今回は、ローカルな映画ネタを…

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※PC版四国新聞ホームページより

※PC版 ホール・ソレイユ ホームページ

冒頭の記事の通り、日本一面積が狭いのにワーナーマイカルシネマが3つもある香川県内で、

孤軍奮闘を続ける単館系映画館『ホール・ソレイユ』が本日より三年ぶりに2スクリーン体制に戻る事になりました。

関係者の皆さま、おめでとうございます。

でも…

本当びっくりしましたねぇ。

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思い返せば。

4Fのソレイユ1の休館が発表された直後に、下ネタ連発の強烈なバカ映画ながらも泣かせる場面もある『パイレーツ・ロック』を観た後、瓦町周辺の相変わらずのシャッター商店街を歩いた時と、

地下のソレイユ2のみの上映になった直後に『銀色の雨』を観に行った時、一人のスタッフの方が受付と映写機の両方を担当していて走っている姿を見た後には、

とてもじゃないけど1が復活する事はもう無いやろーし、質の良い作品のキープができなければ地下のソレイユ2もひっそりとクローズしてしまうんやろなぁ…

とネガティブな事を考えていた。今やから書きますけど…

関係者の皆さますみません。

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変な話、地下のソレイユ2でバリバリの単館系作品を観るというのも、僕自身は映画ジャンキーという訳でもないのに映画マニア冥利に尽きる…的な変な満足感が味わえてテンションも若干上がったから、

このままソレイユ2だけのままでも、クローズさえしなければそれはそれで別にええのかな、と思っていたのも事実。

具体的に書けば『キック・アス』とか『エンディングノート』とか『ロボット』とか『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎』なんかは、

地下のソレイユ2で観たからこそ、見終わった後の余韻が余計に残ったんやと思うし。

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なお、記事を読む限りは、閉館する映画館からデジタル映写機を譲り受けて云々というのが再開の決定打になったみたいですが、

逆に考えればデジタルの映写機を設置していても、3D作品を上映しても、閉館に追い込まれた映画館があったのも事実。

それに、折角2スクリーン体制に戻るのに2月にはさぬき映画祭が派手に開催されるので、決して楽観視はできない筈。

ここからはちょっとだけ要らん事を書けば。

閉館前に『パイレーツ・ロック』を上映したのはヤケクソのお祭り騒ぎみたいで非常に印象に残ったのに対して、

記念すべき再開一発目の上映作品が、後味があまりよろしくないらしい『その夜の侍』というチョイスは、僕はちょっとノリにくいなぁ〜。

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もちろん、ぬふよしさんと“世界一のパンティの臭い嗅ぎ俳優”山田孝之くんの共演で話題性としては十分やから、ビジネスとしては全く間違っていないと思いますが…

フィルム手配の兼ね合いで『希望の国』が一発目になっていたら、無茶苦茶テンションが上がっていたかもしれないけど、それも後の祭りやしなぁ。

結論。

改めて、スタッフの皆さんは大変なんやろなぁ。でも頑張ってほしいなぁ。

あと、僕が小さい頃父親にホール・ソレイユ1に連れてきてもらって『七人の侍』のリバイバル上映を観た後の様な、魂をガンガンに揺さぶられる作品を上映していって下さいね、ということで。

ちなみに、僕が次にソレイユに映画を観に行くのは、ジョニーAデップさんに薦められた『ふがいない僕は空を見た』になる予定。

ホームページを見る限りは上映がソレイユ1か2かまだわからないから、1の再開祝いになるかどうかわからないという…

まぁ、これも単館系映画館ならではの味わい深さかも知れないですね!?

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