今回は劇場版『SPEC 〜天〜 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿』を観た感想をさらさらっと。

何があっても生きる事を諦めるな…

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※PC版ホームページ

※翔を観た感想

≪以下ネタバレ注意≫

複数の謎を散々前振りしながら、お約束の様に消化不良感満載で終わるのは、あらかじめ覚悟はできてはいましたが…

連ドラ版の持つ緊張感と、翔のディレクターズカット版が持つバカバカしさと比べたら、

天はこれ!といった強調できる要素も新鮮さも無く、イマイチ&残念という印象が強かった。

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どう転んだって『いちげんさんお断り』路線になるんやから、

天の様な小難しい方向に行って輪をかけて いちげんさんを突き放していくぐらいなら、

いっその事翔を映画で流しといてくれたら良かったのに、とまで思ったぐらい。

まぁ、脚本はあんなもんでしょうし、堤ワールドと称されていた無茶苦茶な部類に入る演出面も、キル・ビルのおねーちゃんの言い間違い以外はまだ我慢できました。

しかし、肝心のストーリー面に関しては、堤監督とTEAM SPECのどちらがイニシアチブを握っていたかはわかりませんが、

いずれにせよ作り手側が暴走をし始めたら収集がつかなくなる典型だったのかもしれない。

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でも。

同じ暴走は暴走でも、主演の二人の暴走っぷりは本当素晴らしかった。

瀬文を『ブラック・エンジェルズ』のザ・松田ばりに問答無用の不死身の存在にしていく事で、

翔で大化けした当麻との扱い方のバランスが崩れていた点を、軌道修正していたのは良かった。

また、キル・ビルのおねーちゃんをストーリーから早めにフェードアウトさせて、ベタな恋愛ものの要素をシャットアウトしたのもなにげにファインプレーだった様に思う。

個人的には、屋上で当麻と瀬文が拳銃を向けあってやいのやいのあって

『どーして撃ち殺してくれなかったんですか!?』

と訴えた後でゴリさんが表れるシーンは、結構感動してしまった。

天ではこのシーンが一番好きやなぁ、僕。

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とにかく、サイドストーリーは致命的にアレやけど、SPECの世界観が好きな者ならば、二人の暴走キャラを堪能できただけで満足した、と言うべきなのかもしれません!?

そんな主演の二人を取り巻くあらゆる流れが『劇場版だから』と気合いを入れて経費をかけていたのはいいけど、

全体的に空回りしていたっぽいのは『もうちょい何とかならんかったんかい』と言わざるを得ない。

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具体的に書けば。

ファティマ第3の預言とか、当麻のSPECが復活して(久遠が言うところの)モンスターになりかけたり、『猿の惑星』のラストっぽく崩壊していた近未来の東京のシーンとか…

そーいうのはエヴァとかで見せられてきたんやから、SPECでは要らんねんって。

とにかくねぇ。

どう考えても天だけでは畳みきれない大きさの風呂敷的なサイドストーリーが本編の頭とケツに置かれていたのは、

最後の最後まで当麻と瀬文の世界で楽しみたかったのに、観ていてうっとおしかった。

白いスーツのアンちゃんも、この作品の流れならば椎名桔平さんに演じさせて、謎をシュールさ全開にするべきなのにそうしなかったのも違和感があったし…

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ところで。

クローンのニノマエが、CG技術フル稼働なだけで中身は連ドラ版と大差が無いスペックホルダー達を無理矢理集めて、

『よろしくネッ!』『死刑!』

をやりながら小さい規模から国家転覆を企むってメインストーリー自体はまだ有りやったと思うんですけど、

警察だけで対処するレベルの相手ではないのに、それでも警察だけでニノマエらの潜伏先を襲撃する流れと、

第24代宗家の津田が他の津田と大して変わらなかったのはトホホ感があった。

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音楽の面でも、エンドロールでNAMI no YUKUSAKIがガンガンに流れる筈が朗読と丸かぶりだったもんだから、

翔のディレクターズカット版のエンドロールのカッコ良さとは正反対で不満が残ったのも書いておきたい。

ん〜…こーやって書いていけば行く程

『天、アカンやん!』

という結論にしかならない。

それでも先週は、SPECのTwitter公式アカウントの中の人も驚くぐらいの興業収益をあげたのも事実(幾ら相手関係に恵まれたとはいえ)

結か欠かはわからんけど、製作が本決まりになった際には、もうちょい満足度が高い作品にしてくれよ、という事で…

潤、お腹冷えるよ。

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