今回は、火曜日に観てきた映画『ふがいない僕は空を見た』の感想を書いていきましょう。
パラレルプリンセス、バージョンアーップ…
※PC版ホームページ
≪以下ネタバレ注意≫
パラレルプリンセス、バージョンアーップ…
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≪以下ネタバレ注意≫
ポスターと予告編、そして本編の田畑さんによる『呪ってやる!』を見終わるまでは、
田畑さんと永山くんによる、ちょっと屈折した青春ドラマの二人舞台で要所要所で二人が空を見て…
みたいな内容やろーとばかり思っていたのですが、
ひとつの生命の誕生と、その生命が生まれるきっかけであるいわゆる性行為。
そして、各登場人物が普段見せている光の部分と、胸の内に隠している心の闇の部分のギャップの描き方が、
女性目線ならではやなぁと唸らされるぐらいに巧くて濃くて、
また、事前にはまるで想像できないぐらいにじっくりと腰を据えて描いていた人間ドラマのオムニバス、的な構成やったんですね。
良い意味で裏切られた。
ぶっちゃけた話、性と生に重きを置くならばですね。
やたら重くて、救いらしい救いもないまま…
あの時点の福田で、おばあちゃんの病院代なんて払える訳が無いし、
結局性癖のカウンセリング中の田岡に自らの体を差し出したかの様にも思える流れがあった上で、
あっさりと一区切りがつけられていた感がある窪田くん演じる福田絡みのエピソードに、あんなに時間を割かなくてもええのに…
とは思った。
コンビニのレジでのチロルチョコの下りや、バックヤードの机に置かれた財布を…や、コンビニ店長からの罵られ方なんて心が痛んだもんなぁ。
あそこまでやらんでも、おばあちゃんと行方不明の母親絡みのシーンだけでも、
窪田くんが『永山くんが盗撮されたチラシ』をばらまきまくるまでに至る心理は描けてたでしょって話で。
また、田畑さんが永山くんから別れを告げられた後に桐島、部活〜みたいに、クドいぐらいに何回も時系列を巻き戻してまで、二人の濃い関係を描かなくても…
とは思いましたが、それでも僕は高評価をしたいですね。スタッフが海外の映画祭に持っていった気持ちもわかる。
この映画の良かったところ。
永山くんと田畑さんがスッポンポンになりまくりの体当たりの演技は真っ先にあげなきゃいかんのでしょうけど、
この二人に負けないぐらいに原田美枝子さんと梶原さんの助産院コンビの息の合い方が良くて、個人的にはツボにはまった。
しかも、その二人の息の合い方さえも、原田さんの旦那さんが実は今作での他の男性キャラに負けないぐらいにロクでもないものがあった事と、
実質的にはこの映画のクライマックスだった感があるラストの出産シーンへの煽りだったっぽいのは、原作とタナダユキ監督にしてやられた!と思わされた。
残念ながら。
あの出産シーンに至るまでに濃い〜人間ドラマを二時間半近く観ていて疲れていた部分もありから、貰い泣きをするところまではいかなかったんですけど…ね(爆)
あと、ムラマサさまぁ〜のコスプレについては特にはありません。
鬼の様な姑さんと、マザコンの旦那さん、そして不妊治療というトリプルパンチの重い“現実”から逃避する目的のアイテム(?)としてバランスをとるならば、
あれぐらい細かいところまで作り込むのは正解やと思うし、
田畑さんはあないに豪快にスッポンポンになる度胸があるならば、コスプレなんてどうって事は無いでしょう(笑)
でも、永山くんはどーなんかなぁ?黒歴史になんなきゃいいけど…
今回はこんな感じで終わらせますかね。最後に一言。
バカな恋愛をした事ない奴っているんですかね〜
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田畑さんと永山くんによる、ちょっと屈折した青春ドラマの二人舞台で要所要所で二人が空を見て…
みたいな内容やろーとばかり思っていたのですが、
ひとつの生命の誕生と、その生命が生まれるきっかけであるいわゆる性行為。
そして、各登場人物が普段見せている光の部分と、胸の内に隠している心の闇の部分のギャップの描き方が、
女性目線ならではやなぁと唸らされるぐらいに巧くて濃くて、
また、事前にはまるで想像できないぐらいにじっくりと腰を据えて描いていた人間ドラマのオムニバス、的な構成やったんですね。
良い意味で裏切られた。
ぶっちゃけた話、性と生に重きを置くならばですね。
やたら重くて、救いらしい救いもないまま…
あの時点の福田で、おばあちゃんの病院代なんて払える訳が無いし、
結局性癖のカウンセリング中の田岡に自らの体を差し出したかの様にも思える流れがあった上で、
あっさりと一区切りがつけられていた感がある窪田くん演じる福田絡みのエピソードに、あんなに時間を割かなくてもええのに…
とは思った。
コンビニのレジでのチロルチョコの下りや、バックヤードの机に置かれた財布を…や、コンビニ店長からの罵られ方なんて心が痛んだもんなぁ。
あそこまでやらんでも、おばあちゃんと行方不明の母親絡みのシーンだけでも、
窪田くんが『永山くんが盗撮されたチラシ』をばらまきまくるまでに至る心理は描けてたでしょって話で。
また、田畑さんが永山くんから別れを告げられた後に桐島、部活〜みたいに、クドいぐらいに何回も時系列を巻き戻してまで、二人の濃い関係を描かなくても…
とは思いましたが、それでも僕は高評価をしたいですね。スタッフが海外の映画祭に持っていった気持ちもわかる。
この映画の良かったところ。
永山くんと田畑さんがスッポンポンになりまくりの体当たりの演技は真っ先にあげなきゃいかんのでしょうけど、
この二人に負けないぐらいに原田美枝子さんと梶原さんの助産院コンビの息の合い方が良くて、個人的にはツボにはまった。
しかも、その二人の息の合い方さえも、原田さんの旦那さんが実は今作での他の男性キャラに負けないぐらいにロクでもないものがあった事と、
実質的にはこの映画のクライマックスだった感があるラストの出産シーンへの煽りだったっぽいのは、原作とタナダユキ監督にしてやられた!と思わされた。
残念ながら。
あの出産シーンに至るまでに濃い〜人間ドラマを二時間半近く観ていて疲れていた部分もありから、貰い泣きをするところまではいかなかったんですけど…ね(爆)
あと、ムラマサさまぁ〜のコスプレについては特にはありません。
鬼の様な姑さんと、マザコンの旦那さん、そして不妊治療というトリプルパンチの重い“現実”から逃避する目的のアイテム(?)としてバランスをとるならば、
あれぐらい細かいところまで作り込むのは正解やと思うし、
田畑さんはあないに豪快にスッポンポンになる度胸があるならば、コスプレなんてどうって事は無いでしょう(笑)
でも、永山くんはどーなんかなぁ?黒歴史になんなきゃいいけど…
今回はこんな感じで終わらせますかね。最後に一言。
バカな恋愛をした事ない奴っているんですかね〜
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コメント
コメント一覧 (1)
梶原さんには「日本アカデミー最優秀舌打ち大賞」をあげたいですwチッ