一昨日は、映画『一命』2D版を観てきました…

1525a2cb.jpg

※公式ホームページ

≪以下ネタバレ注意≫

基本泥臭いシンプルなストーリーで、画面には緊張感が漂っていて、時代劇なのに現代にも通用してしまう理不尽でカタルシスの無いオチで…非常に重みのある映画でしたねぇ。

こーいう映画はそれはそれで好きなのですが、甚内が体調を崩して以降の求女と美穂の幼少期のシーンでは軽く睡魔に襲われたので、

もうちょっと体調が良い時に観に行くべきやったなぁ、と。反省。

ここからはエビゾーについて。

満島ひかりはまだしも、瑛太の義父役ってーのは、幾ら何でも無理がありましたよね。

8136bb1d.jpg


演技自体は『凄い』としか言い様がなかったので贅沢な話かも知れませんが、

それにしても回想シーンとのビジュアルのギャップがたいして見えないのは、一回りしてギャグに見えてしまうので、

もっと老けメイクをさせなきゃアカンかったやろって話で(苦笑)

観る側からそれぐらい根本的なツッコミをされてもいいから、この映画にエビゾーをキャスティングしたかったんや!という意図はわかるのですが…

d5facb77.jpg


また、役所さんをはじめ、時代劇慣れした存在感のある役者さんをあれだけ揃えながらも、

エビゾーの、独特のオーラが漂う濃い演技が無ければ、この作品の世界観は到底成り立たない…

的印象が強いのは、見終わってから心に引っ掛かるものがありましたが、

『この映画はそーいうものなのだ』

と割りきれば、高評価に値する作品だと思います。

かたや瑛太は…

竹光での切腹シーンの鬼気迫る演技こそ良かったものの、構成上序盤にそれを見せてしまった影響で、

それ以降の出番の、狂言切腹に至るまでの流れは『貧困に苦しんでいる』という設定には無理がある、悲壮感の見えないビジュアルだったので、しんどいものがあった。

caddb5bc.jpg


瑛太は瑛太で頑張ってはいたんでしょうけど、今後はもう無理に時代劇には出なくても…って思ってしまった。

それと、僕が一命について強めに書いておきたいのはですね。

従来の時代劇とはノリが違う、良くいえば三池監督らしさが爆発していた、

井伊家の屋敷をフル活用する血が飛び散らない殺陣のシーンはクライマックスに相応しかったんでしょうけど、

エビゾー、殺陣をいつまでやんねん?

って思ってしまった。

54a3b447.jpg


3D版とカンヌでの上映を無茶苦茶意識していたのかも知れんけど、さすがにアレは長過ぎやろ。

役者さんの表情が見えにくくなるぐらいに、雪の粒が大きめだった演出もうざくて…ねぇ。

そんな殺陣のシーンの影響で、殺陣では竹光にこだわったり、髷だけが切り落とされてしまったり、屋敷の中の鎧兜がアレされてしまうという、

武士道の象徴を侮辱する事でエビゾーが命をかけて

『武士道とは何か?』

を訴える掟破りな展開が、霞んでいた様にも見えた。

a59f1c25.jpg


もし、武士道を疑問視するのも作品のテーマとして観る側にアピールしたかったのならば、あと何分か屋敷での殺陣を短くしていれば…と言わざるを得ませんね。

とりあえず、一命は3D版で観なくて良かったというのと、エビゾーの演技に尽きる!という事でこの文章を締めましょう…

e9b05d0b.jpg


人気ブログランキングへ
こちらの人気ブログランキングにエントリーしております。よろしければクリックをお願いします…