今回は、某所にUPされていたフジテレビ『ザ・ノンフィクション』おじいちゃんは力道山編を観た感想を書いていきましょう。

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※PC版ホームページ


この回の主役は百田力と、そのご両親。

これは多分他の方もそうだと思うんですけど、僕はプロレスラー・百田力に対してあまり良いイメージは持っていなかったんですよね。

前にサムライでデビュー戦は観ましたが、筋肉の付き方は悪くない割には首が細かったり、

受け身やロープワークはド新人というのを割り引いても非常に危なっかしくて仕方ないもんだから、

『あーいう状態でプロレスラーを名乗らせるだなんて、プロレス業界全体に迷惑をかける可能性があるんだから、現時点では百田光雄さんが全面的に悪い』

と思ってました。

しかし、百田光雄邸のあまり広くないフロアでの親子マンツーマントレーニングも含めて(個人的には観たくなかったが)、

家族のプライベートにあそこまで密着していたこの番組を観たら、百田光雄さんは良くも悪くも大体イメージ通りとして、百田力への見方はちょっと変わる気がした。

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デビュー戦から約一年経つものの喋り方と運動神経はやっぱりアレだったけど、

大学の法学部卒業のインテリにも関わらず非常に腰が低くて、周りから自分がどの様に見られているか?は把握しているっぽい百田力に対しては

『トップレスラーは到底無理としてもフリー版百田光雄さんとして、各団体の18時半の男を目指してスターウォーズシリーズばりに息長く頑張ってほしいし、そうなればいつか天龍も認めてくれるだろう』

と思う様にはなった。

少なくとも、一時の新日本によるヨシタツの大プッシュよりは数段ノレる。

ワヲ木さんがこれを観て

『今日のノンフィクションは色々と痛々しい。。。』

とツイートしていたのも勿論わかりますが、

それでも、自らの歴史についてぶっちゃけまくりで、無茶苦茶複雑な気持ちにさせられた長与さん&ダンプさんが取り上げられた回よりも、納得はできた。

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ところが、この番組の最大のポイントは百田力ではなかった(汗)

思い返せば。

NEO女子プロレスでの さくらえみと甲田さんの公開結婚式のストーリーの中で

『プロレス団体の社長の奥さんが経営に口出しをし始めたら、団体が潰れるから絶対結婚は認めない!』

というマイクアピールはありましたが、

馬場元子さんであるとか、最近ならばムトちゃんの奥さんであるとか、デルフィン師匠の今の奥さんであるとか。

百田力のお母さんって、この系譜に含めなきゃいけないぐらいに強烈なキャラやったなぁ。

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しかも、客席ではIジャおばさんぐらい存在感がありながらもIジャおばさんとは違い他の選手では決して いじれない存在、というか。それが一番印象に残った。

これまでメディアにはほとんど出ていなかったのが“謎”に思えたぐらい。

フジテレビの取材スタッフは期間限定だからともかくとして、

あのお母さんから頻繁に連絡があったり、グッズ販売についての話をしなきゃいけない各団体の関係者は、百田力と同じぐらいにお母さんに気を遣わなきゃいけないから、やりにくいんでしょうね。

また、百田光雄さんが三沢選手が亡くなった後に小橋ではなく田上を社長にするならば…という理由でノアを退団した時も、

百田力がデビューする前に、親子共々天龍プロジェクトから離れてメビウスと協力してやっていく事になった時も、

きっと百田光雄さんではなくこのお母さんが けしかける形でアレしたんやろなぁ、と邪推をせざるを得ない。

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その結果、家系を抜きにしても大概濃い百田力のキャラを、少なくとも天龍プロジェクトよりは生かしてくれる印象がある、

ガン★プロでの今成監督とのタッグが一番しっくり来ていると思うので、これはこれで良かったのかな…と思う事にした(爆)

ここからは今回の放送での不満だったところを挙げましょう。

まずは、百田力の試合を観ての感想をファンにしか聞いていなかったところ。

百田力を呼んでいる各団体の関係者がどう観ているのかを語ってほしかったなぁ。特にガン★プロ。

まぁ、その団体ファンからは『嘘つけ!』と思われる可能性が高いし、百田力のお母さんからごちゃごちゃ言われそうな気はしますが、

テロップでその団体名が地上波に流れるメリットの方が大きかったんじゃないすかねぇ。

もうひとつは、エンディングの刺殺事件のもうひとつの真相。

あれに対してそれなりに時間を割いてたから、百田力の事がふっ飛んでしまいましたよね。フジテレビに対しては残念に思いました。

以前大々的に発表されていた、アイスリボンを継続的に取材しているフジテレビの番組って、

おそらくこのノンフィクションだとは思われますが、それこそは僕みたいな ひねくれたファンも満足できる内容になってほしいものですね。

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