子供を全面に押し出すファンタジーあふれる作品の中で、

隠し味としてリアルな現実をどれぐらい披露するか?という、是枝監督なりの確信犯のサジ加減は好きではないですね。

これがこの映画を見た後の一番の収穫かも知れない(爆)

でも、それ以外は九州のロケ地のチョイス・脚本・子供達のキャラ設定と演出・鹿児島と福岡の場面切り替えの編集、エトセトラ・エトセトラ…

各要素で“もうひと押し”があって欲しかったけど、それも作品のぼんやり感をアピールする為だと割りきれば、概ね良かったんじゃないでしょうか。

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主演のまえだまえだ。

キャラ的には、シビアな現実を友達と一緒に軽いノリで乗り切ろうとする弟の方が大好きなんですけど、

兄貴の方は、中途半端に大人の部分を持っている子供の役を無難に演じていた様に見えて、確かに演技は巧いですね。これは感心。

来年の日本アカデミー賞の表彰式では、優秀新人賞授与の壇上で、

兄『この喜びは鶴瓶師匠に一番最初に伝えたいです!』

弟『僕が目標にする俳優さんは鶴瓶師匠です!』

みたいな小ボケを、どういう風に見せてくれるのでしょうか?(笑)

いつの日か松竹芸能から卒業したらちびノリダーの伊藤くんみたいな、

キャラの硬軟問わない役者さんになれるんとちゃうかなぁ。今後が楽しみです。

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まえだまえだの次に印象に残った子役は、シェケナと樹木希林さんの孫・内田伽羅でしょうか。

実際の彼女の立場と役柄がリンクしていたのもありますが、大物の片鱗は見えた。

競馬でいうところの『後に女傑と呼ばれる牝馬のデビュー戦』を観た様な感じ。

今はモデル活動が中心なだけに、タッパが有り過ぎる様に見えるのはアレですが、こちらも楽しみですね。

最後に…

かるかんって、本当にぼんやりとしていて、美味しいんですか?(笑)

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