今回は『ガリレオ』第2シーズン・第8回を観た感想を書いていきましょう。

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※公式ホームページ

≪以下ネタバレ注意≫


今回は、オカルトちゃんとしての出番がありそうな要素は無く

『そーいうのは湯川先生に頼るなよ!』

と言いたくなる物理とは関係の無い密室殺人。

物理とは関係なくても、せめてオカルトちゃんが『湯川先生は美人に弱い』要素を突く場面を折り込んだ上で今回の事件と結びつけてほしかったなぁ。

あの辺が緩いと、湯川先生が舞台を観に行くとかの行動に説得力が欠けるし…

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また、犯人が殺害の時に変装もせずにタクシーに乗って、車載カメラに撮られるなんて脇が甘いでしょ。せめて伊達メガネぐらいかけとけよって。

更に、アリバイ崩しのポイントになったのは携帯で撮った東京湾の花火の写真…

まとめると、なーんか完全犯罪を目指した犯人の隙といいアリバイ崩しのポイントといい、ガリレオというよりは古畑任三郎へのオマージュっぽかったですね。

いつもと一緒とはいえ、湯川先生が『実に面白い』と言うところのBGMなんていかにもオマージュっぽく聴こえてしまったし(笑)

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そりゃ、どーせオマージュをするならば『リーガル・ハイ』の中での犬神家の一族のオマージュをした時ぐらいに笑わせてくれたら満足できたんやけど…

しかしながら。

渡辺いっけいさんvsオカルトちゃんのやりとりと、自らが殺害されるイメージ映像での渡辺いっけいさんの過剰演技、

あとブラインドタッチの具志堅さん…もとい、ガッツさんと湯川先生のやりとりが後からじわじわくる面白さがあったから、

前回の烏天狗の時よりは15分延長した甲斐があったんじゃないでしょうか、ということで。満足はできました。

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その原動力?になったのはやはり蒼井優。吉高さんとはやはり役者が違っていた(笑)

キャラとしては自らの様々な会話を録音して分析する面倒くせぇ癖のある女優さん…

彼女って元々演技が達者な方なんやからやから、そこまで捻った設定にしなくても…

とは思いましたが、そのひと捻りがあったからこそですね。

クライマックスでの蒼井優独自の

『殺人でさえも、何もかもが演技の役に立つ』

云々の演技理論を

『自己満足』

の一言で、湯川先生に湯川先生らしく看破された時には、じめーっとした雰囲気ながらもカタルシスがあったから、な〜んか良かったなぁ。

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さてさて。

第2シーズンもいよいよ残り少なくなってきましたが、次回は何となく生瀬さんの無駄遣いっぽいし、残り僅かな機会でまた古畑色が強い回があったらいいのにね。

また、第1回で強調されていたエリートっぽさからはどんどんかけ離れていっており、おそらく軌道修正はされないまま…

下手したら、第1シーズンの最終回で柴咲コウがアホみたいな爆破装置に拘束されていた時みたいなダサい扱いをされてしまい、

もしそうなった時にはネットではどんな反応が起きるのか?という妄想をニヤニヤしながら最終回まで駆け抜けたいと思います(笑)

それではまた来週!

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