昨日は『シックス・センス』でおなじみのM・ナイト・シャマランが製作した映画『デビル』を観てきました。今回はその感想を。

悪魔は猛る獅子のごとく食らう者を求む(新約聖書 ぺテロの手紙 5:8)

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※公式ホームページ

≪以下ネタバレ注意≫




今回ほど≪ネタバレ注意≫と書く必要を感じた映画はいつ以来でしょうか。

と言うのもですね、あらすじは

悪魔が高層ビルのエレベーターに悪人を5人呼び寄せ、エレベーターを故障させて一人一人殺していって、エレベーター内の密室連続殺人として捜査する刑事が戸惑い続ける…

という一文でまとめれてしまう、ある意味直球勝負な様な映画だったから(笑)

諸事情があって、夏に平野秀朗先生がプッシュしていた以外、予備知識は皆無の状態で観たんですけど、

『シャマランのシックスセンスは昔観た筈ですが、ブル〜スが出ていたのと大オチ以外は思い出せない…』

そんな僕であっても

『あぁ、シャマランって観る側にこんな嫌〜な思いをさせる映画を作るのが得意なおっちゃんやったんやね〜』

と認識できてしまう わかりやすさと無茶さ加減…

そこが今作の最大のポイントなんでしょうね。

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この『デビル』。

聖書の中の一節の朗読から始まった最初から最後まで悪魔の存在を煽り続けていて、

こーいう風な映画のパターンだと、実際は居ないのに悪魔が居る事を煽り続ける奴が一番悪くて、人間の中にこそ悪魔が居る…

みたいなオチかと思いきや、


 当
  に
   悪
    魔
     が
      犯
       人
        だ
         っ
          た

というのは、ホラーでありサスペンスでありながらも、

そこは多少は捻ろうよ…

的意味で、思わず鼻で笑いそうになってしまった。

大体、何でもかんでも悪魔のせいにしすぎやろって話で。

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そらまぁ、警備員の部屋からの声はマイクを通してエレベーターの中に伝わるけど、

エレベーターの中の5人から声は、ビルの警備員の部屋には聞こえない…

という、この作品の肝になっている設定に限っては、悪魔が絡んでいなければできないのかも知れませんが…

悪魔がどーこうの点を全て『こけおどし』の一言で片付けるならば、僕も賛同してしまいますね。
あぁそれなのに、それなのに。

ポスターには、主人公の刑事でもエレベーターの中に最後まで残ったアンちゃんでもなく、

実質的な主人公だったエレベーターでもない、あのおねーちゃんがでっかく載っているんやからもうね…

こんな微妙なバランス感覚は決して嫌いじゃないです(笑)

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ここからは、この映画のサスペンス的部分について思った事を書きます。

何というかですね…

エレベーターに、観る側がまだ悪い奴だとは知らされていない5人が集まりエレベーターが止まり、

5人の人間関係が悪くなったところで、唐突に照明が消えてポスターの おねーちゃんがケガをさせられた後、

再び照明が消えた時には最初に疑われた胡散臭いセールスマンが殺されてしまうまでの緊張感。

これはインパクトがあったなぁ〜。

この点に関しては、この作品をまだ観ていない方へ自信を持ってお薦めできるんですけど、

二人目のスリのオバちゃんはまだしも、三人目の暴行癖の黒人の警備員のオッちゃんが同じパターンアレされる辺りになると、

見方によってはサスペンスを通り越してコントにも見えてしまったのは、

モニターを見る警備員のオッちゃんが悪魔悪魔・全員死ぬ全員死ぬって言うてるけど、

この光景と展開にすっかり免疫ができてしまうなんて、

この映画を観る側も大概悪魔かも知れんやなぁ〜とか思ってしまったり…

そんな映画でした(爆)

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この映画で不満だった点。

どーせこーいう展開&オチにするんやったら、殺されるんはエレベーターの中の人間だけにしても良かったんとちゃうかなぁ?ところでしょうか。

ビルの作業員のアンちゃんの転落死…

に関しては、アンちゃんの血が天井から垂れ落ちてくるというベタな演出が印象に残ったから、まだ有りかも知れないけど、

ベテランの警備員のオッちゃんの、これまたコントみたいな過程を経ての感電死は蛇足に見えたんですけど どうでしょう?という事で。

最後に、好き勝手にこの映画の感想を書いた僕から一言。

自分を偽る嘘が悪魔を呼ぶんだ…

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