先日は、吉永小百合さん主演の映画『ふしぎな岬の物語』を観てきたので、その感想を書いていきましょう。

オーイ!オーイ!オーイ!オーイ!

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※公式ホームページ

≪以下ネタバレ注意≫


いやー、とにかく ふしぎな映画でしたねぇ(苦笑)

前に吉永小百合さんの映画を観たのは『北のカナリアたち』だったっけ。

北の〜は、吉永小百合さん演じる主人公と里見浩太朗さんが兄弟ではなく親子で、仲村トオルさんと不倫?をしていて…

という設定がわかった段階で腰砕け状態になり、吉永小百合さん絡み以外の部分は完成度が高い映画だったのになぁ、となったのですが、

今度の ふしぎな〜をそれなりに良く言えば、

吉永小百合さんが主演じゃなければ“典型的なトンデモ映画のレッテルを貼られて終わり”と言い切れてしまうぐらいに、吉永小百合さんの魅力に依存していた映画。

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悪く言えば、

ホンマに原作もこんな話だったのか?

となってしまった(爆)

もっとも、考えようによっては、吉永小百合さんが初めてプロデューサーを務めた今作が、

吉永小百合さんの作中の存在価値が極めて高くなるのも筋が通っているのかも知れないですし…?

それではここからは、今作で一番不満というか、不可解だったところを書きますとですね。

前半は吉永小百合さんと阿部寛さんの二人を軸にしたやりとりで終始ほんわかとさせられたのに対して、

後半は畳み掛ける様な勢いかつ阿部寛さんが守りきれない勢いで吉永小百合さんが精神的に追い込まれていき、最後には改めて ほんわかとさせられた。

制作サイドの狙いは伝わってきたし、コピーも間違ってはいないと思う。

特に、カフェが全焼→常連客がいろいろ持ち込んで…のくだりは実話だったなんて、じんわりと感動したし。

この前後半のギャップ・メリハリの付け方がアピールポイントなんやろなぁ

とは思いましたが、いかんせん前半に沢山のエピソードを詰め込み過ぎでしょう。

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しかも、エピソードとエピソードが切り替わるタイミングがかなり急な上に基本エピソード同士はリンクしておらず。

しかも岬の風景に頼りきりで、四季の暦に併せての風情も特に感じられなかった。

虹の絵画のクローズアップのされ方も急だったよなぁ…

この映画って、お歳をめされた方が客層の中心になっている筈なんですけど、

そのお歳をめされた方では、竹内結子さんが戻ってくるまでは流れが訳がわからなかった様な気もしたぐらい。

アイフォンをはじめとするスポンサーやロケ地やワンシーン、ツーシーンのみ出演のゲスト等各方面とのしがらみを調整して編集した結果があの慌ただしさになったのならば、残念のひとことになりますね。

よって、後半の別れの畳み掛けの構成も大概雑には見えましたが、

追い込まれた吉永小百合さんの独り語りは新鮮だったし、

そこで吉永小百合さんと阿部寛の境遇がしれっと明かされる下りは

『ほお…』

となり、それなりに感じるものがあって

『これはこれで有りかな』

となったから、余計に残念だった。

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そうそう。

阿部寛さんが、ストーリー上そこまで必然性が無いのにショートタイツ一丁でプロレスをさせられた後でも、

入浴のシーンでスッポンポンにさせられていたのも、脱ぎっぷりが見事だった分かわいそうやったなぁ。

吉永小百合さんか成島監督かはわかりませんが、幾ら小ネタレベルながらも阿部寛さん=テルマエのイメージにあからさまに頼るなんて東映のプライドは無いんかい!となりましたし、

タニさんはあんなに怪しいキャラクターだったのに、鶴瓶師匠のダークな部分を引き出さなかったのも残念でしたねぇ。

逆に今作で良かったところ。

これはもう、吉永小百合さんの佇まい、オーラに尽きますね。

竹内結子も頑張ってたけど、ありゃ別格でしょう。

映画館のでっかいスクリーンにこれだけ映えるなんて、凄いの一言ですよ。

全体的な構成がこんなアレな映画でも、この映画なりの世界観を成立させてしまうんやから、それこそ“魔女”やと思います(笑)

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最後に、プロレス好きから観た冒頭のプロレスのシーンの感想を。

米ちゃんが言うところのブルー倉庫の壁に貼られた沢山の横断幕が、ほぼそのまんまスクリーンに映し出されていたのはちょっと感動した(笑)

ファレも律儀にバレットクラブのTシャツを着ていたし、セコンドに火野や関根くんが居たのは嬉しかったし、

レフェリーの茨城さんなんてしっかり台詞があってエンドロールにも名前が出てきたもんだから たぎってしまった(笑)

パンフレットの千葉県内のロケ地紹介でもブルー倉庫が載っていたので、少しでも集客に繋がってほしいものです。

あっ、そうそう。

パンフレットによると劇中の阿部寛さんは

『何でも屋の浩司がプロレス会場のリング建設作業員として働いているところを(後略)』

だそうです。

そうかぁ。プロレス用語の“リング屋”は対世間的にわかりやすく言えばそーいう言い回しになるんやね。

リングは解体と組み立てがワンセットやから、建設というよりも設営の方がベターな気はするけど…まぁ別にええか(笑)

とりあえず、K−DOJOに思い入れがある方も是非ご覧いただいて ふしぎな体験をして下さい、ということで。

だいじょうぶ…

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