毎度毎度、記事の題名が長くなってしまい申し訳ありません。

今回はですね、ドラマ『リーガル・ハイ』第10話を観た感想を書いていきましょう。

あーあ!長澤まさみだったらなぁ!!

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※公式ホームページ

≪以下ネタバレ注意≫


公害裁判の解決編として、重さ&わかりにくさを吹き飛ばすべくリーガル・ハイ本来のテンポの良さが復活して、

和解まで一気に突っ走って、最後には ぬふよしさんとガッキーが袂を分けた今回。テンポの良さは素晴らしかった。

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しかーし!

個人的にはですね、ぬふよしさんと生瀬さんのノーガードの殴り合い的な壮絶な演技合戦!に対してかなり期待が高まっていたのに、蓋をあけてみれば残念な出来だった、というのが率直な感想。

この二人の対決やからこそ、前回の ぬふよしさんの大演説以上に圧倒されたかったんやけどなぁ…

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もうねぇ、生瀬さんが準備していたヘルムート38の毒性と人体への影響の因果関係の証明の切り崩し方が、

とにかく勝つ為にはどんな卑怯な手段でも使う、ぬふよしさんのエグさと比べたら…

また、これまでのリーガル・ハイ、特に前回を観ていたら…

『あ〜、このレベルなんやね〜』

と若干醒めてしまうレベルに留まっていたのはもったいなかった。

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そりゃ、ひょっとしたら実際の公害裁判でも、出廷をした証言者の説得力を無くす為に、

あれぐらい下世話な言葉のやりとりがあるのかも知れませんが、明らかに横道に逸れていたから観ていてしんどかった…

『その骨を拾い後に続く者が必ず出てくる、ご覚悟を!』

みたいな台詞は、実際の裁判でもしょっちゅうありそうですけどね。

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ぬふよしさんが外国人のおっちゃんを必死でいじる様はそれなりに面白かったし、

脱力感満載の絹美の老人達の相撲の例えがなければ、頭を抱えそうになっていたぐらいですね。

ただ、直接対決から離れたぬふよしさんが、前回の大演説の鬼気迫る姿とは正反対に、

これまでとは違う弱さを見せて窮地に追い込まれていく様と『七人の侍』をBGMにあっさり(?)立ち直る様のギャップは、ジェットコースターっぽくて大好きだったりします(笑)

もっとも、5億円の末に『勝ったのは農民だった』のオチは『七人の侍』なだけにベタベタでしたけど…

このベタさこそがコメディの真骨頂なんでしょうね、多分!?

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今回のガッキー。

滝川クリステルはともかく…

ヘルムート38の人体への影響を証明する為に、絹美村の農作物を食いまくり自爆テロをするストーリーは

『このドラマなら十分有り得るよなぁ』

と思いましたが、それが ぬふよしさんに買収されていた医者の誤診だったという展開は少し衝撃を受けた。

だってほら、リーガル・ハイの後に放送されている草なぎ君のドラマって、病院の話なんでしょ?ようやるよなぁ(苦笑)

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さてさて。

リーガル・ハイという名の祭りもいよいよ来週で最終回。

次回予告を見る限り、ガッキーの言う『私の道』の行方は、過去のゲストを巻き込むのがメインで、

前回の様に脚本・演出の面で圧倒されそうにはまるで見えないし、

公害裁判を別の形で改めて引っ張るのは、さすがに新鮮さにも欠けていそうに思うんやけど、どーなんかなぁ。

ついでに書けば、結局最終回まで引っ張った生瀬さんの言うサオリって、

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『実は人間じゃなくペットなんちゃうのん?』

という邪推が、Twitterのリーガル・ハイのハッシュタグでは複数飛び交っていて、

それを読んで免疫はできたからサオリの正体と ぬふよしさんとの因縁が判明しても、前回の大演説程の衝撃を受ける事も無さそうやし…

強烈なまでに完成度が高いドラマながらも、各回の完成が毎週締め切りギリギリになってしまった為に、

最終回ではそのツケが来て最後のツメが甘くなってしまい、それを

『真実はいつもコメディーだ』

の言葉を免罪符にしようとする的な、せっこい事は無い筈だと思いたいのですが…

がに股は直らなかったけどなー!

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