今回は、先日観た映画『ジャージー・ボーイズ』の感想を書いていきましょう。
正直愛って何なんだ…
※PC版ホームページ
≪以下ネタバレ注意≫
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幾ら元々がミュージカル作品であっても
『今のイーストウッド監督がミュージカルを撮れる訳無いやろ』
と思っていた関係で、
あからさまにドキュメンタリーの色が強いもんだとイメージしてましたがそうではなく、ミュージカルの色が強い作品でしたね。
とは言え『レ・ミゼラブル』程…
いや、あそこまでミュージカル性を徹底するのはさすがに無理か。
『舞妓はレディ』ぐらい針を振り切っていた訳じゃないので、この記事のタイトルじゃないけど…
厳しい言い方をすれば中途半端っちゃあ中途半端ではありましたが、ドキュメンタリーと音楽のシンクロ度っていうのかなぁ…
それが個人的には好きな頃合いだったので、これはこれで良かったんじゃないでしょうか。
実際、BGMはどれも素晴らしかったですし。
でもなぁ。
しょっぱなの床屋のシーンからアワーソング…もといフォーシーズンズとして本格始動するまでの四人の紹介パートは、
コソドロ(というには規模がデカかったか?)をやらかして回転ドアがどーけうの下りに時間が割かれていた反動で、歌がそこまでクローズアップされる事は無く。
また、四人のハングリーさの表現っていうのかなぁ?
それに伴うホモのプロデューサーのアンちゃんのキャラもそんなにアクが強くなかった事もあり、
そこはあんまり面白くなくて睡魔に襲われた事もあり、それははっきりとした不満として残りました。
これがもしバンドマンが主人公なら大分違ってたんやろなぁ、とか考えてしまいましたね。
個人的に今作で印象に残ったのは、メンバー間の人間関係がギスギスするのと並行して、借金しまくりのトミーのクズっぷりに拍車がかかりながらも、
トミーがラスベガスに幽閉されるまでフォーシーズンズとしての歌声は美しいままだったところ(笑)
借金取りがツアーの会場に現れるなんてただ事ではないし、
そこからデカルロの屋敷での話し合い→メンバー間の殴る訳ではなく罵り合っていく流れは
『おぉ〜っ!』
となった。
ぶっちゃけた事を書けば、フォーシーズンのメンバーを演じた役者さん達の演技はそんなに感じるものはなかったのですが、
『あー、実はこの罵り合いの為に皆演技が控え目になっていたのかな?』
ともなりましたしね。
ほんでもって、その余韻を引きずったまま『君の瞳に恋してる』が誕生するまでの怒濤の流れも、どちらかと言えばベタの範囲ではありましたが良かったと思いますね。
最後に、エンディングについて思った事を。
年老いた四人が殿堂入りのステージで再会して、歌ってる途中に若返って一人ずつ喋る…
という下りは、観る側を泣かせるやり方もあるのに案外淡々としていたのは味わい深かったなぁ。
イーストウッド監督の演出の上手さなのかミュージカル版もそうなのか?というところは、見終わってから引っ掛かりましたね。
今後もドキュメンタリーの要素とミュージカルの要素の融合される映画は作られるんでしょうけど、
今作のラストのあの味わい深さも、できるだけ踏襲していってほしいものです。
グループの成功は無かった、私なしでは…
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『今のイーストウッド監督がミュージカルを撮れる訳無いやろ』
と思っていた関係で、
あからさまにドキュメンタリーの色が強いもんだとイメージしてましたがそうではなく、ミュージカルの色が強い作品でしたね。
とは言え『レ・ミゼラブル』程…
いや、あそこまでミュージカル性を徹底するのはさすがに無理か。
『舞妓はレディ』ぐらい針を振り切っていた訳じゃないので、この記事のタイトルじゃないけど…
厳しい言い方をすれば中途半端っちゃあ中途半端ではありましたが、ドキュメンタリーと音楽のシンクロ度っていうのかなぁ…
それが個人的には好きな頃合いだったので、これはこれで良かったんじゃないでしょうか。
実際、BGMはどれも素晴らしかったですし。
でもなぁ。
しょっぱなの床屋のシーンからアワーソング…もといフォーシーズンズとして本格始動するまでの四人の紹介パートは、
コソドロ(というには規模がデカかったか?)をやらかして回転ドアがどーけうの下りに時間が割かれていた反動で、歌がそこまでクローズアップされる事は無く。
また、四人のハングリーさの表現っていうのかなぁ?
それに伴うホモのプロデューサーのアンちゃんのキャラもそんなにアクが強くなかった事もあり、
そこはあんまり面白くなくて睡魔に襲われた事もあり、それははっきりとした不満として残りました。
これがもしバンドマンが主人公なら大分違ってたんやろなぁ、とか考えてしまいましたね。
個人的に今作で印象に残ったのは、メンバー間の人間関係がギスギスするのと並行して、借金しまくりのトミーのクズっぷりに拍車がかかりながらも、
トミーがラスベガスに幽閉されるまでフォーシーズンズとしての歌声は美しいままだったところ(笑)
借金取りがツアーの会場に現れるなんてただ事ではないし、
そこからデカルロの屋敷での話し合い→メンバー間の殴る訳ではなく罵り合っていく流れは
『おぉ〜っ!』
となった。
ぶっちゃけた事を書けば、フォーシーズンのメンバーを演じた役者さん達の演技はそんなに感じるものはなかったのですが、
『あー、実はこの罵り合いの為に皆演技が控え目になっていたのかな?』
ともなりましたしね。
ほんでもって、その余韻を引きずったまま『君の瞳に恋してる』が誕生するまでの怒濤の流れも、どちらかと言えばベタの範囲ではありましたが良かったと思いますね。
最後に、エンディングについて思った事を。
年老いた四人が殿堂入りのステージで再会して、歌ってる途中に若返って一人ずつ喋る…
という下りは、観る側を泣かせるやり方もあるのに案外淡々としていたのは味わい深かったなぁ。
イーストウッド監督の演出の上手さなのかミュージカル版もそうなのか?というところは、見終わってから引っ掛かりましたね。
今後もドキュメンタリーの要素とミュージカルの要素の融合される映画は作られるんでしょうけど、
今作のラストのあの味わい深さも、できるだけ踏襲していってほしいものです。
グループの成功は無かった、私なしでは…
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コメント
コメント一覧 (1)
この手法でJAY WALKも是非描いてほしいですね。