今回は、競馬の天皇賞(秋)のレース回顧を書いていきましょう。

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柏木集保さんは北村を軸にしてそれなりに前向きなレース後の解説を書かれてましたが、僕的には

@andokatsumi アンカツ(安藤勝己)  11/2
もろに今の秋天を象徴するようなレースやった。ここ目標にしてきた馬とそうでない馬との差が出た。スピルバーグは、出走できるかのボーダーやったけど、あの試走ができての本番というのは大きかった。ただ、時計もそうやし、レースのレベルという意味では疑問。JCは叩いたG1馬の本気勝負が見たい。
11/2 16:07 Re RT 詳細

というツイートがほぼ全てかなぁ、と。

結局はJRAがジャパンカップの賞金を上げ過ぎた弊害なんでしょうけど、天皇賞(秋)がジャパンカップの叩き台状態になり、有馬記念ですら空き巣に近い状態になるのは正直悲しいですよね。

そらまぁ、秋華賞と菊花賞が後ろから行く馬ではどーにもならないレースだった影響で、

本来はおそらく限りなく『一か八かの作戦』だったにも関わらず、

結果的には北村史上最高の好騎乗に見えたスピルバーグの追い込みに関しては、

観ていてカタルシスはあったしあの末脚にケチを付けるつもりはありません。

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ちょこちょこと香ばしい話題を提供してくれる、山本英俊オーナーの馬がここで勝つというのもインパクトがあった。

また、その山本オーナーのペルーサは大一番でのやっぱりペルーサだったのも笑えたし。

でもスピルバーグの勝ちっぷり以外は、JRA60周年かつ第150回という区切りの天皇賞にしては中身は薄かったかな…と。

今年は勝ち数が多いとはいえ藤澤師の馬が今更GIを勝たれても、テンションは上がらないよなぁ…

という不満ありきでそーいう言い方をしている自覚はありますから、その点はあしからず。

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レース内容を観ていて、一番違和感があったのはジェンティルドンナ。

休み明け&あの枠&スローペースだったから、勝つ事を最優先するならばあーいう競馬になるのも仕方ないのかも知れませんが、

GI6勝馬に今年のリーディングジョッキーが乗っていながら…

エイシンフラッシュが勝った時みたいに直線ががら空きだったならばまだしも、

今回の様に最内をこじ開けて抜け出すという横綱相撲からは天と地の差がある乗り方しか手が無かったんかい!?

しかもそのリーディングジョッキーがあっさり乗り替わりって!?

となってしもーたなぁ。

そら秋のGIシリーズの馬券売り上げも不安視されまっせ、みたいな。

仮にジャパンカップ3連覇の偉業を達成して勝ち逃げで繁殖入りしたとしても、ちょっとモヤモヤしたものが残りそうですが、果たしてどうなりますか。

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イスラボニータ。

ルメールの直線の仕掛けが早かったと言われたら確かに早かったかもしれないけど、

セントライト記念での強さを観ているだけに、ジェンティルドンナが並んできた時にもっと抵抗してほしかった気は正直していますが、

立場的には挑戦者なんやし、ジェンティルドンナよりも先に仕掛けた事自体はそこまで責められないとは思う。

だから、鞍上が蛯名に戻るとしても、蛯名も手の内を知り尽くしているフェノーメノを含めてあれだけの面子を相手にしなきゃいけない訳で、内心ちょっと困ってるんじゃないすかね。

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エピファネイアはどーなんでしょうねぇ。

返し馬を終えただけであんなに汗をかいていた段階で『ジャパンカップへの叩き台だった』と割りきれればあまり深刻に考えなくてもいいのかもしれませんが、

よりによって?スミヨンに乗り替わりになるというのは、僕は

えぇぇ〜( ; ゜Д゜)

とはなった。

個人的には、菊花賞ばりの悪天候になって馬が馬場を気にする様にならないと、まるで折り合いがつけれない馬に成り下がった印象が強いのですが、大丈夫かよ…

天皇賞(秋)はこんな感じでしょうか。エリザベス女王杯はもうちょい中身が濃い、語り甲斐のあるレースになってほしいものですね。

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