新日本プロレス 1・4東京ドーム大会の後藤洋央紀vs柴田勝頼戦を地上波中継で観ましたので、今回はその感想を書きましょう。

1c48a72a.jpg


1402a545.jpg

※PC版新日本プロレスホームページ


入場時の後藤洋と柴田のストーリーの紹介の時点でお腹いっぱいになりかけていたのを差し引いても、確かに良い試合でしたね。

日本のプロレス業界最大のビッグマッチであるイッテンヨン・ドームのベストバウトが、

昨年は中邑vs桜庭の様なプレミア感&一期一会感溢れる試合で、

今年はそれとは真逆のシチュエーションだった後藤洋vs柴田戦になったという辺りからして、今の新日本の選手層の厚さを感じてしまった。

こりゃ、現状の日本の他の団体ではどーにもならないところまで差がついてしまったなぁ、みたいな…

047543ae.jpg


個人的にはですね。

相手をグワーッ!と持ち上げる、見映えが良い大技の筈の牛殺し&昇天を使う回数がお互いに多くて、

フィニッシュに到達するまでに説得力の部分でデフレ状態になっていた点に関しては不満が残りましたが、

お互いがフォールをカウント1でキックアウトし合う展開なんて拍手をしそうになったからプラスマイナス0でええのかな、と(笑)

とにかく、基本的にはクールな かずちかがトップにデーン?と居座る今の新日本だからこそ、あれぐらい人間臭さが際立つ試合を観たら、観る側の心に絶対響きますよね。

昨年この二人はシングルを何回もやってたみたいですが、後藤洋の顎の負傷による空白期間があって、

柴田がしょっぱなから容赦なくその顎を攻めていったからこそ、あれだけ心に響いたんやろーなぁ、とも思ったし。

試合後の、東京ドームではなく蔵前国技館感満載のスポ魂チックな両者のコメントもこれまた良かった。

脚本家があんな臭い脚本を考えても現場ではNGが出ますよ、普通(笑)

4ec11216.jpg


それと思ったのは、この試合に関しては結果的に試合順にも“恵まれてしまった”気もするんですよね。

前にも書きましたが5時間興行だったが故に、もしあれより後ろの試合順で、アレよりも入場時の演出に力を入れていたならば、

観る側の集中力が途切れそうになっていた様な気もするし…

そんな訳でカクトウログさん主催のベストバウトアンケートにおいて1位になったのも納得。

しかし、折角『試合順を決めるファン投票』というストーリーがあった上で行われたダブルメインの両方の合計よりも、この試合の方が得票数が多かったというのは、

そのファン投票のストーリーを仕掛けた(らしい)木谷さん的にどう思ったのは気になりますし、

柴田に対してはカタい態度だという棚橋と中邑の、柴田に対する感情に若干の変化があるのか、やっぱり変わらないのかも気になりますよね…

c94c7c63.jpg


ここからは、今後の後藤洋について。

この前ジャッジメントの佃さんから教えてもらってちょっと驚いたんですけど、後藤洋のIWGPヘビー挑戦って今回が6回目だか7回目なんだそうですね。そんなにやってたんだ…

新日本が昨年以上にビッグショーを連発していく事を考えたら、

かずちかの絶対王者路線&新日本の身内だけで挑戦者を選んでストーリーを転がし続けていくのって、

かずちか絡みのシングルは既に一通りやっている事を考えたら無理があると思うので、

何処かのタイミングで かずちかから別の選手にベルトを禅譲してマンネリ化を防ごうとする筈…

いや、もっと飛躍したら初防衛戦か2回目の防衛戦で王座陥落・新王者はIWGP初戴冠!のカオスな流れが2人ぐらい続くのではないか?

と勝手に推測をしているのですが、そのワンポイントリリーフの登板が今回の後藤洋なのか?と言われたら、

新日本の中継をあまりチェックしていない僕にはよくわからなかったりする(苦笑)

さしあたっては、おこなわれる日は違いますが来月の かずちかvs後藤洋と棚橋vs中邑の再戦が、

今回の後藤洋vs柴田に匹敵するぐらいに心に響く試合になってほしいですね、と書いてこの記事を締めさせていただきます…

e926731e.jpg


人気ブログランキングへ
こちらの人気ブログランキングにエントリーしております。よろしければクリックをお願いします…