6月1日…
そう。マリリン・モンローの誕生日に、映画『マリリン 7日間の恋』を観てきました。
今回はその感想を書いていきましょう。
サプライズ!
※公式ホームページ
≪以下ネタバレ注意≫
そう。マリリン・モンローの誕生日に、映画『マリリン 7日間の恋』を観てきました。
今回はその感想を書いていきましょう。
サプライズ!
※公式ホームページ
≪以下ネタバレ注意≫
…って、マリリン・モンローの誕生日というのは帰宅してから知ったんですけどね。
それはともかく、香川県での公開が主要都市から大幅に遅れて始まった事もあり、
『過去のシリーズには縁がなかったMIB3で、濃いおっさん達やエイリアンを何回も見せられるよりも、マリリン・モンローの方が観ていて癒されますわなぁ』
程度のノリでさほど期待しなかったのと、終始コリン目線でストーリーが進行していた事もあり、普通に良かったですね。
マリリンとオリヴィエの考え方の違いにより非常に雰囲気の悪い撮影現場を舞台にしていて、
劇中の数々の出来事は実話がベースなのにドタバタを極めていて(苦笑)
クライマックスもラストもマリリンとオリヴィエの深刻な対立と比べたら随分あっさり目なのに…
それでも見終わった後には、清々しい幸せな気持ちになれた。
実際にマリリンの事を振り返っている時のコリンの本音はわかりませんが、
あくまで原作は、コリンは自らが体験したマリリンとの日々を素晴らしき思い出だとして割りきっていて、
またマリリンの事をリスペクトしている様を、奇をてらわない文体で書かれているんやろーなぁ、と。
あくまでコリンが観た範囲ながらも、無茶苦茶キュートながらも孤高な存在であるマリリン・モンローの『光と影』が生々しく表現されていたところは、
おそらく今作を観られた大半の方は絶賛しているでしょうし僕もその点に関しては賛同。それこそ完璧に近い完成度があったと思う。
でもこの映画は、オリヴィエが監督としても役者としてもやたら苛立っているという『影』の部分も、
それこそ観ていて引いてしまうぐらいにしっかりと描いていたところは、個人的にはかなりツボにハマりました。
オリヴィエってほら、監督としてマリリンに振り回されまくった時点で最大の被害者であるという大前提がある訳ですが、
終盤にオリヴィエはマリリンと共演するデメリットを承知で、
マリリンの役者としての才能・生命力を『スペース・ヴァンパイア』みたいに吸いとろうとしていた事と、
現実にはそれには失敗をした上に、逆にマリリンがコリンの若々しさを『スペース・ヴァンパイア』or小柳ルミ子ばりに吸いとってしまい、
表現者としてのレベルの違いを実感してプライドが傷ついた事をコリンに打ち明けていたシーンは、
あまりにも惨めで、逆に一回りをしてオリヴィエのカッコ良さを感じてしまった。
またコリンも、そこまで書く事がオリヴィエに対する礼儀だと自分に都合よく解釈していた様に見えた。
さっきも書いた通り、それだけ幸せな気持ちになれる映画なのに、
隠し味でエゲつなさを折り混ぜるセンスがあるコリンもカッコいいみたいな…
いや、コリンはカッコいいと評価するかどうかは、人によっては微妙かな?
最初はマリリンのスパイ的な立場だったのが、マリリンに振り回されていくうちに変化していく流れは良かったけど、
ハーマイオニーことルーシーに振り回されるまでもが変にカッコよく描かれてたでしょ、みたいな。
そーいや、これを書きながら思い出しましたが、コリンが複数の人間から
『深みにはまるなよ』
と言われるシーンをいれる事で、遠回しに
『それでも俺は、まだマリリンとは深みにははまってなかったんだぜ』
とアピールしていた(様に見えた)のって、大分いやらしいよなぁ。
マリリンから素の自分を魅せられた上であーいう風に迫られてたんやから、
どう考えても泥沼にはまって抜け出せない状態だったやろって言いたいですよ!?
