一昨日は、宇多津映画祭JUNEで上映された『グッモーエビアン!』を観てきました。

今回はその感想を書いていきますかね。

あっ、ヤグカレーだ…

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※PC版ホームページ

≪以下ネタバレ注意≫


振り返ってみれば、名古屋が舞台の変化球バリバリ、されどビーンボールは無い心が暖まるホームドラマって感じかなぁ。

大泉先生がアレしてるからハードルは高めにはしてましたが、

何かあればロックだパンクだノーデッドだ言うてるコメディ寄りの場面と、

反抗期?のハツキ目線から見たアキ・ハツキ・ヤグの三角関係&『家族って何だろう?』というテーマを掘り下げている場面のギャップが心地好くて、

オーラスのライヴでは強引ながらも鮮やかに融合して、風呂敷が畳まれるという。

強調する程感動したりはしませんでしたが、十分満足できましたね。

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特に。

今年で40歳なのに、30代半ばで各種クスリをやってるか様な突き抜けた役柄を、

やり過ぎなぐらいに演じて生き急いでいた大泉先生の生命力には、ようやるわ、と呆れつつも感心させられた。

そらまぁ、ストーリー的には他のバンドメンバーが全くリンクしない上にヤグとして好き勝手にやってたから、

真面目な台詞の説得力が弱かったのは引っ掛かるものがありましたが、

ラストのライヴの熱唱&MCがカッコ良かったからその点ではプラマイゼロでええのかな…

言っちゃあ何ですが『探偵はBARにいる2』よりも面白かったし…

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そんなグッモーエビアンの最大の収穫は三吉彩花になりますかね。

当初は

『こーいう役なら、成海璃子に任せておけばええんとちゃうのん?』

と思ったし、後で調べたら『告白』には出ていたみたいですが当然の様に覚えていなかった(汗)

ところが、いつかどこかで見た事がある様な、良い雰囲気のある子やなぁ。

そして喜怒哀楽のメリハリの付け方はかわいかったなぁ、と。

ストーリー的にあまり喜ぶ場面はなかったけど、あれだけ頑張ってたんやから、

アミューズはクレジットの順番は捻らずに先頭にしてあげれば良かったのに、とは思った。

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今作でもニコニコしていた、あまちゃんの能年ちゃんの世間的な大化けっぷりを目の当たりにしたら尚更…ね。

これが今作二番目の不満点。

ちなみに僕が一番不満を感じたのは、ヤグとアキにあれだけロックだパンクだ言わせときながら、

実生活では結構強烈な破滅型の生き方をしている旦那がいる小池栄子が、アキの自宅に来て偉そうに説教していたところかなぁ。

こーいうキャスティングは気にいらない(苦笑)

順番的には主演だった麻生さんについて。

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何か、妊娠4ヶ月の時期に撮影してたそうですね。

そんな時期にあーいうキャラとは、これまたようやるわ。

アキがどんな仕事をしているのかがスルーされたのは『あれっ?』となったけど、

今作を観る前にたまたま目にしていた、天才・麻生久美子の「木こり=最強」理論の表紙&コピーと繋がって来ない事も無いところは、実にロックでカッコ良かった、みたいな(笑)

今回はこんな感じになりますかね。

大体ですね。

香川県にはイオンシネマのシネコンが3つもあって、単館のホールソレイユが2スクリーン設置されてるんやから、

グッモーエビアン!みたいな作品もきちんと上映してほしいですね、という事で。

♪花が咲くでしょう 花が咲くでしょう…

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