今回はプロレスのネタをひとつ。

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※プロレス/格闘技カクトウログ 新日本プロレス1・4東京ドーム大会速報観戦記まとめ

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昨夜は仕事終わりにプロレスBARジャッジメントに寄って、新日本プロレスの1・4の一部試合の映像をアレしてもらったので、その感想を書いてみましょう。

◆みのるvs桜庭

桜庭からすれば、まともな受け身は到底とれないであろう自らのコンディションをキープするだけで精一杯で、

UインターはともかくただのUWFなんて『知ったこっちゃない』レベルの思い入れしか無い事は容易に想像はつきましたが、

そんな状態の桜庭相手でも腹回りを絞りつつ、ムトちゃんとの三冠戦以来?の白タイツを履いてきて、おまけに試合中腕を痛めてまでして…

何とかして良い作品にしようとしていた みのるのプロ根性には感心させられっぱなしだった。

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でもなぁ。

みのる発信で、半ば無理矢理UWFをキーワードにしていたのは百歩譲って有りだとしても、

どちらもレガースを着用していなかったり、

完全決着戦のサブタイトルをつけていて実際に決着が付いていたのに、あの試合順だったり…あれならば第一試合という手もあったでしょ。

レフェリーがバトラーツで仕事をしていた程度でUWFとはそこまで関わりが無い浅見さんだったり…

どーせそんなにギャラは高く無いんだから和田良覚さんぐらい呼んでくれよって。

いわゆるUWFのムーブメントをリアルタイムで観てきた世代からしたら、

試合内容としては、予想通りにあまり見ごたえは無かったのを抜きにしても、

冗談抜きでツッコミを入れる隙だらけの作品だったのに、

試合のエンディングでいかにも帳尻合わせっぽくUWFのテーマを流していたのは、

如何に現在の新日本の作り手側がUWFという歴史に関心が無いorビジネスに転換する気が無いかが伝わってきてですね。


僕の中ではあれだけ思い入れがあるUWFのテーマが、幾らドームとはいえ何で新日本の前座の試合がいまいちだった事の免罪符っぽく扱われるんや!?という不満でいっぱいになった。

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UWFのテーマを流すなら流すで みのるも煽りの過程でUがどーこうとかは口にはせず、それこそサプライズとしてジャーン!と流して

『あぁ、みのるの中でのこの試合の裏テーマはUWFだったのか!?』

と唸らせてほしかったし、ついでにバックステージorブログで垣原さんへのエールを送ってほしかったし。

もしかしたらこの事態は、ネット配信の新日本プロレスワールドで1986〜7年当時のUWF勢関連の試合があまりupされていない(らしい)影響もあるなのかも知れませんが…ねぇ。

これはあくまで僕個人の見解なので悪しからず(爆)と前置きをして書けば、

僕以外のUWFに思い入れがある皆さんがですね。

あのUWFのテーマが、佐藤光留が全日本での通常の試合の入場時に使われているだけでも違和感があるのに、

今回に至っては新日本のビッグショーの演出の一部…

しかも金原の興行の締めで

『UWFはまだまだ死んじゃいねぇぞ!』

と吠えた みのるの試合の演出の一部になってしまい、

挙げ句の果てに、そこまでライト層が中心だったであろうドームの観客に余韻を与えなかったという現実は、どう思われましたか?ということで。

ちなみに、昨夜僕は佃さん相手にこの辺の感情を一気に喋りましたが、これといった反応は特にありませんでした。Uは遠くになりにけり(苦笑)

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◆中邑vs飯伏

マイケル・ジャクソンに加えて、紅白の小林幸子の要素も取り込もうとしている中邑の入場だけでも度肝を抜かれた感があるのに、肝心の試合も

『こりゃ、早くも2015年のベストバウトが内定してもーたかも知れんなぁ。白旗』

という感じで、中邑が灰になるという言い方をしていたのも、

バックステージで飯伏がキ●ガイの単語を何回も口にしていたらしいのにも納得させられる、ただただ価値観がブッ飛ぶ無茶苦茶な試合でしたね。

これぐらいハードな試合は、幾ら新日本でも年に何回も組まれそうに無いが故に余計にレアなものが観れた印象が強い。

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普段の中邑の試合はほとんど観てないから断定はできませんが…と書いておきますが。

昨年は、ファレとのシングルを嫌というほど見せてくれた中邑がですね。

飯伏のスワンダイブ式投げっぱなしジャーマンのシーンと中邑のムーブのパクリを筆頭にして、

尋常でないぐらいの身体能力の高さと、平成のプロレスごっこ感満載の発想力を引き出した上で、

ほぼ普段通りの試合運びで堂々と飯伏を迎え撃ち粉砕したのは、たぎったし しびれたなぁ。

ベタですが、それぐらいしか言葉が出てこないなぁ。

すっかり ごちそうさまでした状態、やなぁ…。

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◆棚橋vsかずちか

直前の中邑vs飯伏がやらかしてしまった?余韻を消しつつメインを締める為には、あれぐらいの時間が必要だったんだという見方もできますが、それでも試合時間が長過ぎましたね。

『棚橋も、あれだけ徹底して かずちかのヒザを攻めるならばテキサスクローバーにこだわる手もあったのでは?』

という不満は正直ありますが、両者のフィニッシュムーブにこだわりつつ、フィニッシュムーブが出ても なかなか終わらない攻防自体は評価したいけど、いかんせん中邑vs飯伏が強烈だったからなぁ…

二人の試合中なのに何故か、WWEがPPVのメインの直前にディーバの試合を組み入れるのは、こーいう事態を常に想定しているからなのかなぁ?とか考えたし…

とにかく、プロレスは難しい・興行は難しいってことで。

最後に。

本当に涙が流れていたかはどうかわかりませんが(汗)かずちかがあーいう負け方をした上で、あれだけ落胆する姿を客前でさらけ出して中邑vs飯伏の無茶苦茶さと棚橋快勝の余韻を消そうとしつつ、

観客とマスコミの目線と関心を自分の方に向けさせようとして、

棚橋の『IWGPは遠いぞ!』のマイクが滑った様にも見せたのは、すげえなぁって思った。

もし、かずちか以外がドームであーいう事をやったら『早く帰れ!』って言われそうですもんね。

かずちかが、来年のドームに向けてどう巻き返していくのか?

ないしは新日本が改めてストーリー作りの下手糞さを露呈して、春のトーナメントであっさり巻き返していくのかは見守っていきたいですね。

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