先日は映画『青天の霹靂』を観てきました。今回はその感想を書いていきましょう。
鯨を食って芸を磨け…
※公式ホームページ
≪以下ネタバレ注意≫
鯨を食って芸を磨け…
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…良かったですね。
思ったよりも早めにストーリーが進んで行きながらも、それは全てクライマックスの悦子さんの出産直前の病室でのやりとりに長い時間をとる為だったみたいで、
その病室でのやりとりは時間をとってたのに見合うぐらいに泣けましたし、母親は大事にしなきゃいけないと改めて思った。
まぁ、縛りやトーマスさんが『あざとくないですか?』と言っていたのも、それはそれで賛同はできる。
確かに、売れないマジシャンがなんやかんやあってタイムスリップをして瞼の母に会い人生観が変わり、
最後は多くの観客が見守るステージ上で、自らの姿を手品で消すかの様に現代に戻ってくるだなんて、泣かなきゃしゃーないもん。
ペーパーローズをポイントっぽくしていたり、ズルいわなぁ(苦笑)
軍団ひと…もとい劇団ひとりって、芸人さんとしての顔もあるのに、いざ原作を書きメガホンをとったら、
ここまで(芸人としての)恥ずかしげもなく泣かせに行く作品を作れるものなのか?とは思ったし、
劇団ひとりの中では多分泣かせる作品の中の一捻りだったであろうと思われる、
ホームレスになっていた父親が実は生きていて再会するとうという大オチも、な〜んかこう、蛇足っぽく思えてあんまり好きやないし。
でも、不満を感じたのはそこら辺ぐらいかなぁ。
ただでさえ胡散臭いキャラを演じさせたら天下一品なのに、
今作に関してはタイムスリップ前の人生のドン底っぷりの表現は見事で、
それに加えてスタント無しで各種手品を披露し続けてくれた大泉先生は、相変わらず怪しくて素晴らしかった。
柴咲コウも、強いて挙げれば髪型とメイクをもうちょい昔の人っぽくしてくれたら完璧だったけど、ビンタはするけど優しい母親役をソツ無く演じていた様に思う。
劇団ひとりは…
まぁ、原作+監督+演者の三つを兼任するほどの器ではなかったんとちゃうかなぁって感じ。
終わってみればビンタをされた後の何とも言えない表情と、紐で首を絞められるシーンしか印象に残ってないし!?
何でもかんでも ひとりでやろうとしたってそら限界ありまっせ、みたいな(苦笑)
作品自体は本当に良かったので、貶す事に終始するのもアレなので、そのかわりに劇団ひとりを褒めてみますとですね。
最初にも書きましたが、とにかく作品のテンポが良かった。
舞台演芸へのリスペクトをアピールする為に、ペペとチンのコンビの成り上がりストーリーにもうちょい時間をとっても良かった筈ですし、
どーせやったら大泉先生は、スプーン曲げ以外の壊れた時計や電化製品を復活させるユリ・ゲラーの芸も見たかった気もする。
まぁ、それでも物足りなさまでは無かったんですけど、ね。
極端な話、例によって原作は未見なんですけど
『これ、原作は短編小説か?』
と勘違いしそうなぐらいでしたが、パンフレットのインタビューを読む限り結構あちこちカットしているみたいで。
そーいう意味ではいろいろ詰め込み過ぎていた感がある『サンブンノイチ』の品川監督は今作を参考にしたらええのに、とはなりましたねぇ。
そうそう。
オールロケで撮影されていたと観た後に知った時には結構ビビらされた、昭和48年当時の浅草の風景&雷門ホールの建物の、リアリティーがある痛み方も良かったですね。
もしかして、劇団ひとり流の3丁目の夕日 ALLWAYSシリーズへのアンチテーゼなのか?
もしそうだとしたら、劇団ひとりによる映画はまた観る必要があるのかも知れませんね。
ちょっとあっさり目ですが今回はこんな感じで。
チョコレート勝手に食べちゃダメだよ…
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思ったよりも早めにストーリーが進んで行きながらも、それは全てクライマックスの悦子さんの出産直前の病室でのやりとりに長い時間をとる為だったみたいで、
その病室でのやりとりは時間をとってたのに見合うぐらいに泣けましたし、母親は大事にしなきゃいけないと改めて思った。
まぁ、縛りやトーマスさんが『あざとくないですか?』と言っていたのも、それはそれで賛同はできる。
確かに、売れないマジシャンがなんやかんやあってタイムスリップをして瞼の母に会い人生観が変わり、
最後は多くの観客が見守るステージ上で、自らの姿を手品で消すかの様に現代に戻ってくるだなんて、泣かなきゃしゃーないもん。
ペーパーローズをポイントっぽくしていたり、ズルいわなぁ(苦笑)
軍団ひと…もとい劇団ひとりって、芸人さんとしての顔もあるのに、いざ原作を書きメガホンをとったら、
ここまで(芸人としての)恥ずかしげもなく泣かせに行く作品を作れるものなのか?とは思ったし、
劇団ひとりの中では多分泣かせる作品の中の一捻りだったであろうと思われる、
ホームレスになっていた父親が実は生きていて再会するとうという大オチも、な〜んかこう、蛇足っぽく思えてあんまり好きやないし。
でも、不満を感じたのはそこら辺ぐらいかなぁ。
ただでさえ胡散臭いキャラを演じさせたら天下一品なのに、
今作に関してはタイムスリップ前の人生のドン底っぷりの表現は見事で、
それに加えてスタント無しで各種手品を披露し続けてくれた大泉先生は、相変わらず怪しくて素晴らしかった。
柴咲コウも、強いて挙げれば髪型とメイクをもうちょい昔の人っぽくしてくれたら完璧だったけど、ビンタはするけど優しい母親役をソツ無く演じていた様に思う。
劇団ひとりは…
まぁ、原作+監督+演者の三つを兼任するほどの器ではなかったんとちゃうかなぁって感じ。
終わってみればビンタをされた後の何とも言えない表情と、紐で首を絞められるシーンしか印象に残ってないし!?
何でもかんでも ひとりでやろうとしたってそら限界ありまっせ、みたいな(苦笑)
作品自体は本当に良かったので、貶す事に終始するのもアレなので、そのかわりに劇団ひとりを褒めてみますとですね。
最初にも書きましたが、とにかく作品のテンポが良かった。
舞台演芸へのリスペクトをアピールする為に、ペペとチンのコンビの成り上がりストーリーにもうちょい時間をとっても良かった筈ですし、
どーせやったら大泉先生は、スプーン曲げ以外の壊れた時計や電化製品を復活させるユリ・ゲラーの芸も見たかった気もする。
まぁ、それでも物足りなさまでは無かったんですけど、ね。
極端な話、例によって原作は未見なんですけど
『これ、原作は短編小説か?』
と勘違いしそうなぐらいでしたが、パンフレットのインタビューを読む限り結構あちこちカットしているみたいで。
そーいう意味ではいろいろ詰め込み過ぎていた感がある『サンブンノイチ』の品川監督は今作を参考にしたらええのに、とはなりましたねぇ。
そうそう。
オールロケで撮影されていたと観た後に知った時には結構ビビらされた、昭和48年当時の浅草の風景&雷門ホールの建物の、リアリティーがある痛み方も良かったですね。
もしかして、劇団ひとり流の3丁目の夕日 ALLWAYSシリーズへのアンチテーゼなのか?
もしそうだとしたら、劇団ひとりによる映画はまた観る必要があるのかも知れませんね。
ちょっとあっさり目ですが今回はこんな感じで。
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