今回は、歴史的大雪の影響を間接的に受けている さぬき映画祭2014の、綾川会場オープニング作品『恋とオンチの方程式』の先行上映+トークショーを観てきた感想を書いていきます。

津田の松原で夜な夜な女性のうめき声が聞こえる…

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※PC版恋とオンチの方程式ホームページ

『恋とオンチの方程式』ワールドプレミア!【さぬき映画祭2014】@イオン綾川: さぬき市再発見ラジオ〜遊びの達人 DX〜

≪以下ネタバレ注意≫


サクサク進んで老若男女分け隔て無く楽しめる、津田の松原を舞台にした“楽しい”映画でしたね。撮影期間2週間のローカル映画としてはよく頑張っていたと思います。

ただし“面白い”というよりも“楽しい”という事をまずは強調しておきます。

何でそういう言い方をするかっていうと、バスガイドの主人公・みどりがCD音源による口パクによるカラオケを披露するオープニングからして、

観ていて随所で あまちゃん的な要素が含まれている事が何となくわかってしまい、そこまで新鮮さを感じなかったからだったりします。

香西監督かプロデュースを担当した本広監督かはわかりませんが、多分 あまちゃんの世界にどっぷりのめり込んでたんやろーなぁ、と心の中でニコニコしながら観てました(笑)

もちろん あまちゃんの要素が見つかるというだけでパクりだとは言いませんし、

水戸黄門的種明かしがあってからのオーラスの森昌子さんの熱唱(これは本広監督のリクエストらしい)に加えて、

『恋は発車オーライ』ではなく森昌子さんの別の曲がエンディングテーマとして流れるというよもやの構成は、インパクトとオリジナリティーに溢れていた様に思う(笑)

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でも、あまちゃんを一通り観た方と全く観た事が無い方とでは、評価はともかくとして感想の言い回し方は違うんじゃないでしょうか?ということは書いておきます。

ただ、これは香西監督へのフォローになるのかどうかはさっぱりわかりませんが、

‥勅砲舞台で町おこしもテーマ
⊇性が主人公
4靄榲にはコメディ
げ里ポイントになる

という点を意識した映画なりテレビドラマを作るとなると、

この先数年はロケ地への経済効果も含めて、,らい料瓦討魎泙鵑任い觝酩覆里手本へと昇華してしまった(と僕は思っている)あまちゃんの要素を含まざるを得なくなる、または含んでいる様に見えてしまうんやろーなぁ、と。

意識的にコメディの色を薄めたらそう感じない作品が作れるのかも知れませんが、

今作の様にまずは ロケ地(さぬき市)側からオファーがあってから制作されるケースだとコメディーっぽい映画にするのが絶対ベターでしょうから、それを批判するつもりはありません、はい。

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あと、そんな僕が観ていて、あくまで穿った見方ながらも一番“面白かった”と感じたところを挙げますとですね。

さぬき映画祭の煽りとして開催された本広監督と香西監督のトークイベントの中で、今作の撮影秘話として、

『前作の猫と電車までは自主映画のスタイルで映画を作ってきた、銀行員との兼業の香西監督が、

今作に関しては本広監督がブッキングした映画制作が専業のスタッフ達に囲まれての制作になり、

香西監督と各スタッフのやり方の違いが現場で摩擦を生み撮影が難航した』

という、本広監督の代表作である『踊る大捜査線』シリーズのキモだった、キャリア組と現場組の対立を思い出してしまう、結構シュートなエピソードが披露されていたんですけど、

先にそのエピソードを聞いて今作を観たら、

『間違いなくピリピリとしていたであろうそーいう撮影現場で作られたのが、よりによって これだけほんわかとしたコメディだったんかい!』

というギャップが一番面白かった、ということになりますかね。

トークショーで香西監督&出演者の皆さんが振り返っていた、津田の松原でのファミリーコンサートのロケの過酷さも含めて、映画制作の世界の奥深さを感じました(笑)

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ちなみに、穿った見方ではなく普通にくだらなくて笑ったところとして、津田の松原での瞑想部の活動シーンと、

志度の音楽ホールで みどりがステージのど真ん中で『浜辺の歌』を歌わされていたら、

カーテンが上がって みどりの後ろで女性合唱グループが浜辺の歌を歌いはじめて みどりが自信満々になるところと、

バスガイドガールズが、カズユキが自分の曲を持ち込む前に歌おうとしていたのがあーいう曲だったところを挙げておきます(笑)

さてさて。

あまちゃんやら兼業やら専業やらはこれぐらいにして、ここからは僕が今作で一番不満を感じたところを書きますとですね。

これはもう制作費と時間の兼ね合いで仕方ないんでしょうけど、

みどり以外の女性の登場人物はそれなりにアクが強そうなキャラが揃っていたのに、

あまちゃんの脇役達程キャラクターが掘り下げられていなかったから、キャラが立っていなかった&物足りなさがあったところかなぁ。

特に、ある意味今作のキーポイントのひとつだった、森昌子さんの『欽ドン風コントテイスト』全開の演技を際立たせる、重めの台詞が少なかったのはもったいなかったなぁ…

そらまぁ、みどりが玉の輿バリバリの いかにも白馬の王子様な栗田と、東京で夢破れて地元に戻ってきたオーラ出しまくりの幼なじみのカズユキの両方に対して、

恐ろしいぐらいわかりやすく心が惹かれていく点も、正直『オイオイ』とはなりましたが、この辺は香西監督のスタイルなんだから気にしない様にします(笑)

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最後に、みどりを演じた夏菜について。

これまた仕方ないんやろーけど…と自己弁護をしながら書くと、

先日あーいう写真集を出した事が話題になっている子が、ビチーッした衣装のバスガイドを演じるなんてビジュアル面で反則でしょ。ドキドキしてもーたわ(笑)

エロい見方はともかく、喜怒哀楽の表現の仕方は無難で良かった様に思うし、オンチとして歌うシーンは必死さが伝わってきたし、良かったんじゃないでしょうか。

機会があればまた彼女の出演作を観たいですね。

それでは今回はこんな感じで。

千円しか払ってないのにこんなろくでもない事を書いてるブログを最後までお読みいただき、ありがとうございました。

香西監督の次回作にも期待しております、ということで…

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