今回は、昨年末にNHK・Eテレで放送されていた『ティーンズ応援プロジェクト☆フレフレ』 〜あの人を楽しませたい!女子高生プロレスラーの凱旋試合〜を観た感想を書いていきます。

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※PC版ホームページ

※アイスリボン公式ホームページ


何と!ナレーションがあの平野綾さんで…

って、触れるべきところはそこじゃねぇよ(笑)

内容は、アイスリボンの つくしちゃんの地元・茨城県神栖市での凱旋興行のドキュメント。

東日本大震災の直後・東北被災地キャラバンの前に つくしちゃんがレスリングの修行に通っている鹿島市で19時女子プロレスの出張版が開催されていて、

そこに つくしちゃんの御家族も来場していた筈やから、凱旋!って言われても事前にはピンとこなかった部分もありますが、

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つくしちゃんの幼少時代からの憧れのプロレスラーとしてナナエ氏が紹介されていたり、

『中学生時代はプロレスをやっている事は担任の先生にしか言っていなかった』というちょっとした衝撃の事実も紹介されていたり…

まぁ、それもよく考えたら当たり前か…

いや、別にマスクウーマンでもないのに同級生の親御さや先生にもバレなかったのって、やっぱり今はプロレスの知名度がかなりアレなんやろなぁ…

いや、話の本題はそこじゃないですね。失礼。

放送ではカットされてましたがこの日は市長が来場して入場式で挨拶をしていたらしく、

プロレスが苦手そうなそっち系の偉いさんまで巻き込むぐらいに、つくしちゃんが凱旋興行のプロモーション活動に東奔西走していた事で、

十代を応援!という番組なのにええ歳をした僕が観ても十分面白かったですね。

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思い返してみれば。

ここ最近、アイスリボン勢では世羅とハム子が立て続けに地上波のゴールデンタイムの番組で取り上げられて反響もあったみたいですけど、

どちらもプロレスよりも貧乏という前提有りきの内容だったので、バラエティーとしては楽しかったけど(笑)プロレスファンとしては切なくなったのも事実。

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今回の番組はビンボーみたいなわかりやすいネガティブな要素が無くても、

作り方次第でプロレスならではの良さは十分伝えられるんやなぁ〜と再認識したし、

福山雅治さんが言うところの『スポンサー・クライアントの意向を抜きにしたテレビ番組を作れるNHKの凄さ』も実感した。

また、凱旋興行でテレビカメラが来ているからといって、無難なハッピーエンドにはしなかったアイスリボンの姿勢とナナエ氏のプロ意識の高さも唸らされたというかですね。

観戦したハトえもんさんのmixi日記によると

タイガースープレックスで投げることもできず、ボディスラムでさえ、未遂に終わったまま。
ハルカゼやでんでんむしを出すのも早かったし、最後もナナラッカではなく、ワンセコンドでもなく、冷蔵庫爆弾で奈苗は試合を終わらせた。
うーん、これが現実なんだろうなあ。

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という感じで、つくしちゃんはかつてシングル王者だったにも関わらずチャレンジマッチっぽく終わったみたいですが、

体格差と つくしちゃんの年齢を考えたら、一進一退の攻防にはならなかったのもそれはそれで正解だったんやろーなぁ、と思った次第。

いつの日かナナエ氏が つくしちゃんに星を返したらその長編ドラマに対して輪をかけて感動してしまうんでしょうけど、ナナエ氏やからそれは無いかな(苦笑)

星の貸し借りはともかく。

番組中盤には、課題としてチケットの売れ行きではなく『試合後のマイクパフォーマンスが苦手』と紹介されていた事もあって注目せざるを得なかった試合後のマイクも、

事前に内容は考えていたそうですが、試合に敗れて台詞がとんだ事で、シンプルに自分の家族と神栖に来てくれた観客への感謝の言葉オンリーになり、

それがそのまま番組のエンディングになった事もあり何かこう…心地良い余韻が残る番組だったなぁ…

今夜NHK総合で放送されるらしい、北都プロレスの巡業のドキュメンタリー番組にも期待したいですね。

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