一昨日は、主要都市から遅れて香川県でも上映が始まった映画『ボクたちの交換日記』を観てきました。

今回はその感想を書きましょう。

お前への怒りだよ。俺は今を生きる…

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※PC版ホームページ

≪以下ネタバレ注意≫


僕の中では、一昨年映画化された『漫才ギャング』と出来を比べながら観ていた訳ですが、

劇中の漫才のネタのシーンは、どちらもネタを一本丸々披露する事がなかった関係で、強調できるほどの面白さはなかったけど、それは別にええのかな?

ただ、ボクたちの〜の、売れない芸人の自虐的なネタを、芸人ではない伊藤くんと小出くんが披露しているのって何かシュールやから、

劇中劇ながらももっと突き詰めても良かった気はしましたけど…ね。

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思い返せば『漫才ギャング』は、折角主役の二人のやりとりは面白かったのに、

漫才のシーンとケンカのシーンの思い入れの比重の置き方が、露骨にケンカ≧漫才になっていたのは惜しかった。

これはもう品川の世界観だからしょうがないんでしょうけど。

そんな『漫才ギャング』と比べてボクたちの〜は、主役二人のやりとりと17年後までのストーリーをできるだけ美化しつつ、あっさり目にしようとしていたた印象。

房総スイマーズとして一発逆転を狙った最後の大一番でネタが飛んでしまい、

現在のコンビとして『夢を諦めるのか?』という本来ならば非常に重い・ドロドロとしそうなやりとりさえも、あっさり目にしようとしていたのは新鮮に見えた。

いろんなコンビの解散だったり芸人の廃業をみてきたであろう鈴木おさむさんが

『こうあってほしい』

という願望というかイメージを、房総スイマーズを通して具体化したかったのかも知れませんね。

そう考えたら、桜の木の下での解散ライブは あざといっちゃあ あざといけど、中盤の山場として見映えは完璧でしたし…

よって『お笑いのシーン』を完全に除けば、個人的にはどちらかと言えばボクたちの〜の方が好きかなぁ…

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でも…

『17年後』以降は、青春映画の様な疾走感を漂わせつつお笑いの世界を描いていた作品だった事が嘘だったかの様に、

また、作り手として鈴木おさむさん&ウッチャンが携わっているとは思えないぐらいに、

照れもオブラートも無く解散の種明かしをしながら泣かせようとしていた点は僕はノレなかった。

そもそも今作はフィクションだから何でも有りっちゃあ何でも有りなんですけど、

要所要所で

『これはリアリティーが無さ過ぎやろ』

とツッコみたくなるところがあったのも…ねぇ。

房総スイマーズと同じ事務所のグラビアねーちゃんがチリドルレベルだったり、

カンニング竹山を紹介された時に思わずカンニング竹山さん、と連呼してしまったり、

『売れない芸人』である事をツタヤの店員は知っていながらもわざと触れなかったり、

逆に居酒屋の上司はいじりまくって一悶着あったり…のシーンを、

カットされていてもおかしくないのに折角描いてるんだから、

ならば他の部分でももうちょっとだけリアリティーを…と思ってしまった。

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一番やり過ぎやと思ったのは、テレビ局のプロデューサー・川野がタナフクの結成に直接動いて、

そのタナフクが、すぐに冠番組を持つぐらいにブレイクして…の下り。

同じ系列の事務所ならともかくとして、違う事務所の二人の芸人を、

番組の制作会社や放送作家ではなくテレビ局の社員がコンビを組ませようとするかぁ?

事務所同士の話し合いの仲介役なら百歩譲ってありえるのかも知れませんが。

しかも、そのプロデューサーをそこまでの策士には見えない佐々木蔵之介さんが演じてるのは絶対アカンって。

『これ、ホンマに鈴木おさむさんが原作を書いてるんか?』

と疑ってしまいました…

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あと、リアリティーが無いやろーと思ったのは、長澤まさみタンを筆頭にした女性キャラクター達かなぁ。

あそこまで芸人の立場から見て『こうあってほしい』という恋人像だったり妻像だったというのは、

えげつないとか大人げないとかを一回りして、むしろ微笑ましかったぐらいです!?

縛りやトーマスさんのツッコミの受け売りになりますが、

17年後でも まさみタンが老けていないのは、小出くんの衰え方が良かった分尚更ひどかったけど、これもひょっとしたら

『こうあってほしい』

というイメージを最重要視したのではないか?と敢えて過剰なまでに好意的に受け止めておきます、ということで(笑)

それでは今回はここまでにしておきます。

♪ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた…

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