今回は“伝説の男”原田芳雄さんの遺作になった、映画『大鹿村騒動記』を観てきた感想を書いてみます。
まず何より書いておかなきゃいけないのが…
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≪以下ネタバレ注意≫
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その演技を、松田優作さんも意識していたというぐらい武骨な役者さんだった原田さんの最後の出演作は、
ベテランの役者さんが入り乱れるというよもやのドタバタの人情喜劇だった…
というところは、凄く印象に残りました。
本来ならば観る側が涙・涙になってもおかしくないシチュエーションなのですが、
香川県では主要都市の公開からタイムラグがあり、亡くなられてから一区切りついてから観た関係で、
比較的冷静に、かつ暖かい気持ちになれて満足しながら帰路につく事ができましたね。
東映独自の『昼間でも千円で観れる』実験の対象作だった事もあり、台風通過中ながらもそこそこ客席も埋まっていたのもポイントになるのかも知れません。
松田優作さんにおける『ブラック・レイン』みたいに、とんでもないぐらいに鬼気迫る演技を見せて幕を閉じる役者人生もあれば、原田芳雄さんみたいな役者人生の幕の閉じ方もあるんでしょうね。
パンフによると
『Vシネマかよ!?』
とツッコみたくなる様な、僅か2週間という撮影期間中に原田さん本人が、
自らの最期をどれぐらい意識していたかどうかはわかりませんし、
大鹿村歌舞伎の終了後、メイクをしたままタカコを待つ原田さんが、劇場から出てくる一徳さんに向かって吐き捨てる台詞っぽく書けば
『死ぬにゃまだはええよ!』
と書かざるを得ないのは非常に悔しいけど、これはこれで素敵でしたね…
ここからは内容について。
『好きなものが見えるなら、嫌いなものが見えるのも我慢する』
という台詞で、変な余韻を残しながら瑛太と絡んだ?後に、
もうちょっとだけ掘り下げるもんだと思っていた、楽しんご風の冨浦くんがそのまま流されたり、
幾ら大ベテランの役者さんが顔を揃えていたとはいえ、佐藤浩市さんや松たか子の扱いがさらっとしていたのは勿体ないなぁ〜とは思いましたが、
ゼンちゃんとオサムとタカコによる、幾ら田舎でもおおらか過ぎるやろ?と思わされる独特の三角関係を軸にして、
オリジナルの脚本とクライマックスを歌舞伎に持っていくという構成は、ちゃんとしていたと思う。
話のスケールを考えたら、上映時間もちょうどよかった。
歌舞伎のシーンに薄〜くBGMを被せるのは、
『それは…ええのか?』
とは思いましたが『ダンシング・チャップリン』みたいな舞台中継になったら、
歌舞伎に興味が無い方は睡魔に襲われるからなんかなぁ?とか変な納得をしつつ…
また、大鹿村よりは多少?栄えてはいる庵治町に長年住む者から言わせてもらえれば、
大鹿村みたいな風景は日常的に見ているから感慨もヘッタクレもなかったけど(苦笑)
原田芳雄さんみたいに、ぶっきらぼうながら優しいおっちゃんは確かにいましたし、
『○○がああ言ったから○○にはもう出ない!』
と町内会の会合等で、複数の人間がヘソを曲げる光景もリアルやった様な気がする(笑)
あっ、そうそう。
この前観た『神様のカルテ』『孤高のメス』にちょっとだけ出演していて、心を
ざわ…ざわざわ…
とさせてくれた でんでんさんが、大鹿村騒動記にも出ていたのはびびりましたねぇ。
しかも今回は、まさかの入浴シーンを披露していて、ボデーが透明になりかけていたのも、個人的には無視できないポイントでした、という事で。
それでは皆様、最後にお手を拝借…
※ユー何とかより
原田芳雄さんのご冥福をお祈りいたします。
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ベテランの役者さんが入り乱れるというよもやのドタバタの人情喜劇だった…
というところは、凄く印象に残りました。
本来ならば観る側が涙・涙になってもおかしくないシチュエーションなのですが、
香川県では主要都市の公開からタイムラグがあり、亡くなられてから一区切りついてから観た関係で、
比較的冷静に、かつ暖かい気持ちになれて満足しながら帰路につく事ができましたね。
東映独自の『昼間でも千円で観れる』実験の対象作だった事もあり、台風通過中ながらもそこそこ客席も埋まっていたのもポイントになるのかも知れません。
松田優作さんにおける『ブラック・レイン』みたいに、とんでもないぐらいに鬼気迫る演技を見せて幕を閉じる役者人生もあれば、原田芳雄さんみたいな役者人生の幕の閉じ方もあるんでしょうね。
パンフによると
『Vシネマかよ!?』
とツッコみたくなる様な、僅か2週間という撮影期間中に原田さん本人が、
自らの最期をどれぐらい意識していたかどうかはわかりませんし、
大鹿村歌舞伎の終了後、メイクをしたままタカコを待つ原田さんが、劇場から出てくる一徳さんに向かって吐き捨てる台詞っぽく書けば
『死ぬにゃまだはええよ!』
と書かざるを得ないのは非常に悔しいけど、これはこれで素敵でしたね…
ここからは内容について。
『好きなものが見えるなら、嫌いなものが見えるのも我慢する』
という台詞で、変な余韻を残しながら瑛太と絡んだ?後に、
もうちょっとだけ掘り下げるもんだと思っていた、楽しんご風の冨浦くんがそのまま流されたり、
幾ら大ベテランの役者さんが顔を揃えていたとはいえ、佐藤浩市さんや松たか子の扱いがさらっとしていたのは勿体ないなぁ〜とは思いましたが、
ゼンちゃんとオサムとタカコによる、幾ら田舎でもおおらか過ぎるやろ?と思わされる独特の三角関係を軸にして、
オリジナルの脚本とクライマックスを歌舞伎に持っていくという構成は、ちゃんとしていたと思う。
話のスケールを考えたら、上映時間もちょうどよかった。
歌舞伎のシーンに薄〜くBGMを被せるのは、
『それは…ええのか?』
とは思いましたが『ダンシング・チャップリン』みたいな舞台中継になったら、
歌舞伎に興味が無い方は睡魔に襲われるからなんかなぁ?とか変な納得をしつつ…
また、大鹿村よりは多少?栄えてはいる庵治町に長年住む者から言わせてもらえれば、
大鹿村みたいな風景は日常的に見ているから感慨もヘッタクレもなかったけど(苦笑)
原田芳雄さんみたいに、ぶっきらぼうながら優しいおっちゃんは確かにいましたし、
『○○がああ言ったから○○にはもう出ない!』
と町内会の会合等で、複数の人間がヘソを曲げる光景もリアルやった様な気がする(笑)
あっ、そうそう。
この前観た『神様のカルテ』『孤高のメス』にちょっとだけ出演していて、心を
ざわ…ざわざわ…
とさせてくれた でんでんさんが、大鹿村騒動記にも出ていたのはびびりましたねぇ。
しかも今回は、まさかの入浴シーンを披露していて、ボデーが透明になりかけていたのも、個人的には無視できないポイントでした、という事で。
それでは皆様、最後にお手を拝借…
※ユー何とかより
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コメント
コメント一覧 (1)
劇場は平日夜だけあってそんなに埋まってはいませんでしたが、上映終了と共に拍手が巻き起こりました。
みんな原田さんの事が好きだったんですね。私も泣きながら拍手してました。
本当にありがとうと言いたいです。