今回は、EXスポーツでWrestling New Classic 5・24 本旗揚げ戦の主要試合を観た感想を書いていきましょう。

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※PC版スポナビより

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◆大原…さんvs矢野通

タッパも、体の厚さも、パワーも、おまけにインサイドワークも、何もかも二人に差があったのがわかりやすく伝わってきたのはびっくりした。

試合が行われてからかなり時間が経っているから普通に書きますが、幾ら大原…さんが

『心は折れていないぞ!』

と吠えても、このままじゃアクシデントがあったとしても勝てんよなぁ〜と思ってしまった。

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泣きっ面に蜂じゃないけどマイバッハが乱入してきた事で、

大原…さんの『かずちか戦への道』自体が無かった事になってしまったのも致し方ないか。

それにしてもこの試合に関しては矢野のワンマンショーやったなぁ。

僕は普段は新日本の中継を観ていないから、矢野ってええ選手なんやなぁ、だなんて初めて思ったかもしれない(爆)

矢野が、ジュニアのベビーの選手やヤングライオンとシングルでやる機会が多いのか否かはわかりませんが、

あまりやってないならば後楽園辺りで組んでみたら名物カードになり得る様に思ったし、

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突如桜庭&柴田に宣戦布告したらインパクトがあるのに…とか要らん事まで考えた。

なお、フミさんに

『今が旬のヒール、これから一大ブームを起こすであろうヒール』

といった、まさかの?紹介をされていたマイバッハについてはノーコメントでブオンブオン。

どのみち、6月の大原…さんとのシングルがEXスポーツ中継で放送される予定もないみたいですし。

サムライと離れてまでJスポーツを選んだんやから、放送回数の面でもうちょいサポートしてほしいわなぁ。うん。

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◆高橋星人vsキトタク

宇宙人!

随分大きくでたなオイ(笑)

キトタクが相変わらずだった事もあって、宇宙人の吹っ切れっぷりと神経の図太さが際立っていて、かなり面白かったんですけど(笑)

しかしTAJIRIも、濃い目のビジュアルとゴツい体なのに身体能力が高そうな若い子に、

デビュー時から飛び道具みたいなキャラを与えて、名前をファンに覚えてもらって、

適度なタイミングでキャラを取っ払ってじっくり下積みをさせていくという育て方も、

今のWNCみたいに複数の新人選手を抱えているならば有りだと思う。

このまま頑張ってほしいですね。

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◆真琴&りほvs華名&朱里

アイスリボン時代ぐらいのペースで試合をしてきたならばまだしも、

普通に考えてプレ旗揚げ戦から一ヶ月で、真琴が劇的に変わる訳が無い。

華名のダメだしも予想通りで観ていてかなりしんどかった。

この翌月の真琴の腕負傷で、真琴と華名のストーリー自体無かった事になるのを知った上で見たら、余計に失敗感が伝わってきた。

TAJIRIのリクエストで参戦したと思われる りほちゃんにしたって、

この試合の当時は、おそらく りほちゃんのプロレスに対するモチベーションが高くなかったと思える試合っぷり。

その気になればこの試合での一番オイしいところをかっさらっていたかも知れないのに、積極的に試合の流れに関わらなかったのもしんどかった。

近藤については特に無しで…

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◆The Unholy Alliancevs邪道&外道

昔の川田利明が言うところの興行のバランスから考えたらですね。

このひとつ前の試合が大原vs矢野だったから、場外込みで大荒れの試合が二つ並ぶのは、

観る側にとってプラス要素ではない筈なのに、観ていて非常に楽しかった(笑)

普段は理詰めのレスリングをやっているTAJIRIが、しっちゃかめっちゃかにハードコア戦をやったらあんなに楽しそうに見えるなんて、新たな発見だった。『ヒヒヒヒヒ…』もしびれたし。

あのしっちゃかめっゃかさでもしっかりと光っていた数々のアイテムの使い方と、

邪&外のやられっぷりの良さも素晴らしかった事を加味したら、文句なくこの日のベストバウトだった。

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マイキーはなぁ。

TAJIRIがあれだけ無茶苦茶やってたのと比べたら、例えばサブゥーみたいな“ただ者ではない”系のオーラであるとか、受けの凄みを見せて存在感を見せてほしかったのに、

コンディションがいまいちっぽかったのはどーなん?とは思いましたが、TAJIRIとのタッグ限定でそーいうのも有りなのかな?

とにかくTAJIRIは、定期的にマイキーと好き勝手に無茶苦茶やってストレス発散をしていってほしいですね。

有刺鉄線は別に要らんけど。

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◆AKIRAvsフィンレー

28年のキャリアの集大成をぶつけるべくフィンレーの前に立ったノガちゃんと、

ノガちゃんの生き様を受け止めながらも京平さんやセコンドのTAJIRI、観客の視線も意識していたフィンレー。

終わってみれば、プロレスで大事なのは、やっぱり技だけじゃないんやなぁと実感させられる、完成されたクラシカルなレスリング。

結果的にはいつものフィンレーの世界ではありましたが、前記の大原…さんvs矢野とは違う形でこれだけ差があったとは!?と余計に唸らされたなぁ。

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そりゃフィンレーも、ムササビプレスを一回ぐらい受けてあげてノガちゃんに華を持たせてあげりゃいいのに、とは思ったけど…

フィンレーの細かい動き&たたずまいは怖いというよりも感心させられる事ばかりで、

スマッシュ時代に与えられた“恐怖の大王”の呼び名はつくづく失敗だったと思った。

せめて“神か悪魔か?”ぐらいに留めておいてほしかった。

それにしても。

現在のWNCの三軍対抗&若手の為の全方位外交&選手のブッキングにはできるだけお金をかけない路線は、

今後ブレていって、各方面からツッコミを入れられつつ軌道修正をしながら進行していくものだと思われますが、

WWEとの兼ね合いで頻繁には呼べないにしても、フィンレーを象徴として崇め奉るのは正しいと思うし、その間はWNCは絶対大丈夫やろーとは思いたいし、何歳になってもフィンレーは勝ち逃げはしないと思いたい。

ほんでもっていつの日か、フィンレーを負かせられそうな若い選手を育ててほしいですね。

いやマジで…

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