結論。マリリンとオリヴィエと同じぐらいに自分の事もカッコよく見せようとしたコリンに対しては、不満が残りましたね(笑)
僕のコリンへのジェラシー(?)はともかくとしてこの文章の最後に、僕が一番印象に残ったシーンを書いておきましょう。
それは、マリリンが突如すっぽんぽんになって川に飛び込み、追って川に入ってきたコリンと濃厚なキスをするシーン。
そらまぁ、
『それってマリリンの薬物依存症の副作用による奇行やろ?』
とツッコミを入れて、ハイそれまでよ、となるシーンかもしれませんが、
僕の頭の中には日本の名作『潮騒』の中の『その火を飛び越してこい』の名シーンが浮かんでしまいましたね…
それでは締めの一言。
『この世界を知っただろう?』
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それはともかく、香川県での公開が主要都市から大幅に遅れて始まった事もあり、
『過去のシリーズには縁がなかったMIB3で、濃いおっさん達やエイリアンを何回も見せられるよりも、マリリン・モンローの方が観ていて癒されますわなぁ』
程度のノリでさほど期待しなかったのと、終始コリン目線でストーリーが進行していた事もあり、普通に良かったですね。
マリリンとオリヴィエの考え方の違いにより非常に雰囲気の悪い撮影現場を舞台にしていて、
劇中の数々の出来事は実話がベースなのにドタバタを極めていて(苦笑)
クライマックスもラストもマリリンとオリヴィエの深刻な対立と比べたら随分あっさり目なのに…
それでも見終わった後には、清々しい幸せな気持ちになれた。
実際にマリリンの事を振り返っている時のコリンの本音はわかりませんが、
あくまで原作は、コリンは自らが体験したマリリンとの日々を素晴らしき思い出だとして割りきっていて、
またマリリンの事をリスペクトしている様を、奇をてらわない文体で書かれているんやろーなぁ、と。
あくまでコリンが観た範囲ながらも、無茶苦茶キュートながらも孤高な存在であるマリリン・モンローの『光と影』が生々しく表現されていたところは、
おそらく今作を観られた大半の方は絶賛しているでしょうし僕もその点に関しては賛同。それこそ完璧に近い完成度があったと思う。
でもこの映画は、オリヴィエが監督としても役者としてもやたら苛立っているという『影』の部分も、
それこそ観ていて引いてしまうぐらいにしっかりと描いていたところは、個人的にはかなりツボにハマりました。
オリヴィエってほら、監督としてマリリンに振り回されまくった時点で最大の被害者であるという大前提がある訳ですが、
終盤にオリヴィエはマリリンと共演するデメリットを承知で、
マリリンの役者としての才能・生命力を『スペース・ヴァンパイア』みたいに吸いとろうとしていた事と、
現実にはそれには失敗をした上に、逆にマリリンがコリンの若々しさを『スペース・ヴァンパイア』or小柳ルミ子ばりに吸いとってしまい、
表現者としてのレベルの違いを実感してプライドが傷ついた事をコリンに打ち明けていたシーンは、
あまりにも惨めで、逆に一回りをしてオリヴィエのカッコ良さを感じてしまった。
またコリンも、そこまで書く事がオリヴィエに対する礼儀だと自分に都合よく解釈していた様に見えた。
さっきも書いた通り、それだけ幸せな気持ちになれる映画なのに、
隠し味でエゲつなさを折り混ぜるセンスがあるコリンもカッコいいみたいな…
いや、コリンはカッコいいと評価するかどうかは、人によっては微妙かな?
最初はマリリンのスパイ的な立場だったのが、マリリンに振り回されていくうちに変化していく流れは良かったけど、
ハーマイオニーことルーシーに振り回されるまでもが変にカッコよく描かれてたでしょ、みたいな。
そーいや、これを書きながら思い出しましたが、コリンが複数の人間から
『深みにはまるなよ』
と言われるシーンをいれる事で、遠回しに
『それでも俺は、まだマリリンとは深みにははまってなかったんだぜ』
とアピールしていた(様に見えた)のって、大分いやらしいよなぁ。
マリリンから素の自分を魅せられた上であーいう風に迫られてたんやから、
どう考えても泥沼にはまって抜け出せない状態だったやろって言いたいですよ!?
結論。マリリンとオリヴィエと同じぐらいに自分の事もカッコよく見せようとしたコリンに対しては、不満が残りましたね(笑)
僕のコリンへのジェラシー(?)はともかくとしてこの文章の最後に、僕が一番印象に残ったシーンを書いておきましょう。
それは、マリリンが突如すっぽんぽんになって川に飛び込み、追って川に入ってきたコリンと濃厚なキスをするシーン。
そらまぁ、
『それってマリリンの薬物依存症の副作用による奇行やろ?』
とツッコミを入れて、ハイそれまでよ、となるシーンかもしれませんが、
僕の頭の中には日本の名作『潮騒』の中の『その火を飛び越してこい』の名シーンが浮かんでしまいましたね…
それでは締めの一言。
『この世界を知っただろう?』
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コメント
コメント一覧 (1)
しっかしマリリン・モンローも既に伝説化し始めているってことでしょうかね。
マイケル・ジャクソンのこんな映画が出来るのも時間の問題でしょう。